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加湿器なしでもOK!お金をかけずに今すぐできる冬の乾燥対策6選

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加湿器なしでもOK!お金をかけずに今すぐできる冬の乾燥対策6選

【画像出典元】「ADragan/Shutterstock.com」

冬に風邪やインフルエンザが流行する大きな理由の一つとして、空気の乾燥があります。また、乾燥は、肌荒れや脱水症状といったトラブルを引き起こす可能性も。ここでは部屋の乾燥が招くトラブルと、加湿器がなくてもできる部屋の乾燥対策をご紹介します。

乾燥することによるリスクとは?

病気の女性
【画像出典元】「Dragana Gordic - stock./Shutterstock.com」

冬は、1年を通じ最も乾燥するシーズン。乾燥かつ低温下では、風邪の原因となる細菌やウイルスが活性します。さらに口や鼻、のどが乾燥すると、潤いのない状態となりバリア機能が低下。この状態で、増加した細菌やウイルスを吸い込むと、風邪を発症しやすくなります。

このほかにも、以下のようなリスクがあります。

・ドライアイになる
・乾燥肌になる
・静電気が起こる
・火災が発生しやすい

部屋の乾燥対策のポイントは?

湿温度計
【画像出典元】「New Africa - stock.adobe.com」

部屋の適正な湿度は、40~60%とされています。40%を下回ると乾燥し細菌やウイルスが活性化、60%を超えるとカビなどのリスクが高まるため、室内では40~60%の間の湿度になるよう調節しましょう。

しかし、冬場12~2月の湿度は、50~60%弱程度。これは屋外の湿度なので、エアコンなどの暖房器具を使う室内はさらに湿度が下がり、40%を下回ることも少なくありません。

そこで必要になってくるのが、湿度計やアプリなど。湿度計で測りつつ湿度を調節するのが最も正確ですが、自宅にない場合は、天気予報アプリなどを活用して湿度をチェックし、外気の湿度に合わせて部屋を加湿するのも方法の一つです。

今すぐにできる!部屋の乾燥対策6選

部屋の乾燥対策には、お金をかけずにできる方法もたくさんあります。主な6つの対策をご紹介しましょう。

①お湯を沸かす

ストーブとやかん
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ガスコンロ、ストーブなどを使ってお湯を沸かす方法です。簡単な方法ではありますが、すぐに湿度を上げたいときなどに役立ちます。ただしストーブの上にやかん・鍋などを置く場合は、置いてよいタイプのストーブか必ず確認してください。

②濡れタオルや洗濯物を部屋干しする

部屋干し
【画像出典元】「PhotoAC」

冬場は洗濯物を部屋干しすることで、室内の乾燥対策になります。寝る前には、タオルを濡らし、部屋にかけておくだけでも一定の効果があります。

③お湯を入れたグラスを置く

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沸騰したお湯をグラスに入れるだけで、水蒸気で部屋を加湿できます。部屋全体を加湿するのは難しい方法ですが、自分の周りだけ加湿したいというケースにはピッタリです。

④窓や床を水拭きする

バケツと雑巾
【画像出典元】「PhotoAC」

濡らしたモップで窓や床を水拭きすると、表面に水分が残り、部屋の中を加湿できます。部屋もきれいになり、一挙両得な方法です。

⑤観葉植物を置く

観葉植物
【画像出典元】「PhotoAC」

植物は、水分を葉から放出する「蒸散」を行っています。これにより、ある程度の加湿が可能です。葉が大きいほど放出する水分が多くなるため、加湿のために取り入れるなら葉の大きい植物を取り入れましょう。

⑥ペーパー式の加湿器を置く

ペーパー加湿器
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水を入れたグラスの中に紙を入れ、紙の水分が気化することで加湿する方法です。長く水につけておく加湿の方法は、カビなど心配ですが、ペーパー式の加湿器ならコストも抑えられ、1週間に1回などこまめに交換可能です。

電気を使う加湿器がなくても部屋の乾燥対策は十分に可能?

加湿器
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家電の加湿器以外で部屋を加湿する場合、加湿する効果が高いのは、お湯を沸かすことです。しかし、夜間などはそうもいかないでしょう。先ほど紹介した6つの方法のうち、「お湯を沸かす」以外の複数を組み合わせてみるのがおすすめです。

乾燥は、風邪、肌トラブル、ドライアイなどの体のトラブルのほか、火事といった大きな事故につながることもあります。加湿器はもちろん役に立ちますが、代わりになる方法やアイテムも多いので、ぜひ今回の記事を参考にして自分に合った乾燥対策を行ってくださいね。