LIFE

《費用・間取り付き》壁を変えただけでガラリと変化、リノベ3事例

3000円でかなうコト 松山 真介

《費用・間取り付き》壁を変えただけでガラリと変化、リノベ3事例

目次

住まいの中で大きな面積を占める壁。ちょっとこだわってみると、空間の印象がガラリと変わりますよ。

今回はリノベエステイト代表・一級建築士の松山真介さんに、壁の装飾、ウォールアクセサリーを取り入れたリノベーションの事例を紹介してもらいました。

▼関連記事
《間取り付き》中古マンションをリノベーション!大人の趣味部屋3つ

【事例1:総工費約2000万円】有孔ボードで見せる収納と空間にアクセントを

最初の事例は、築45年115㎡の戸建てをリノベーションしたケース。

《リノベ前後の間取り図》
リノベーション前の図面

リノベーション後の図面

リノベーションにかかった費用は、1㎡あたり約18万円です。

玄関周りに小物類が多いという施主のために、松山さんが提案したのがこちら。玄関の壁の一面を有孔ボードにし、フックを取り付けました。見せる収納で玄関周りもすっきり、空間のアクセントにもなります。

リノベーション後の玄関

有孔ボード

これなら、細かいものも行方不明になる心配がありませんね。

有孔ボードとは、ご覧のとおり小さい穴が空いた合板のこと。吸音効果もあり、防音室で使われることもあります。学校の音楽室で使われていたという記憶がある方もいるでしょう。

リノベエステイトショールーム

リノベエステイトのショールームでも、ディスプレイに活用しているそうですよ(上写真)。有孔ボードは91cm×182cm(およそ畳一枚分の広さ)で3000円くらいから、フックは100円くらいからと、お手ごろです。

洗面所

さらにこちらのお宅では、洗面室や玄関の壁に構造用合板を使用しています。住宅の壁というと、石こうボードに壁紙を張るというのが一般的な仕上げですが、こちらは木の温かみを感じますね。合板の印字もあえてそのまま使っているそうです(洗濯機横)。

リノベーション後 玄関下

こちらは玄関です。壁にねじを打てるので、掃除機を壁にかけてスタイリッシュに収納できました(写真左側)。しかも、これなら使いたいときにすぐに使えますね。

松山さんによると、「せっかく壁かけ式のコードレス掃除機を買ったのに、壁に耐荷重がないため壁かけできない」というお悩みの声を聞くことが意外に多いとのこと。

ほかにも、壁に棚板を付ける、絵をかけるなど、壁面の演出を簡単にできるため、構造用合板はおすすめなんだそうです。

【事例2:総工費約1000万円】広々とギャラリーに住むように暮らす

次の事例は、3LDK・67㎡のマンションを1LDK+ WIC(ウォークインクローゼット)のオープンな間取りにリノベーションしたケースです。

《リノベ前後の間取り図》
BEFORE
リノベーション前図面
AFTER
リノベーション後の図面

リノベーションにかかった費用は、1㎡あたり約15万円です。

リノベーション前のリビング

こちらがリノベーション前のLDK。

リノベーション前のリビング

リノベーションでこんなふうに変わりました!

施主は、ポップアートのコレクションが趣味。家具もビビッドな色づかいのものをお持ちでした。そこで、絵や家具が主役になるように、あえて白い壁と無垢の床材でシンプルに仕上げました。

リノベーション前の和室

リノベーション前にあった和室は、下写真のように白を基調としたおしゃれな寝室に。

リノベーション後の寝室

寝室の壁の一面は、壁紙を張らずコンクリートのままにして空間のアクセントに。間接照明とピクチャーレールを付けて、絵を飾っています。

ピクチャーレールとは、カーテンレールのように取り付けて額縁をかける金物で、フックを動かせば好きな位置に絵を飾れます。1mあたり5000円くらいから、インターネットやホームセンターでも販売されています。

リビングから寝室をみる

こちらはリビングルームから見たベッドルームです。ガラスのショーケースの中に絵が飾られているよう。家全体がギャラリーのような空間です。

【事例3:総工費約1000万円】存在感のあるヴィンテージのドアをアクセサリーに

最後は3LDK・82㎡のマンションを1LDK+WICにリノベーションしたケース。

《リノベ前後の間取り図》
事例3の間取り

リノベーションにかかった費用は、1㎡あたり約12万円です。

リノベーション後リビング

こちらのリビングルームでとりわけ存在感を放っているのが、この写真左のドア。

施主はもともと古いものがお好きとのことで、リノベーションにあたり、ヴィンテージのアイテムを取り入れたいというご希望がありました。そこで、フランスの古い木製のドアをインターネットで取り寄せました。

ビンテージの扉の向こうは広いクローゼット

WICとの間を仕切るドアとして使っています。こうしたヴィンテージのドアは、大きさや状態により値段はさまざまですが、10万円くらいからあるそうです。

リビングルームの棚

そして、リビングルームには棚板が作り付けられています。おしゃれなディスプレイですね。実は、この棚板にもこだわりが。北米の古い小屋や住宅を解体したときに出る古材を加工したバーンウッドを使っています(バーンとは“納屋”のこと)。

「こういったヴィンテージの素材って、そのものに物語がありますよね。古いドアやバーンウッドというアクセサリーを壁に付けて、自分たちの生活を彩っているんですね」(松山さん)


パッチワークのようにいろいろな素材を使って個性を出したり、あえて全部同じ素材でシンプルに仕上げてインテリアを引き立てたり。さまざまな壁面の演出方法がありました。ぜひ参考にしてみてくださいね。

※【画像・間取り図出典元】いずれも「リノベエステイト」

▼関連記事
《間取り付き》中古マンションをリノベーション!大人の趣味部屋3つ

App store
Google play