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コロナウィルス騒動でマスク行列や買い占めは結局「ソンをする!」理由

「お金0.2から2.0まで」新しい経済のルールと生き方を考える 中村 修治

コロナウィルス騒動でマスク行列や買い占めは結局「ソンをする!」理由

【画像出典元】「iSyockcom/Lazy_Bear」

人類は、常にウィルスと戦ってきた。今回の新型コロナウィルスだって、きっと出口がある。終わらせるのか!?共生の道を選ぶのか!?人類の叡智を信じて粛々と生きていこうと考えている。

特に、日本人の抑制の効いた知恵には、期待したいところなのだが・・・どうやらそうでもないらしい。マスクが店頭からなくなる。トイレットペーパーがなくなると噂を聞いたら買い占める。日本人は、行列して買い占める。この矛盾した行動が「どんなにソンをするか!?」という理由を、経済学部出身のワタシ(中村修治)が説明してあげる。

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子育ての覚悟には、おいくら必要か!?

機会費用って知っている!?

「機会損失」って、聞いたことがあると思う。「行動できなかったために得ることができなかった利益」のことである。彼女を口説く絶好のチャンスがやってきたのに、モゴモゴして言い出せない。結局、何も得られずにサヨナラをしてしまう。それを「機会損失をした夜」という。

こういう経済用語と同列で扱われるのが「機会費用」である。「ある行動をとったために得ることができなくなった最大利益との差額」を言う。ある行動を選択することによって失われる、他の選択可能な行動のうちの最大利益を指す経済学上の概念である。

数百円のタダ飯のために数時間並ぶなら、あったかいこたつに入ってエロ話でもしている方が、いろいろと精神上メリットがあったかもしれない!?その価値の差額のことである。

マスクを買いたい。トイレットペーパーを買いたい。そのために、開店前からドラッグストアの前には、行列ができている。そこで手に入れることのできるマスクとトイレットペーパーの価値と、その貴重な朝の時間に起こっていたかもしれない家族との暖かい時間から生み出されるはずの労働意欲という価値の差を考えてもらいたい。

行列することによって生まれる「焦り」や「荒み」や「しょーもない優越感」が、この国難を乗り越える価値となるだろうか!? 自分の貴重な時間をタダ飯のために無駄遣いしてはいけない。ましてや、最後に怒号をあげるなんてもってのほかである。

時間を返せ!!!と叫ぶのであれば、まずは、自分の貴重な1分、1秒を見直せ!!人柄は「お金」と「時間」の使い方に出る。自分を安く売ってはいけない。

買い占めは、誰かがトクをしている!!

アホみたいにマスクが売れれば、マスクで金儲けをしたい人たちが生まれてくる。そうするとバカみたいにペラペラな中身の商品が、店頭でも飛ぶように売れる。最終的にソンをするのは、ワタシたち消費者である。それも、弱い消費者に、そのツケはまわる。悲惨な結果しか招かない。

成熟した資本主義社会は、みんながトクをできるようにまわるものだ。そんな理想的な社会が、こんな有事には、崩れていく。「自分さえ良ければ良い」という欲に、誰かが付け込んでくる。

世界的に株価も暴落している。リーマンショック以上だとか言われている。でもね、それは、マネー市場の話である。

額に汗する労働から成るのが実体経済で、手にもしていないお金を右から左に動かすことで利益を得ようとするのが金融経済だ。

庶民のワタシたちは、実体経済の中を粛々と生きている。いろいろと理屈をつけて金融市場の破綻が実体経済にも影響を及ぼすと言われる。そうなんだろうけど・・・ホントにそうなんだろうか!?よくわからないや。

わかっていることは、今日も働いて、何かを食べて、家で寝る。シアワセに暮らしたいなぁと考えていること。金融市場は、実体経済がなくては成立しない。その事実は、変わらない。・・・で、あるなら、うろたえるなっ!!!待つのだ!!!

宇宙戦艦ヤマトの沖田艦長は、52歳だったというではないか。
ワタシより、5つも若い( ; ; )
コロナのニュースに、うろたえている自分が恥ずかしい。
沖田艦長に代わって、大きな声で伝えたい!!

見たまえ、今諸君らの目の前にイスカンダルがある。
この機会に一言だけ艦長として申し上げたい。
ありがとう。
以上だ。