2人目の子が欲しい夫婦に朗報! 働き方次第で子育ても老後も安心!(ライフプランの扉)
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こんにちは。「お金の専門家」の白浜仁子(しらはまともこ)です!
今回は、お子さんを2人欲しいと考える山中高志さん(仮名)のライフプランを紹介します~。
生まれた子どもがかわいくて、2人目もほしくなった男性から相談がありました
「5月に生まれた長男が、かわいくて仕方ありません。正直、そんなに子どもは得意でなかったのですが、こうも変わるものかと驚いています。できればもう一人ほしいのですが、私の給料でちゃんと育てられるか気になります。何か良いアドバイスを!」(山中さん)
ここで山中家の家族構成をご紹介しましょう。
~山中家のプロフィール~
夫:山中高志さん 37才
年収500万円(給与35万円/月、ボーナス80万円/年)
妻:礼香さん 32才
無職 第2子が小4になったらパートを考えたい
長男:和人くん 0才
※第2子:3歳ちがいで希望
現在の貯蓄額:411万円 など
山中家のライフプランをのぞいてみよう
それでは、第2子を迎える山中家のライフプランをのぞいてみましょう!
表①のライフプランで、真っ先に確認したいのが貯蓄残高^^。
貯蓄約400万円(表①-A)の山中家ですが、これによると
「お金が足りない!!」
・・・なんてことはなさそうです。
ただ、60歳時の約2200万円(表①-B)をピークに、その後も第2子の大学の授業料負担が数年続くこともあり、65歳時の貯蓄はなんと846万円(表①-C)。
これはかなりマズイ。。( ;∀;)
老後資金がかなり厳しそうな山中家へのアドバイス
そこで、まず頭をヨギルのが「節約」。。
確かに、1円でも安いものを探し走り回ったり、光熱費を節約したりも良いけれど、効果はスズメの涙ほど・・。
ましてや、
「もー、トイレの電気がつけっぱなし!」とか、
「ちょっとー! シャワー長くなーい?」とか、
口うるさく言いすぎるとイヤ~な空気になって、家庭が楽しくありません。(もちろんエコは大切ですが)
それより、健やかに!確実に!見直す方法があります。
それはずばり、収入を増やすこと!
つまり、もう少し働く!
「な~んだ、そんなこと」
とFPが大したことないように思われるかもしれませんが、何よりも効果は歴然!
それだけ働くって凄いんです!!キッパリ
山中夫妻の働き方改革!
例えば・・
高志さんの職場では、定年後の働き方が選べます。
もともと60歳以降は年間200万円程ののんびりした勤務体系(表①-D)を考えていましたが、ここは「わが子のため!」と、年金をもらうまではしっかり働くことにしたとします。礼香さんはパートの開始時期と退職時期を見直すことに。
<高志さん、定年後の働き方>
月18万円程度(年収約200万円・表①-D)を・・
⇓
年金をもらうまでしっかり働く(年収約400万円に・表②-F)
<礼香さんのパート>
45歳(第2子4年生)から55歳まで働く(表①-E)を・・
⇓
38歳(第2子が3歳時)から65歳まで働く(表②-G)
すると!!
表②のように、28年後、高志さんが65歳時の貯蓄額は約2200万円(表②-H)。
当初の貯蓄額約800万円から大きくアップです。
ここでは、礼香さんの働き始める時期を第2子が3歳時としましたが、実はこのタイミングは第1子が幼稚園の年長さんの時期でもあります。
あと少しで卒園なのに保育園に転園するのはかわいそう・・。
仕方ないから、幼稚園の延長保育を利用し、第2子は保育園に、なんてことになるかもしれません。
でも、そうなると送り迎えが大変・・(´;ω;`)ウッ…
それで大丈夫なのか(頑張れるか)、ご両親などの近しい人の手助けは受けられないか、
無理しすぎない無理のライン(笑)がどこかを話し合い、働き出すタイミングを決めたいところです。
ライフプランでわかる未来の山中家
このように、ライフプランは、どの時期にどんな状況か未来のわが家を想像できるのも醍醐味です。
恐るべしライフプラン!(〃艸〃)ムフッ
世の中は働き方改革がブームです。
夫婦もちょっと働き方を見直せば、第2子を迎え家族4人で思い出が刻めます。
また、礼香さんの社会復帰や高志さんの定年後の勤務は、お金のことだけでなく、仕事を通じて社会とのつながりを持ち続け、生きがいややりがいを感じることもできます。
また、生活のリズムを作ったり、夫婦の適度な距離感を維持することにも・・・
夫婦の働き方改革。
山中夫妻のライフプランを通じ、何か感じていただけたら嬉しいです。