「WEEKENDER」シリーズで、ダッチオーブンを気軽に!
「WEEKENDER」という、今秘かに話題を集めるダッチオーブンシリーズがあります。作っているのは、福岡県八女郡広川町にある吉田木型製作所のプロダクトブランド「(READYMADE)PRODUCTS」(久留米市)。人気の秘密や製作の背景など、その独特の魅力に迫ります。
本格的なダッチオーブンを気軽に家庭でも楽しむために
スキレットに始まった鉄鍋ブームの究極ともいえるダッチオーブン。
焼く、炒める、蒸す、煮る、揚げるとあらゆる料理に使える上、圧力鍋の効果があり、無水調理や燻製も・・・と、まさに鋳鉄製の万能鍋です。
肉や野菜のロースト、カレー、キッシュ、アヒージョ、炊き込みご飯・・・と、なんでも作れてしまいます。
もともとはキャンプ用品ですが、その便利さ、料理の味わい深さで家庭料理にも使えると評判。
おなじみのル・クルーゼやストウブなどの鋳物ホーロー鍋は、よりキッチン用に進化したモダン・ダッチオーブンと呼ばれるものです。
WEEKENDERシリーズは、本来のダッチオーブンの趣をそのままに、外でも家でもどちらでも使いやすいように様々な工夫がなされています。
長く愛用できるこだわりのダッチオーブンとは
まず一番のポイントは、コンパクトなので気軽に使えること。入れる食材を選ばず、BBQコンロの上でも邪魔にならなくて食卓に置いても違和感のない絶妙な大きさです。
蓋だけでもスキレットとして使用でき、またスタッキングも可能と機能性もバツグン。シリコン耐熱塗装が施されているので、シーズニング(初回使用時の腐食防止作業)が不要なのも嬉しいですね。
そして上下からの炭火での加熱はもちろん、ガスやIH調理も可能とかなり便利です。
何より特筆すべきはその優れたデザイン性。
シンプルで飽きのこないミニマルなフォルムは、スクエア(長方形)とラウンド(丸)の2タイプがあり、蓋にデザインのある「Pattern(柄)」と、フラットな「Solid(無地)」の2種類から選べます。
パッケージも洗練されていてとてもオシャレ。贈り物にも喜ばれそうです。
WEEKENDER
1万5120円(税込)/スクエア:幅26.5cm×奥行11.5cm×高さ(蓋含む)6.5cm、満水容量700ml/ラウンド:幅20.5cm×奥行17.5cm×高さ(蓋含む)12cm、満水容量1200ml
キーワードは「型から生まれるプロダクト」・・・進化していく型屋へ
WEEKENDERシリーズは、構想から4年かけ2014年にリリースされました。
吉田木型製作所は、昭和10年に久留米で創業したあらゆる型作りの老舗。今回、製造業ながら製造・企画・販売までを自社で行うことに初めてチャレンジしました。
熟練の技術と、現在常務を務める吉田いずみさん、ブランディングを務めるデザイナーの中垣幸成さんの感性が融合して、精度の高い機能美に優れたダッチオーブンを実現させています。
密閉させることで新鮮な食材の旨みを凝縮させる料理に仕上がるため、クオリティは何よりも大事。
すべての人の妥協しない姿勢が、こだわりの上質な「モノ」を生み出した原動力と言えそうです。
ほぼ食材と調味料を入れるだけの簡単さながら、見栄えもよく美味しい料理ができるダッチオーブン。しかもこんなオシャレなデザインの道具があれば、気軽に上質な食卓を演出できますね。普段はもちろん、週末の集まりや今流行のグランピングにもピッタリ!日々の生活を素敵にランクアップしてくれそうです。