住民の10倍以上が押し寄せるほど大人気!春の「離島音楽祭」2選
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住民わずか40人程度の島や集落に、10倍以上もの人が訪れる大人気の「離島音楽祭」。小さな島や集落で開催されるので、手が届きそうな場所でミュージシャンのライブを楽しめます。その土地出身でメジャーデビューしたミュージシャンから、全国的にも人気の超有名ミュージシャンまで出演。その盛り上がりは、年間最高といっても過言ではないでしょう。そんな離島音楽祭の中でも、特に人気の2つをご紹介。要チェックです!
「船浮音祭り」は船でしか行けない船浮集落で4月中旬開催!
同じ島なのに、その集落まで行く道が一切ありません。沖縄でも南に位置する八重山列島の西表島には、そんな珍しい「船浮(ふなうき)」という集落があります。この集落へ行く交通手段は船のみ。船浮集落では、船がマイカー代わりとなっていて、日用品の買い物も船に乗って出かけます。
そんな離島中の離島のような船浮集落は、人口約45人。西表島の中でもとても小さな集落です。そんな小さな集落で、毎年4月中旬に人気の音楽祭「船浮音祭り」が開催。集落住人の10倍以上の観客が訪れます。
人口約45人の集落に来場者約600人! 集落出身のミュージシャンが企画・出演!
「船浮音祭り」は人口約45人の集落に、2017年にはその10倍超の約600人の来場者が訪れました。人気の理由は、出演ミュージシャンにあり。実は「船浮音祭り」はこの集落出身の有名ミュージシャン・池田卓さんが企画したもので、確実に彼は出演してくれます。
手作り感満載の音楽祭ですが、逆にそれが小さな集落ではマッチし、雰囲気ものどかで、まさしく離島の音楽祭の雰囲気。また、集落の先には絶景ビーチこと「イダの浜」があり、音楽祭がてらに海水浴やシュノーケリングも楽しめます。音楽祭が開催される4月は、既に海水浴シーズンになっているので、気軽に泳ぐこともできます。
ただし、この船浮集落へ行くまでが大変!まずは、石垣島まで飛行機で移動し、石垣島から船で西表島へ移動。さらに、西表島内でも船浮行きの船が出る港まで移動し、船に乗ってようやく船浮集落へたどり着けます。移動だけでもこれほど大変なのに、こんなにもたくさんの人が集まるということは、それだけ魅力がある証拠です。
2018年の開催日は4月21日(土)に決定しています。入場料は500円(中学生以下は無料)。池田さんの公式サイトによると、今年のゲストは上間綾乃さん、司会は津波信一さんです! 楽しみですね!
「鳩間島音楽祭」は人口約40人の小さな離島で毎年5月3日開催!
船浮集落の人口は約45人でしたが、「鳩間島音楽祭」は島全体の人口が約40人という、まさに小さな離島で開催される音楽祭です。鳩間島へは西表島から船で約15分、石垣島からだと直通便で約45分で往来できるので、意外と気軽に渡ることができる離島です。
TVドラマ『瑠璃の島』のロケ地にもなった島で、そのタイトル通り、島の周りには瑠璃色の海が広がる離島です。そんな島で、毎年「5月3日」に音楽祭が開催。島民約40人の島に1000人以上の来島者が押し寄せます。そのため、この音楽祭に合わせて船の臨時ダイヤも組まれるほどです。
島民の30倍以上の来島者! 人気の理由は超有名ミュージシャンの出演!
2017年の「鳩間島音楽祭」では、人口約40人の島に島民の30倍以上の約1300人が来島。まさに島が一番の盛り上がりを見せる日となりました。もともとは同島在住の加治工勇さんらが中心となって始めた手作りの音楽祭で、20年以上の歴史があります。
人気の理由は、この音楽祭にも必ず全国的にも有名なミュージシャンが出演するからです。今年の出演者は未定ですが、昨年は宮沢和史さん、夏川りみさんが出演しています。
さらに、そんな超有名ミュージシャンのライブを、手が届きそうな場所で見ることができるのは、おそらくこの音楽祭ぐらいでしょう。しかも、ライブ会場のすぐ脇には、瑠璃色の海が広がっており、海水浴もできます。
一周約3kmの小さな島なので、歩いて島巡りもできます。また、島にはプライベートビーチ感覚を味わえるビーチが何ヵ所もあり、目のさめるような瑠璃色の海を一緒に楽しめるのも「鳩間島音楽祭」の魅力です。5月3日の鳩間島は要チェックです!(入場料:1000円)
小さな離島や集落で行われる音楽祭、いかがでしょう? 人口の何倍もの人が訪れるだけあって、人気の高さが伺えます。しかも、有名ミュージシャンのライブを、至近距離で楽しめるなら、移動が大変でも行く価値は十二分にあることでしょう。