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これで交渉成立！取引先に好印象を与えるお中元の贈り方、NGな贈り方

ためる

2019.7.24 06:00 更新

【画像出典元】「iStock.com/kokoroyuki」

もし職場で取引先へのお中元の手配を頼まれたら、あなたはスムーズに対応できますか？お中元やお歳暮のマナーは、社会人の常識。また、仕事ができる人は「お中元」などの季節のご挨拶にも手を抜かないものです。

これまで特に気にしていなかったかもしれないお中元について、その意味や送る時期、相場の金額、おさえるべきポイントなどをサクッと解説します。

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お中元の正しい時期っていつ？お中元の基礎知識からチェック！

お中元にはいろいろなマナーがありますが、特に贈る時期は、地域によってさまざま。一般的には以下の時期です。

・7月1日頃～7月15日頃・・・関東、東北、甲信越、北陸（ただし、北陸の一部は7月15日～8月15日）

・7月15日頃～8月15日・・・関西、北海道、東海、中国・四国

・8月1日頃～8月15日・・・九州

沖縄は特殊で、7月13日～7月15日に伝統的なお盆の行事が行われます。7月14日にお中元を持参して親戚などを回るのが一般的。配送でのお中元もこの時期に合わせて送るのがベストです。日付は毎年変わり、2019年は8月13日～8月15日で新暦と変わりませんが、2020年は8月31日～9月2日と大きく異なります。必ずチェックしましょう。

お中元は基本的に持参がいちばんですが、遠方などは配送するのが一般的です。全国的にお中元の時期は早まる傾向にあるようですので、早めに手配しても問題ありません。もし遅くなりそうな場合は、のし書きを「暑中御見舞い」や「暑中御伺い」、「残暑御見舞い」「残暑御伺い」として贈りましょう。

お中元の相場金額やマナーは？気を付けておくべき注意点とは

【送る相手別の金額】
お中元を配送する場合、正式には贈る前に送付状を出すことがマナー。ハガキで贈り物の内容や到着時期をお知らせします。ネット上にはテンプレートも多くありますので活用しましょう。

取引先へのお中元の選定を依頼された場合は、上司から金額を指定されることが多いと思いますが、個人で贈る場合の一般的なお中元の相場もおさえておきましょう。

20代で贈る場合、通常であれば3000円前後、特にお世話になった方や結婚後にお互いの両親に贈る場合などは5000円前後が目安です。気を付けたいのは、お中元を1回だけ贈るのはNG。お中元を贈るのであればお歳暮も必要に。しかも数年間は贈ることになるので、過剰であればお歳暮だけにするとか、イレギュラーなら「御礼」として贈るのが無難です。

さらに、公務員や政治家など受け取れない職業もあったり、社内でのやり取りを禁止したりしている会社もあります。

【のし・水引は？】

御中元ののしがかかった贈り物の箱 — 【画像出典元】「iStock.com/kokoroyuki」

のし紙は、紅白の蝶結びの水引のものを使います。のしの上段に「お中元」「御中元」と書き、下段には会社で送る場合には社名と代表者の名前を書きます（個人の場合は個人名）。濃い毛筆で書くのが正式とされているので、重要な贈り物や、目上の方へ贈る場合は、できれば毛筆、それが難しければ筆ペンで書きましょう。

自分が喪中の時または喪中の相手に贈る場合は紅白の水引やのしは使いません。無地のかけ紙または白短冊に「御中元」と書き、四十九日が明けてから贈るようにしましょう。

【おすすめの品物は？】
贈る相手に喜ばれる品物を選びましょう。法人宛ては、多人数で分けることを考えて、小分けされた日持ちのするもの。焼菓子やドリップコーヒーなど常温管理ができて、手間のかからないものが親切です。

個人であれば、特に目上の人にはギフト券や靴・靴下・時計・文房具・下着などは失礼にあたるため避けます。食品の場合、相手のアレルギーや苦手なもの、好きなものをあらかじめリサーチしておき、喜ばれそうなものを贈りましょう。