FPが語る、バツイチ男性と結婚するなら絶対確認すべきお金のこと3つ
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こんにちは。「お金の専門家」FP(ファイナンシャルプランナー)の白浜仁子(しらはまともこ)です。
Wallet+ユーザー様からいただいた「FPに聞きたいお金のこと」に、私、白浜がお答えします。今回のご相談は、バツイチの彼と結婚を控えている30代女性のマネー相談です。
《30代女性Mさんからの相談内容》
「養育費を支払っているバツ1の彼と結婚を前提にお付き合いしています。気をつけておくことや、結婚前に確認しておいたほうがいいことってありますか?」
だれもが確認すべき結婚前のお金のコト
まずは、再婚かどうかにかかわらず結婚前に確認しておきたいことがあります。それは、お互いがライフプランをどのように考えているかということです。
たとえば、年に1度は旅行に行きたい、趣味のゴルフは続けたい、グルメなら外食の回数や予算、など日々の生活を連想させることです。その他にも、子どもは何人欲しいのか、どんな教育をしたいのか、マイホームや老後の過ごし方などお互いの夢や希望を確認しておきましょう。
これらは、身構えずに何気ない会話から価値観を共有できるでしょう。会話を通して、2人のライフプランに対するイメージが少しずつ形作られるのではないでしょうか。そして、それをかなえるのに必要なのがマネープランとなってきます。
前妻とのお金の取り決めはどうなってる?慰謝料から養育費の金額や期間まで
その上で確認しておきたいのは、前妻との取り決めです。今後、支払わねばならない慰謝料はあるのか、子どもの養育費の金額や支払期間などです。
これらは、今後のマネープランに大きく影響します。彼の後ろに見え隠れする過去なので、気持ちよく聞けるものではありませんし、彼も答えにくいかもしれません。でも、ずっと気になっていくことなので思いきって、結婚前に確認することをおすすめします。
婚姻期間中の厚生年金はどうなるの?すべてが彼のものではないことに注意
また、見落としがちなのが離婚時の年金分割です。彼が会社勤めなら、前妻に婚姻期間中の厚生年金を最大で1/2分割しなければならないという制度があります。
これは、夫婦で築いた財産として相手にも権利が認められるという考えからです。前妻の働き方にもよりますが、もし専業主婦だったなら、彼の厚生年金を半分相手が受け取るということになります。
ただ、前妻がこの制度を知らず請求をしていないということも考えられます。婚姻期間が長いほど2人の老後に影響するので、早めに確認をしておきましょう。
大切なお金のコト、でも切り出しにくければプロに頼るのも一つの方法
やっぱり聞きにくい・・こんなときは、ファイナンシャルプランナーにライフプランを作ってもらうのは一手です。なぜなら、ライフプランを作るときに前述のような内容をヒアリングしながら、マネープランを練っていくからです。お互いにとって大切なことを共有しながら、未来をコーディネートすることができます。
最後は、宣伝みたいになってしまいましたが……バツイチの彼との結婚に向けて確認しておきたいお金のことについて回答させていただきました。
お二人に素敵な未来が訪れますように♪