20代の4人に1人が投資経験あり!何に投資して、平均額はいくらなの?
こんにちは FP(ファイナンシャルプランナー)の権藤知弘です。
ある資料によると「20代の4人に1人が投資をしている」といわれていますが、実際にはどのくらいの割合でしょうか?今回は、私の経験を中心に20代の投資について考えてみます。さらに、20代が資産運用で必ず知っておくべき秘訣やおすすめのポートフォリオや投資の金額についても伝授いたします。
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投資と投機の違いとは?
投資という言葉をずいぶんよく聞くようになりましたが、そもそも投資ってどういうことなんでしょう? 銀行の口座に貯金をしているけれども貯金じゃダメなんでしょうか?
そんな疑問に今日はお答えしていきたいと思います。
一言でいえば投資とはマネーゲームではなく、自分の将来に備えてお金を増やすための手段です。「将来のために資金と時間を使い、さらにリスクをコントロールしていく」のが投資です。
一般的に投資と聞くと、以下2つのことを思い浮かべたり、想像したりする方が多いと思います。
①金融商品等の売買を行い、売買による価格差の利益を得ること
②金融商品等を保有することで配当金等の利益を得ること
「投資」とよく似た言葉に「投機」という言葉があります。
例えば株式投資やFXなどのデイトレード、少し下火になりましたが仮想通貨の売買、このような金融商品は短期的な値動きから判断して売買を行い、売買による価格差で利益を得ようとすることになります。これはどちらかというとマネーゲームの一種で、ギャンブル的な要素を伴います。
それに対し「投資」とは、長期的な成長や利益を見込んで出資をするもので、長期的にして初めて投資といえるでしょう。もちろん資産価値が銀行の貯金とは違い上下をしますので、ある一定のリスクがともないますが、このリスクを上手にコントロールしていくことが重要です。
20代の4人に1人が投資経験あり!
ある調査によると20代の投資経験者は、4人に1人くらいという結果が出ているものもありますが、筆者の実感としては10人に1人くらいではないでしょうか。
以前は「証券口座を作る」のははかなり特殊なことでしたが、インターネット社会になりハードルも下がってきました。またNISAやつみたてNISA、iDeCoなど税金面でも有利な投資方法が導入されてきたことも大きいでしょう。ただし筆者の実感としては大部分の方が30代からスタートしているようです。
どんな投資方法をとるかはさまざまですが、個人投資家にとって最大の武器は時間です。そのことを考えると20代の方は今から始めると周りの方に差をつけることができますね。
年代別の投資経験者の平均投資額はいくら?
基本的には年齢層が上がっていくにつれて、投資の経験者も増えていっています。そうはいっても筆者のもとへ相談に来る方は大部分の方が投資未経験です。
すでに投資を行っている方は全体の2割~3割ぐらいだと思われます。
日本人にとって投資というのはなかなかハードルが高く、まずは銀行に貯金をしておくという方が大部分です。投資というのは場合によっては元本を下回る可能性もありますので、この部分でやはり抵抗が大きいようです。
30代の方が投資をスタートする場合、投資信託などを使って運用を始めるケースが大部分ですが、投資金額はおおむね1~2万円が多いです。これはまとまった資金をひとまとめに運用をスタートではなく、積み立てて投資をしていくことをおすすめしているからです。
FPが教える20代におすすめの投資とは?
投資とは基本的に余裕資金で始めるものです。ですので、仮に毎月1万円の貯金をしているのであればその金額の3割を投資信託等の積み立てに回すのはいかがでしょうか?
特に2018年1月からスタートしたつみたてNISAは最長20年の非課税運用ができ、毎月積み立てをしていくことができるのでおすすめです。
やみくもに積み立てるのではなく、よく調べてスタートしてほしいのですが、日本と世界に分散投資をするバランス型の投資信託を毎月5000円という決まった額で積み立て購入をしてみてください。
自身に最適なポートフォリオ(資産配分)を組み、1年経ったら資産価値がどのようになっているかを確認することで投資の効果がお分かりいただけると思います。
①安全な手法で資産を運用する (低リスク)
②淡々と継続して運用する (ほったらかし)
③生活費には手を付けず、精神的にも楽に運用する(積み立てが一番)
これが投資の秘訣です。
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