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2019年は10億円が当たる?!意外に知らない年末ジャンボの謎

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2019年は10億円が当たる?!意外に知らない年末ジャンボの謎

【画像出典元】「iStock.com/Deagreez」

今年も年末ジャンボ宝くじの季節がやってきました。毎年買うという人も多い宝くじ、収益金の行方や還元率(売上に対し当選者に支払われた金額の割合)については意外に知らないものです。そこで今回は収益金の行方、当選確率など、年末ジャンボ宝くじの謎に迫ってみましょう。

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そもそも「年末ジャンボ宝くじ」って何? 

年末ジャンボ宝くじイメージ
【画像出典元】「iStock.com/nopparit」

宝くじはどうやって始まったのでしょう。日本のくじの起源は一説によると、1624年頃の箕面山瀧安寺(大阪府)といわれています。正月に参詣した人々が名前を書いた札を箱にいれ、その後僧が箱から名札を引いて、当たった人がお守りをもらったのがはじまりなのだそう。

今のように政府が管理する宝くじとなったのは、第二次世界大戦中のこと。「勝札」として発売されたものの、終戦によって「敗札」と呼ばれるようになったとか。

現在では総務省が発売を許可し、地方自治体が発売する仕組みになっています。中でもジャンボ宝くじと名がつくのは、「ドリームジャンボ」、「サマージャンボ」、そして「年末ジャンボ」の3つ。最近では「バレンタインジャンボ」、「ハロウィーンジャンボ」などもありますが、当選金額の大きさはこの3つにはかないません。

宝くじ売り場
【画像出典元】「PhotoAC」

宝くじの運営は、地方自治体が総務大臣の発売許可を得て、業務を受託銀行(みずほ銀行)に任せています。みずほ銀行は絵柄の選定、発行、広報、配送、抽選、支払いなど全ての業務を行います。

また、街中で見かける宝くじ売り場は、みずほ銀行の審査を受けてくじを発売しています。これらの売り場では、払い戻し等の業務も行い100円の宝くじで9%、300円の宝くじで6%の手数料を受け取っています。そして、支払い期間が終わるとその収益金を銀行が自治体に納めます。

諸経費を差し引き約40%が地方自治体の収益金として残るので、3000円分購入したとすると、1200円が地方自治体の収益になります。

宝くじの収益金は、どんなふうに使われているの?

仮画像
【画像出典元】「PhotoAC」

宝くじの収益金の使い方は、総務省ホームページに掲載されています。少子高齢化対策・防災対策などとさまざまですが、もう少し具体的にみていきましょう。

2011年には「東日本大震災復興宝くじ」が発行され、その収益金は東北を中心に道路や建物の復旧費用、補助金へ使われました。また、2018年の年末ジャンボの収益金は大阪府北部地震、西日本豪雨、北海道肝振東部地震の被災地支援で活用されています。また「東京2020大会協賛くじ」の収益金は、東京オリンピック、パラリンピックの運営費に使われることになっており、2019年年末ジャンボの収益金も、台風19号の被害を受けた地域への支援に充てられる予定です。

一攫千金を夢見て購入した宝くじが、復興支援などの役に立っていると思うと不思議な気がしませんか。

2019年年末ジャンボ宝くじ、当たる確率や本数、還元率について

「宝くじ公式サイト」によると、2018年の宝くじ還元率(売上に対し当選者に支払われた金額の割合)は、46.9%でした。

収益金の内訳
【画像出典元】「宝くじ公式サイト

2019年年末ジャンボに絞ってみてみましょう。
1枚300円で販売、合計4億6000万枚発行されますので、

4億6000万枚 × 300円= 1380億円

つまりすべて宝くじが売れると、売上総額は1380億円となります。それに対し当選金額として支払う金額は約688億円弱。

668億円 ÷ 1380億円= 0.498....

還元率は49.8%です。2018年の46.7%より少し上がってますね。次に期待値です。期待値とは統計学で使う言葉で、分かりやすくいうと「起こりうる値の平均」で、宝くじでは「平均してどれぐらい儲かるか」を示す数字のことです。宝くじは1枚300円、還元率が49.8%なので、次のような式が成り立ちます。

300円×0.498=149.4

期待値は約149円、全体で考えると300円買って半分は戻って来る可能性があるということになります。

年末ジャンボ当選数の表

上記は2019年年末ジャンボの当選金額と当選枚数。1等の当選金額と当選本数は7億円23本、1等前後賞(1億5000万円)もあわせると10億円という金額に。ちなみに1等の当選確率は0.000005%ほどですが、当選金額を考えるとやはり夢の宝くじといえると思います。

年末ジャンボの課題とは

【画像出典元】「PhotoAC」

ここ数年、宝くじは売り上げの減少が続き、2018年は前年に比べ6.9%の売り上げ減でした。主な理由としては、宝くじを購入する人が多い60代以降が年金生活に入ったこと、若い人たちの宝くじ離れなどがその理由とされており、政府はネットでの宣伝や販売に力を入れているところです。

災害の復興や地方自治にも役立っている宝くじはネットで購入できます。並ばなくてもいいので、気軽に購入できますよ!

宝くじ公式サイト 

 

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年末ジャンボ宝くじ発売日はテレビや新聞で大々的に報道されるので、「今年こそ当たるかも」と買いたくなってしまいますね。どうせ買うなら縁起のよい日や自分の好きな数字を選んで買ってみましょう。みなさんの宝くじが当たりますように。