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貯金できない人必見!ゼロから始めるFPおすすめの貯金方法とは

ためる 中村 賢司

貯金できない人必見!ゼロから始めるFPおすすめの貯金方法とは

【画像出典元】「iStock.com/Rostislav_Sedlacek」

目次

こんにちは、ファイナンシャルプランナーの中村 賢司です。

自分や夫婦、家族の将来のために少しでも貯金額を増やしたいという人はたくさんいるでしょう。しかし、貯金ができない人が意外に多いようです。

では、どうすれば無理なく毎月貯金ができて貯金額を増やすことができるのか。今回はそんな貯金が苦手な皆さんに、どういう貯金方法がベストかについてファイナンシャルプランナーの目線からいろいろな貯金方法を紹介します。

貯金ゼロの人でも今から貯金をスタートすれば、いつかは目標とする貯金額が貯まります。なかなか貯金ができない人もこの記事を読んで、明日から貯金にチャレンジしてください。

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1. 20代、30代で貯金ゼロの人はどれくらいいる?平均貯金額は?

もしあなたが今、貯金ゼロだったとしても落ち込む事はありません。国が行った調査によると、20歳代で貯金がゼロの人の割合はなんと61%!30歳代でも40%の人が貯金額ゼロです。

だからといって安心してはいけません。貯金ができない体質から1日も早く脱却しましょう。

〈20代の貯金額〉
貯金0円・・・・・・・61.0%
100万円未満・・・・・12.2%
100~200万円未満・・・8.7%
200~300万円未満・・・4.3%
300~400万円未満・・・2.9%
400~500万円未満・・・2.5%
500~700万円未満・・・4.0%
700~1000万円未満・・・2.0%
※「家計の金融行動に関する世論調査(単身世帯調査)金融広報中央委員会2017年調べ【金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)のデータを抜粋】

〈30代の貯金額〉
貯金0円・・・・・・・40.4%
100万円未満・・・・・9.4%
100~200万円未満・・・7.3%
200~300万円未満・・・5.7%
300~400万円未満・・・3.2%
400~500万円未満・・・3.2%
500~700万円未満・・・4.6%
700~1000万円未満・・・5.9%

※「家計の金融行動に関する世論調査(単身世帯調査)金融広報中央委員会2017年調べ【金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)のデータを抜粋】

次に、貯金ができている人の平均貯金額は、20代で363万円、30代で1002万円でした。中央値は20代で170万円、30代では500万円です。貯金ができている人は、意外に貯めていますね。ただし、100万円未満の人の割合が20代、30代とも最も多くなっています。

〈20代の平均貯金額〉
100万円未満・・・・・31.3%
100~200万円未満・・・22.2%
200~300万円未満・・・11.1%
300~400万円未満・・・7.5%
400~500万円未満・・・6.3%
500~700万円未満・・・10.3%
700~1000万円未満・・・5.2%
※「家計の金融行動に関する世論調査(単身世帯調査)金融広報中央委員会2017年調べ【金融資産保有額(金融資産保有世帯)のデータを抜粋】

〈30代の平均貯金額〉
100万円未満・・・・・15.7%
100~200万円未満・・・12.3%
200~300万円未満・・・9.6%
300~400万円未満・・・5.4%
400~500万円未満・・・5.4%
500~700万円未満・・・7.7%
700~1000万円未満・・・10.0%
※「家計の金融行動に関する世論調査(単身世帯調査)金融広報中央委員会2017年調べ【金融資産保有額(金融資産保有世帯)のデータを抜粋】

続いて、1年間の収入のうち何%を貯金したかというアンケートでは、20代30代ともに平均的に約20%貯金したと答えています。その一方で、貯金ができないと答えた人が20代で19%、30代では16%もいました。最も割合が多かったのは、10~15%貯金したと答えた人でしたので、皆さん平均的には1割以上は貯金をしているという結果が出ています。

