ひそかなブーム?歴史ある国宝であげる神前式
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新しい人生の門出となる結婚式。教会や結婚式場であげるのもいいけれど、日本の歴史を感じられる特別な場所で愛を誓う結婚式はいかがでしょうか?今、神社で挙式をあげる神前式がひそかにブームとなっています。その中でも国宝指定の神社となれば特別感も高まります。挙式をあげられる国宝および国指定重要文化財の神社をご紹介します。
幸運を呼ぶパワースポットで結婚式をあげるなら!青井阿蘇神社(熊本県)
熊本県で唯一の国宝、人吉の青井阿蘇神社では「御成婚報告祭」という神事として結婚式をあげることができます。地元では「青井さん」と呼ばれて親しまれ、パワースポットとしても知られている開運の神様。趣のある茅葺屋根は寺社としては珍しい建造物です。由緒正しい神前式では、新郎新婦も参列者も厳粛な空気に包まれ、新たな気持ちでスタートを切ることができます。
青井阿蘇神社での結婚式プランを用意しているブライダル会社も複数あり、フォトプランや食事会がついたプランなどを選ぶことができます。リーズナブルな価格も魅力です。神社に納める初穂料は3万円。それ以外に衣装・着付け代や食事会の費用などプランに応じた金額をブライダル会社に支払います。なお、結婚式をあげられた方には神棚が授与されます。
日本のよき伝統や歴史を感じながら、神様と大切なご家族・友人に囲まれて式をあげられたいお二人におすすめです。
日本三大八幡宮の貫禄と格式にあやかるなら!宇佐神宮(大分県)
全国に4万社以上ある八幡宮の総本宮であり、日本三大八幡宮のひとつ、宇佐八幡宮。本殿が国宝指定されており、九州の宝ともいえる神社です。九州に限らず、日本全国から結婚式のためにカップルが訪れます。本殿や門など建造物の朱色が美しく、白無垢の花嫁をひきたたせ、写真を撮るにもふさわしいロケーションです。
宇佐神宮での結婚式を扱うブライダル会社も複数あり、フォトプランや近隣での食事会・披露宴をセットにしたプランが用意されています。初穂料は5万円です。
ご祭神として広い神力を持つ八幡大神とともに安産・教育の母神である神功皇后が祭られているのも、これから家族を増やしたいお二人が結婚を誓う場としてふさわしいですね。
結婚式から披露宴までワンストップでお願いできる!筥崎宮(福岡県)
福岡県内には残念ながら国宝指定の神社はありませんが、(国指定)重要文化財の筥崎宮でも結婚式をあげることができます。設備の整った筥崎宮での結婚式は、年間挙式回数も多く、WEBサイトでの情報も充実しており安心してお願いすることができます。
筥崎宮での結婚式のメリットは、都心から近く、さらに本殿から徒歩で数分のところにある筥崎宮清明殿や筥崎宮迎賓館で披露宴を催せるという利便性。参列者に年配の方がいる場合などにも移動が苦になりません。初穂料は本殿式10万円、儀式殿5万円。筥崎宮ウェディングを利用した場合の挙式プラン(衣装・着付け・ヘアメイクつき)は23万円(税別)~です。
宇佐神宮とともに三大八幡のひとつに数えられる筥崎宮。厳格な神前式で気持ちを新たにするとともに、披露宴で多くの方から祝福されたいというお二人にぴったりです。
伝統の場所で伝統の衣装を身につけての結婚式!下鴨神社(京都府)
最後に、多くの神社仏閣が集まる京都で国宝指定され、世界遺産にも登録されている下鴨神社での結婚式をご紹介します。境内にある相生社は縁結びのパワースポットとしても有名で、全国各地からそのご利益にあやかりたい人々が訪れる下鴨神社。年間500組を超えるカップルが結婚式をあげます。
専属の「相生会」に挙式プロデュースやサポートをお願いできるほか、下鴨神社での結婚式を取り扱うブライダル会社も数多くあり、いろいろなプランを選ぶことができます。特筆すべきは、「十二単特別式」をあげられるという点。女性は十二単、男性は衣冠という日本古来の伝統的なコスチュームを身につけ、雅楽が流れる中で行う結婚式は感慨深く、忘れられない時間となるでしょう。初穂料は10万円。挙式プラン(衣装・着付け・ヘアメイクつき)は28万2000円(税別)~、十二単特別式は60万円(税別)です。
特別な日を、特別なシチュエーションで整えたいというこだわり派のお二人に検討していただきたいい神社です。
日本古来の伝統にのっとった儀式の重厚感や、神社という場所の神聖な空気に触れながら、家族になる重みを感じることができる神前式。しかも国宝級の場所となれば、一生の思い出に残ること間違い無しです。今まで参列したこともないから・・・という方も、ぜひ選択肢のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか?