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「保険料貧乏で生活が苦しい」女性にFPが回答!

FPに聞きたいお金のこと 内山 貴博

「保険料貧乏で生活が苦しい」女性にFPが回答!

目次

《相談内容》 
「保険料貧乏です。保険屋さんの言われるままに、何ヵ所かに入っていて生活が苦しいです」(40代女性)

こんにちは。ファイナンシャルプランナーの内山です。今回は、保険料の支払いで生活が苦しい女性からのご相談です。

ご相談者に限らず、保険にたくさん加入したために生活が厳しく、貯蓄もあまりできていないという人は案外多いようです。保険は将来の不安を軽減、解消する大きな役割がありますが、そんな保険に加入し過ぎて、逆に不安が増幅するようではあまり意味がありません。“保険料貧乏”という自覚があるのであれば、一度重い腰を上げて行動に移してみてください。

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実はランチの選び方と同じ!FPがアドバイスする保険見直しの鉄則は?

お金のことで悩む女性
【画像出典元】「iStock.com/TatyanaGl」

かといって、いざ1つ2つ保険契約を解約しようとすると、「解約直後に入院するかも・・・」「もしガンになったら・・・」と、今までそれほど気にしていなかったことが気になることも。そして結局は契約を継続し、厳しい状況から抜け出せない方もいます。

それでは振り出しに戻ってしまいます。一度登り始めた山です。頂上でキレイな景色や達成感を味わうことなく、引き返すのはもったいないですよね?ぜひ頂上目指して、あと少し頑張ってください。

では、具体的な見直し方法についてお伝えします。

みなさんは、日々のランチはどうしていますか?
外食の方が「今日はこのお店!」と決めるときに、どうやって決めていますか?実は私は優柔不断で、30分以上ウロウロすることがあるのですが(汗)

でも、多くの方はきっと「今日は麺という気分。美味しそうなラーメンか、ちゃんぽんでもいいな。600円ぐらいで良さそうなお店ないかな」などと考えながら、オフィスを出るのでは?

ぜひ、生命保険もこの感覚を大切にしてください。保険料貧乏の人は、いろんなことが気になり、心配で、たくさんの提案を受けて契約に至っていると思います。いうなれば、毎日ホテルのビュッフェ形式のランチに行っているような状態かもしれません。

どうしても必要な保障を洗い出し、優先順位をつける

必要な保障を選ぶイメージ
【画像出典元】「iStock.com/masterzphotois」

まずは、どうしても「食べたいもの」つまり、必要な保障を洗い出してください。そのためには健康保険制度や会社の福利厚生なども調べてみるといいと思います。しばらく病気で休職することになっても、健康保険の傷病手当金がありますし、死亡した場合、会社に死亡退職金や弔慰金の規定があるかもしれません。

「どうしてもガンが心配で通院が長引くと大変。これだけは備えておきたい」
「身内が事故の後、長期自宅療養で大変そうだった。私はその状況だけは絶対に避けたい」
「これから数年教育費がピーク。もしものために死亡保障だけは最低限確保しておきたい」

人それぞれ優先順位は違います。「何が本当に心配で、必要か?」を考えて、優先順位の高いものから並べてみてください。

保険料の予算を決める。先に貯金と生活費を差し引いて考えよう

そして、あとは予算です。できれば手取りの1割~2割は貯蓄に回してほしいところです。よって、手取りが25万円の場合、仮に3万円毎月貯蓄をするとしたならば、自由に使えるお金は22万円。その中から、家賃・食費・光熱費、そして日々の生活を豊かにする趣味や交際費なども一定額確保し、余ったお金を保険料に回してみるのはいかがでしょうか?

優先順位の高い保険(保障内容)をいくつか書き出し、予算を決めれば、後はそれに従い金融機関や保険代理店などの担当の方に見直しをしてもらいましょう。
予算を先に伝えて、予算以上のオードブルの盛り合わせが出てくるお店はありません。保険も同様に、先にしっかり予算を伝え、その範囲内でより充実した盛り合わせを選んでください。シェフの腕次第というところもありますので、複数の提案を受け、検討するのも1つの方法です。

ここまでくれば頂上が見えてきました。
保険料が節約できて身軽になると、さらに高い山を登ることができますよ。どんどん上を目指して、上手に家計を見直してください。

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