〈20代の収入に対する貯金率〉
5%未満・・・・・2.4%
5~10%未満・・・9.9%
10~15%未満・・・19.0%
15~20%未満・・・6.3%
20~25%未満・・・11.5%
25~30%未満・・・4.4%
30~35%未満・・・12.3%
35%以上・・・・・14.7%
貯金しなかった・・19.4%
※「家計の金融行動に関する世論調査(単身世帯調査)金融広報中央委員会2017年調べ【金融資産保有額(金融資産保有世帯)のデータを抜粋】

〈30代の収入に対する貯金率〉
5%未満・・・・・6.1%
5~10%未満・・・8.4%
10~15%未満・・・19.9%
15~20%未満・・・4.6%
20~25%未満・・・13.0%
25~30%未満・・・6.1%
30~35%未満・・・9.6%
35%以上・・・・・15.7%
貯金しなかった・・16.5%
※「家計の金融行動に関する世論調査(単身世帯調査)金融広報中央委員会2017年調べ【金融資産保有額(金融資産保有世帯)のデータを抜粋】

2.社会人で貯金ゼロでも大丈夫!さあ、貯金を始めよう!

通帳
【画像出典元】「iStock.com/utah778」

貯金がなかなかうまくできないという人の多くは、毎月のお金の流れを把握していない人が多いように思います。まずは自分の収入と支出をきちんと把握して、お金と向き合うところからスタートしていきましょう。
そして、これから紹介する方法にチャレンジしてみてください。

2-1. 複数の銀行口座を開設しよう

銀行の口座をたくさん持っている人をよく見かけますが、うまく活用できている人が少ないように思います。銀行の口座をうまく活用することで貯金額を増やすことができますので、それぞれの目的に合った口座として使うようにしてください。

まず銀行口座は、大きく分けて「使う口座」と「貯める口座」に分けましょう。そして、それぞれ「使う口座」と「貯める口座」用に2つずつの銀行口座を用意してください。

具体的に、1つ目の「使う口座」は毎月の電気代や携帯電話代、クレジットカードの引き落としなど固定費が振り替えられる口座として活用します。この口座には毎月給料が入ったとき、あらかじめ振り替えられる金額を計算しておき、その額を入金するようにしましょう。
2つ目の「使う口座」はそれ以外にかかる食費や日用雑貨や交際費など、やりくりしなければいけない生活費の口座にします。1週間ごとに使う金額を決めてこの口座に入れておき、1週間ごとその金額を引き出すようにしましょう。

次に「貯める口座」も2つに分けておきます。

1つ目の「貯める口座」は、年内使う予定がある費用を貯金する口座にします。車を持っている人であれば、税金や車検代など、旅行が好きな人であればその旅行費用、地方から出てきて仕事をしている人であれば実家への帰省代、恋人がいる人は誕生日プレゼントやクリスマスプレゼント代など、それほど大きくない金額を貯金するための口座として使います。10万円~20万円を目標に貯金していきましょう。
2つ目の「貯める口座」は数年後までにいくらかまとまった金額を貯金する口座にしましょう。独身の方であれば結婚費用や、車を持っている人であれば車の買い替え費用、マイホーム購入を考えている人はその頭金など、100万円~200万円を目標に貯めていきます。ボーナスが出たときは、ある程度まとまった金額をこの口座に貯金するとなお良いですね。

2-2. 強制的に定額貯金ができる仕組みづくり(先取り貯金)

貯金をする方法としておすすめの方法が「先取り貯金」です。毎月余ったお金を貯金しようとしてもなかなかうまく貯金できません。そんなときは強制的に貯金ができる仕組みを作ってしまうのです。
銀行の「積立定期預金」を利用すると良いですね。あらかじめ指定した日に指定した金額が自動的に口座から引き落とされ、定期預金に振り替えられます。

もちろん、普通預金よりも定期預金の方が少し金利も高めですが、ここは金利を期待するのではなく、毎月一定額を強制的に貯金する「先取り貯金」用の仕組みとして利用しましょう。目安はお給料の10%~20%。理想は給料の30%貯金ですが、初めは5%~10%を目標にスタートしてみてください。

