FPおすすめ映画!「ハゲタカ」巨大中国資本との壮絶なマネー戦争他
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こんにちは、ファイナンシャルプランナーの中村賢司です。
だんだん涼しくなって来た秋の夜に、「お金」に関する映画鑑賞はいかがでしょうか?
銀行や証券などの金融界、株や投資の話はドキドキやハラハラがいっぱいです。
その中でも今回は、気軽に鑑賞できる邦画を3本紹介します。今年の秋は、FPの私がおすすめする映画を見ながら投資や金融などお金の知識を深めてください。
1.壮絶なマネーゲームが見どころ「ハゲタカ」(東宝/2009年公開)
【「映画 ハゲタカ(2枚組)」 DVD¥4,800+税 発行:NHKエンタープライズ 販売元:東宝】
まず1作目は、テレビドラマでも人気の「ハゲタカ」です。
真山仁さんの経済小説をNHKがドラマ化して高い評価を受け、2009年に東宝が映画化したものです。今年の夏には、テレビ朝日でドラマが放映されて話題となりました。主演の綾野剛、かっこ良かったですね。
さて、この映画は10年前のものですが、株式投資という観点からいつの時代でも通用するお話です。
かつて日本を買い叩いた外資系ファンド「ハゲタカ」と中国資本の投資会社が日本の自動車メーカーの買収をめぐり争うというストーリー。
株式公開買い付け(TOB)を、企業側からの目線、投資ファンド側からの目線で見ることができるので、舞台裏を覗いているようで最後まで目が離せません。
株式投資について興味のある方にはおすすめの1本です。
2.お金の知識が増える「ナニワ銭道」(東映/2014年公開)
【「映画 ナニワ銭道」 DVD¥4,700+税 発売元:東映ビデオ 販売元:東映】
2作目は、ちょっと変わった視点からお金について学べる「ナニワ銭道」です。
人気漫画「ナニワ金融道」の著者が書いたもうひとつのナニワ金融道が原作で、人気俳優の的場浩司と窪田正孝が出演しています。
お金に関する法知識に明るい「銭師」の的場浩司が、その知識を活かしてさまざまな問題を解決していくストーリーです。その銭師と行動を共にする窪田正孝の演技もとても魅力的です。二人の凸凹コンビがとてもコミカルで、笑える場面がたくさんあります。
大阪ミナミの繁華街が舞台で、まるで「ミナミの帝王」のような雰囲気の映画ですが、詐欺、借金、土地買収などについての法知識が学べる映画です。
日頃の生活に役立つ話題もあるので、見て損のない作品です。
3.株式投資の裏側に迫った「金融腐蝕列島『呪縛』」(角川/1999年公開)
【「金融腐蝕列島 呪縛」 DVD¥2,800+税 発売元・販売元:株式会社KADOKAWA】
最後の1本は20年前の映画ですが、これも大ヒットした名作です。
都市銀行と総会屋の不正融資疑惑を描いたもので、銀行と株式会社の裏側を覗き見ることができます。
当時社会問題となった事件をベースに作られた映画で、株式投資をしている人にはぜひ見てほしい作品です。
タイトルの通り、腐りきった大企業の組織内部の問題に触れており、過去からの問題や闇社会との呪縛から解かれることができるのか、最後まで目が離せません。
これから株式投資を考えている20代の方にも、ぜひ知っておいてもらいたい内容です。
金融腐蝕列島「呪縛」
https://www.kadokawa-pictures.jp/official/kinyu_jyubaku/index.shtml
監督:原田真人 原作:高杉良 出演者:役所広司 仲代達矢 椎名桔平
今回紹介した3本は、比較的見やすい映画を厳選しました。
全て邦画なので難しい言葉が出てきても、無理なく理解することができるでしょう。洋画でもお金の知識が得られる映画はありますが、お金について勉強したい場合は、まずはこの3本の邦画をご覧ください。