一人暮らしを始める際に必要になる家電。物価高だけでなく家電の高機能化で価格が上がっていることもあり、一度に揃えるのは大変ですね。そこで注目したいのが家電のサブスクです。今回は、購入とサブスクの費用を比較。さらに、20代の一人暮らしにおすすめしたい人気の家電を紹介します。

手頃な価格で必要な期間、家電を借りられる「家電サブスク」

毎日の暮らしに欠かせない家電。以前は購入するのが普通でしたが、最近では必要な期間だけ家電を借りるサービスも人気です。

その中でもおすすめなのが家電のサブスク。リースやレンタルがあらかじめレンタル期間を決めてその料金を一括で支払うのに対し、サブスクは月単位で料金を支払うので、月単位で家電を借りることも可能。季節家電を必要な期間だけ借りることもできます。寒くなったら暖房家電を借りて、温かくなって不要になったと感じた時に返すということができるのです。

高価な高機能家電を手頃な価格で利用できるので、購入前のお試しに使う人も少なくありません。洗濯機や冷蔵庫などは汚れが気になってきたら交換して新しいものを使えるというメリットもあります。

購入とサブスクの費用を比較してみた

一人暮らしを始める際、購入とサブスクではどのくらいの費用の違いがあるのでしょうか。一人暮らしに最低限必要な冷蔵庫・洗濯機・炊飯器・電子レンジ・掃除機について、購入した場合とサブスクでレンタルする場合を比較します。

家電量販店で購入する場合

家電量販店で購入する場合、一人暮らしサイズの相場は以下のようになっています。

• 冷蔵庫　3万～5万円
• 洗濯機　3万～5万円
• 炊飯器　5000～1万円
• 掃除機　5000～1万円
• 電子レンジ　1万～2万円
• 合計　8万～14万円

サブスクを利用する場合

家電サブスクは初期費用なしの月額制の設定が多く、1カ月単位で料金が設定されています。新品で3カ月契約した場合の月額は以下のようになります。（参考：Rentio）

• 冷蔵庫　2800円～
• 洗濯機　4500円～
• 炊飯器　1800円～
• 掃除機　600円～
• 電子レンジ　1000円～
• 合計　1万700円～

家電を2～3点まとめて借りるとお得になるパックサービスもあり、上手に利用するとさらに負担を軽減できます。

購入がお得なケースとサブスクがお得なケース

一括で大きな費用負担が発生する購入と、月々の支払が発生するサブスク。長く同じ家電を使うと、サブスクより購入した方がいい場合もあります。購入とサブスク、それぞれがお得になるケースを考えてみました。

購入がお得になるケース

購入した方がいいのは、どうしても欲しいと思う商品が決まっている時や新品を使いたい時、1つの家電を長く使い続けたい時です。

サブスクサービスでは借りられる商品が決まっていますので、それが準備されていなければ使うことはできません。またサブスクでは、中古品のレンタルになることもあるので、中古でよいのであれば購入したほうが安くなることもあります。

また、サブスクにも長期利用割引サービスがある場合もありますが、3年以上使用し続ける場合は購入した方がお得になる可能性が高くなります。

サブスクがお得になるケース

サブスクを利用した方がいいのは、一人暮らしを始める時など初期費用を抑えたい時です。また、1年以内に引っ越す予定がある場合もサブスクで家電を借りた方が処分費用や引っ越し費用を抑えられます。

また、季節家電など一時的にしか使わない家電を使いたい時もサブスクがおすすめ。保管の場所もとらないのでお部屋を広く快適に使えます。

おすすめの家電サブスク3選

レンタル可能商品数や月額料金の手頃さで人気の家電サブスクサービスを3つご紹介します。

取扱い商品数が多く送料も無料「Rentio」

7100種類以上の家電をレンタルできるサブスクサービスです。往復の送料も月々のレンタル料に含まれており、キッチン家電だけでなく美容家電やカメラなどもレンタルできます。月額制プランのほか3泊4日のワンタイムプランもあり、旅行の時だけカメラを借りるなどの活用もできます。

おしゃれなブランド家電が揃っている「subsclife」

3・6・12・24カ月の設定で、ブランド家電から、中古・アウトレット家電まで幅広く商品を取り揃えているサブスクサービスです。海外ブランドの家電も多く、おしゃれで高機能な家電を気軽に使えます。返却時には回収手数料がかかりますが、使ってみたいブランド家電がある場合は、お試しで使ってみるのもおすすめです。

とにかく価格を抑えたい人におすすめ「Rent it」

必要な家電のセットプランなど、とにかく価格重視のプランが豊富なサービスです。整備したリユース品にはなりますが、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジの3点が月額2010円～など、初期費用を抑えたい方にはうれしいプランが用意されています。往復の送料もかからないので、月々の費用も抑えてサブスクを始めたい方にぴったりです。

20代女性の一人暮らしにおすすめの家電

価格を抑えて家電を使える家電サブスク。手頃な価格で使えるからこそ用意したい、20代女性の一人暮らしにおすすめの家電をご紹介します。

一人分のお湯をサッと沸かせる「電気ケトル」

やかんなどを使わずに必要な量のお湯を短時間に沸かせる「電気ケトル」は、料理をしない人にもあると便利な家電です。コーヒーだけでなくカップ麺を作る時にも使えます。一人暮らしなら1L以下の容量がおすすめです。

バルミューダ MoonKettle KPT02JP 温度調整付電気ケトル（月額2800円、税、往復送料込、Rentio月額制プランの場合）

パンだけじゃない！揚げ物の温め直しもおいしくなる「トースター」

トースターは食パンを焼くだけのものではありません。温度調節ができるコンパクトサイズのオーブン型ならピザやグラタン以外にも揚げ物総菜の温め直しにも使えます。

バルミューダ BALMUDA The Toaster K11A（月額2500円、税、往復送料込、Rentio月額制プランの場合）

大幅時短で自分の時間が確保できる「食器洗い乾燥機」

一人分なら手洗いしても時間がかからないと思いがちな食器洗い。毎日やっていると思っているより時間をとってしまいます。そんな家事時間の時短に貢献してくれるのが「食器洗い乾燥機」。コンパクトなサイズなら一人暮らし用のキッチンでも邪魔になりません。

siroca 食器洗い乾燥機 少人数向け（1～3人用）アドバンスシリーズ（月額2600円、税、往復送料込、Rentio月額制プランの場合）

服をかけたままでも使える「衣類スチーマー」

ブラウスのシワなど気になる時にサッと使える「衣類スチーマー」はコードレスタイプのものがおすすめ。ハンガーに服をかけたまま使えるので思い立った時にすぐ使えます。

Panasonic 衣類スチーマー NI-FS790（月額1800円、税、往復送料込、Rentio月額制プランの場合）

できるだけ出費を抑えたい一人暮らし。でも少しでも快適に暮らしたいという想いに家電のサブスクは応えてくれる強い味方です。気になる家電をレンタルして、心地よい暮らしを実現してくださいね。