2-3. 財形貯蓄を活用しよう

あなたが勤めている職場に、もし財形貯蓄制度があるのであれば、この制度を利用しない手はありません。貯金する方法として1番おすすめの方法は「給与天引き」です。
初めからその天引きされた金額は無いものと考え、銀行口座に振り込まれた手取り収入だけで生活するようにします。最近の財形貯蓄の金利はさほど高くないので、ここでも金利に期待するのではなく、強制的に貯金する仕組み作りのためにこの制度を利用しましょう。

2-4. その他の方法

その他にも「先取り貯金」で貯金する方法として、積立型の生命保険に入るという方法もあります。生命保険も口座から毎月引き落とされるので、知らず知らずのうちに貯まっていきます。ただし、生命保険は満期や払込満了前に解約すると元本割れをする商品が多いので、加入する前によく商品内容を確かめてから加入するようにしましょう。

もう一つ紹介する貯金方法は、とてもアナログ的な方法ですが、昔流行った500円玉貯金や壊さないと中身を出せない貯金箱を使うという方法です。これはとても有効な貯金方法で、毎日500円玉やその日もらったお釣りの小銭を入れるだけでも1ヵ月で結構な金額が貯まります。

3. 「一人暮らし」「夫婦」「共働き」の場合~それぞれに最適な賢いお金の貯め方

独身の人でも一人暮らしをしている人と実家暮らしをしている人では、その貯金する方法は異なります。また、夫婦でも共働きで二馬力かどちらか一方だけ仕事をしている一馬力かの違いにもよって、その貯金する方法は変わります。

3-1. 一人暮らしにおすすめの貯金方法

一人暮らしをしていると家賃や食費代で結構お金がかかるため、貯金ゼロという方が多いように思います。そんなあなたは、財形貯蓄や積立定期預金などを利用して、まずは10万円の貯金を目指しましょう。そのために交際費や食費などを少し節約して、毎月少しずつでもいいので貯金ができる体質にしていきましょう。

月々5000円だと1年8ヵ月かかりますが、頑張って1万円貯金できれば1年足らずで10万円が貯金できます。毎月のやりくりが赤字ギリギリでどうしても貯金ができないという人は、ボーナスが出たときには手をつけず、まとまった金額を貯金するようにしましょう。

3-2. 実家暮らしにおすすめの貯金方法

実家に暮らしていると家賃もかかりませんし、朝ご飯や晩ご飯も家で食べれば食費代も浮きます。毎月まとまった金額を貯めていくことができるので、100万円や500万円も夢ではありません。一人暮らしでなかなかお金が貯まらないという人は、一度実家に戻って節約生活をすることをおすすめします。

3-3. 共働き夫婦におすすめの貯金方法

共働きの夫婦の場合、どちらか一方の収入で生活をして、もう1人の収入は全て貯金するくらいを目指してください。

そのためにはお互いの収入をすべてオープンにして夫婦共有の銀行口座を作り、将来の目標を一緒に考えて、貯金する目的を共有できれば完璧です。そのためにも年に1度は夫婦会議を開いて、家計の収支や貯金額をチェックしましょう。

3-4. 一馬力夫婦におすすめの貯金方法

どちらか一方しか働いていない場合は、家事をまかされている人がしっかり家計を管理するようにします。夫婦で協力し合い家計を上手にやりくりできれば、必ず貯金額は増えるはず。

日々の買い物を少し工夫することで節約ができます。また、定期的に購入する日用品などはインターネットショッピングをうまく使いましょう。ウェブサイトによっては、週末や月末などセールをして割引額がいつもより大きくなったり、ポイントが10倍になったりしているので、情報収集を怠らずマメに行うようにしましょう。

4.  貯金できたら、次はお金を増やそう。貯金額別のおすすめ資産運用方法

資産運用
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貯金ができはじめたら次に、そのお金を増やすことを考えていきましょう。銀行に預けていてもほとんど金利はつきません。そこで貯金額別のおすすめ資産運用方法を紹介します。

