幸せな日の花束を色鮮やかにキープ♪ 思い出も楽しめる4つの方法
誕生日、プロポーズ、結婚式、出産・・・。幸せな一日に大事な人からもらった花束は、ずっと鮮やかな色のままでとっておきたいですね。特殊な乾燥法でボトルフラワーや3D立体額などに加工するサービスもありますが、自分で手作りするのもいいものですよ。暮らしで楽しめるように、思い出の花束を美しい姿のまま保存する方法を4つご紹介します!
部屋に飾る~フレームにちりばめて押し花アート
押し花は花の美しさをずっと留める王道の保存法。花束から、咲き始めたばかりの状態のいい花を選んで、押し花を作ってみてはいかが。
押し花作りのポイントは、水分をなるべく早く抜いてしまうこと。水分が少なく花びらが薄い花が向いています。サクラ・ポピー・カスミソウ・ミモザ・コスモス・バラ・サルビア・アジサイ・ダリア・スターチスなどがいいですよ。バラのような立体的な花は分解して別々に乾燥させたあと、構成すると美しく仕上がります。
基本の作り方
1) 薄紙(ティッシュなど)を広げて花をのせ、その上に薄紙をかぶせます。
2) 乾燥シート、もしくは紙の束(電話帳、辞書、新聞紙など)にはさみます。
3) ビニール袋に包んで空気を抜き、さらにビニール袋に入れて空気を抜きます。
4) 古雑誌など5kgくらいの重石をのせます。
電子レンジを使った作り方
1) 適当な大きさの段ボールにキッチンぺーパーをのせて花を置きます。
2) 花にキッチンペーパーをかぶせ同じ大きさに切った段ボールをのせます。
3) 輪ゴムで留めて電子レンジに入れ、皿を重石にして600Wで40秒~1分くらい加熱します。
4) 押し花をゆっくりはがして乾燥させます。
できあがった押し花をフレームに入れるとアーティスティックなインテリアになります。
身につける~UVレジンで作るかわいいアクセサリー
押し花にした花びらを、かわいいアクセサリーに変身させてみませんか? 100均でも買えるUVレジン液は、紫外線で硬化する性質があります。色鮮やかなままの花びらを包みこんで、最高の一日の記憶を美しいアクセサリーに変えてくれますよ♪
準備するもの
・UVレジン液
・押し花
・レジンを塗り広げる棒(筆の柄など)
・下に敷くシリコンマット
・ドライヤー
作り方
1) シリコンマットに花の形に沿ってUVレジンを塗り、貼り付けるように花を置きます。
2) 花の上にUVレジンをのせます。反り返りを防ぐなら量をやや多めに。
3) 花からちょっはみ出る程度にUVレジンを塗り広げます。
4) 気泡が入ったらドライヤーで温めながら棒でなでて消します。
5) 太陽光に当てて固めます。
6) 裏側にもUVレジンを塗って固めます。
7) はみ出した部分は、やすりで削り取れます。
フレームに流し入れて固める方法もありますよ。できあがったら、イヤリングやブローチなどのキットを使って加工してくださいね。
燈火と楽しむ~癒しの時間を作るボタニカルキャンドル
キャンドルに植物を閉じ込めて、花の形や色、香りを楽しむボタニカルキャンドルも、押し花とアロマオイルで作れます。そのまま飾っても、火をともしてもすてきです。つぎの記念日の夜をロマンチックに演出してくれそう。
準備するもの
・押し花
・ろうそく
・紙コップ
・鍋
・割り箸
・アロマオイル
・クレヨン
作り方
1) ろうそくを湯せんで溶かし、アロマオイルで香りをつけ、けずったクレヨンで着色します。
2) 割り箸2本を輪ゴムでとめ、芯をはさんで、紙コップの中心にたらし、1)を入れます。
3) 外側が固まってきたら押し花を貼り付けて、コップに戻して上にろうを流し入れます。
4) 完全に冷えたら取り出します。
愛用品にあしらう~UVレジンで作るスマホケース
文具に押し花を接着してトップコートでコーティングしたり、和紙で作ったしおりに接着してラミネート加工したりと、身の回りにある愛用品にあしらうのもいいですね。いちばん人気はスマホケースです。
準備するもの
・クリアなスマホケース
・押し花
・UVレジン
・棒
作り方
1) UVレジンをケース全体に薄く塗ります。
2) 押し花をのせます。ピンセットを使って調整すると上手にできます。
3) 太陽光に当てて乾かします。
4) 全体にUVレジンを塗って棒で広げます。
5) 1時間くらい乾かします。
気に入った保存方法はありましたか? 今回は手軽にできる押し花を使ったアレンジを紹介しました。このほかに、乾燥剤を使って作るドライフラワー、専用液で脱色してインク等で着色して作るプリザーブドフラワーなど、立体的な形を残したまま楽しむ方法もありますよ。いろいろ探してみてくださいね。