長崎の春は橋巡りの旅へ♪おすすめドライブコース3選
島や半島がたくさんある長崎県。本土と島、半島をつなぐ橋は、個性的な美しさがあり、風土や歴史と切り離せない物語を持っています。春、橋巡りの旅に出かけてみませんか。
桜に彩られたうず潮の眺望を、新旧2つの「西海橋」で
桜の季節は、針尾島(佐世保市)と西彼杵半島(西彼市)を結ぶ新旧2つの西海橋へ。国道202号線には昭和30年完成の赤いアーチの西海橋(通行料無料)、西海パールライン(通行料 小迎~針尾 普通車100円)には平成18年完成のライトブルーの新西海橋が架かっています。
橋が架かる伊ノ浦瀬戸(針尾瀬戸)では、日本三大急潮のひとつであるうず潮を見ることができます。毎年、4月上旬(旧暦3月3日ごろ)に「西海橋春のうず潮まつり」が開催され、満開の桜を背景に、紺碧の海に描き出されるダイナミックなうず潮を楽しめます。
新西海橋の下には無料で渡れる歩道橋があります。途中にある小窓をのぞくと、うず潮を真上から見下ろせますよ。
歴史に触れたいなら、近くにある「旧佐世保無線電信所(針尾送信所)」へ。大正時代に作られた重要文化財の建物で、太平洋戦争開戦を告げる暗号電文を打電したといわれています。土日は見学できますよ。
フォルムの優雅さ、夜景の美しさで人気の「女神大橋」
大人のデートにおすすめしたいのが平成17年完成の女神大橋(通行料 普通車100円)。
愛称は「ヴィーナスウィング」。2つの主塔から斜めに直線状に張られたケーブルが羽根を広げたように見えることに由来しています。
駐停車禁止なので、橋の上からの眺めを楽しみたいのなら戸町側にある無料駐車場に車を止めて歩いて渡るのがおすすめです。
ライトアップされた姿がひときわ美しく、ランタンフェスティバルなど、イベント時期には特別なライトアップを楽しめます。ライトアップ期間は長崎県道路公社のHPで確認を。
「軍艦島クルーズ」、「長崎港めぐり」など、船に乗って海面から眺める女神大橋もすてきですね♪ また「長崎さるく」では、ときどき女神大橋を歩くプランを実施しています。詳しくはHPへ。
やまさ海運株式会社
長崎さるく
眺めて食べて♪海の楽しみを「平戸大橋」で満喫
西九州自動車道佐々ICから車で30分。平戸大橋は昭和52年に開通。平成22年より無料化されています。
鮮やかな朱色の吊橋で、メインケーブルの優美な曲線が印象的。平戸瀬戸の海の紺碧、周辺の山々の緑との美しいコントラストが楽しめます。
平戸大橋から、平戸城などの町歩きポイントはほぼ3km圏内。温泉に入るもよし、キリシタン遺跡を訪ね歩くもよし。観光する場所には困りません。
グルメさんにぜひおすすめしたいスポットは、本土側の田平町にある平戸瀬戸市場。1階の売り場には新鮮な魚や旬の地場野菜が山盛りです。2階では、海鮮丼や刺身などが、産地ならではのお手頃価格で味わえますよ。
ライトブルーの生月大橋、直線のラインが美しい伊王島橋も人気のスポット。街中では平成29年、130年ぶりに復活した出島表門橋もおすすめです。