・10万円貯金できたときのおすすめ資産運用方法

これぐらいの金額では、まだリスクを取った資産運用はおすすめできません。しかし、ほとんど金利が付かない銀行預金に預けておくのはもったいないですね。まずは、個人向け国債などを検討してみてはいかがでしょうか。また、キャンペーンなどで金利が少し高くなっている定期預金などもおすすめです。

・100万円貯金できたときのおすすめ資産運用方法

100万円貯まったらその半分は、少しリスクを取って投資信託などで運用してみるのはいかがでしょうか。とはいっても、株や不動産に投資しているリスクの高い投資信託ではなく、国内の債券に投資している投資信託がリスクも低くおすすめです。残りの半分は、先に紹介した個人向け国債やキャンペーンの定期預金など安全な場所に預けておきましょう。

・200万円貯金ができたときのおすすめ資産運用方法

ここでもまた半分くらいの金額は、少しリスクを取っていきましょう。少額投資非課税制度(NISA)は年間120万円まで投資できるので、まだNISA口座を作っていない人は証券口座を作ってみてください。

そして投資先は、マーケットを分散して国内外の債券や株式に投資している投資信託を購入してみましょう。分散投資は、資産運用の基本です。そして残りの半分は、これもまた先ほどと同じようにリスクがない定期預金や個人向け国債などに預けておきましょう。

貯金を増やすための賢い第一歩は家計の見直し。狙い目は「固定費」!

貯金額を増やしたいのであれば、支出を減らすか、収入を増やすか、資産を活用(運用)するか、この3つのいずれかの方法しかありません。なかなか収入が上がりにくいこのご時世、まず皆さんにやってもらいたいことは、家計の収支を把握してどこかに無駄がないかチェックすることです。

家計の見直しその1~「固定費」

その中でも、特に見直してほしい項目は「固定費」です。固定費とは、家賃や住宅ローンなどの住居費、携帯電話やインターネットプロバイダー料金などの通信費、生命保険や損害保険などの保険料のことをいいます。これらの固定費は一度見直すと翌月からもその削減効果が継続できるので節約効果は抜群です。

今の保険が必要なものかどうか、住宅ローンは自分のライフサイクルに合っているか、今一度考えてみてください。場合によっては金融機関の担当者(営業担当者)に相談してみるのも良いでしょう。

そこで自分の契約している保険やローンがどのようなものかを再確認してください。また進行中の資産運用が目的に合っているかどうかも見直してみてください。将来の収支予測を立てて、自分の人生に掛かる費用をご自身の目で確認しておくと、さらに良くなるでしょう。

家計の見直しその2~「やりくり費」

次に、日々の買い物などの「やりくり費」にも手をつけましょう。日々の買い物を切り詰めようとすると、どうしてもギスギスした生活になってしまうので、ここは家計簿をつけたりして楽しみながら節約するようにしてください。今まで家計簿をつけたことがない人は、明日からでも早速家計簿をスタートしてみましょう。貯金する方法の第一歩は、家計の収支をキチンと把握することです。それを肝に銘じて、これから始まる貯金生活を楽しんでください。


また、貯金を継続していくためには何のために貯金をしていくのか目的や目標が必要です。それがなければ頑張ろうというモチベーションが続きません。そのモチベーションを継続させるために必要なのがライフプランです。皆さんがこれから生涯にわたり使うお金は、いくら掛かるかご存知ですか?私たちの人生って、どれだけ費用が掛かるのでしょうか?

これをきっかけに一度ライフプランも考えてみてください。今後必要な生活費、住居費、保険料、レジャー費、教育資金、老後資金・・・等々。これらが明確になれば貯金の目的がはっきりするので、節約や貯金も楽しくできるでしょう。毎月コツコツ貯金することは、地道で遠い道のりのようですが、積み立てに勝る貯金方法はありません。資産運用するよりも確実に増えていきます。皆さんも今日から早速貯金を始めていきましょう。

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