緊急事態宣言、解除！一息ついた時に、気になったのは・・・

これを書いている6月上旬は、緊急事態宣言が解除されて日常を取り戻しつつあるものの、今までとはまた違う新たな生活が始まっています。

私は、やっと子どもたちが学校に行ってくれて、在宅でイラストの仕事をしながら株価をチェックする日々が戻ってきて、少しほっとしています。

一時真っ赤っかだった投資信託もほとんどがプラスに転じ、先月335.6円でナンピンした日産自動車も5月末から400円台に突入、総額はまだまだマイナスですがいい調子。
さて次はどうしようかなと思った時に思い浮かんだのは、コロナ倒産で大きなニュースとなった、レナウン＜3606＞でした。

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かつての憧れのブランドが倒産。1500円で買えるボロ株に・・・

40代の私、レナウンと言えば、ザ・ブルーハーツの曲を使ったCMがあまりにも強く印象に残っています。地方育ちのローティーンにとっては、ハイセンスなファッションブランドの代表として憧れの存在でした。その後しばらくは忘れていましたが、10年ほど前にショッピングモールでアーノルドパーマーのお店を見つけ、ときめきを思い出したものです。うちにもいくつか、あの傘のマークの入った服や雑貨があります。

そんなレナウンが民事再生法の適用を申請し、受理されたというニュースが飛んできたのが、5月15日。株価をチェックしてみると、もう数年の間100円台をウロウロしていたのが、今年に入ってじわじわと下がり続け、その日の終値は78円、すでにかなりの割安株だったようです。

そしてニュースを受けて翌営業日18日はストップ安48円。19日は値を付け終値20円、その後一時は値上がり率ランキングに入るほど戻しますが、6月に入ってからは10円台に突入、6/4安値は15円です。15円！100株1500円だなんて。だったら…と、購入を考えてしまいます。

上場廃止までのカウントダウン、買いかやめか！？

上場廃止は6/16、最終売買日は6/15、6/8（月）からの一週間でどうなるか。なんか、ちょっと、上がりそうじゃない？
評判を検索すると、「これからまだ祭りがある」（上がる）という意見と、ここから下がっていく一方、1円になっても売れなくなる、という意見の両方が。
ならば様子を見てみようと、6/5は仕事の合間に板を眺めていました。

9時、始値は16円。20分ほどで15円になり、そこからたまーに16円になりますが、15円は重い様子。

それが11時過ぎ、前場が終わろうとする頃に、ピコンと14円になったのです。思わずガタッと立ち上がる私。14円で買って、16円で売れたら・・・1,000株なら2,000円＋(手数料除く)、おいしいランチ2回分、チーン。「現物買い」ボタンをポチッと押しました。

1000株買おうか、2000株か、いやもっと？なんて考えながら注文画面を見ていると、下の方に「取引規制・注意銘柄・規制有り」という記載が。

詳細表示してみると、レナウンの取引規制、建玉上限、空売り規制の情報、そしてはっきりと、「上場廃止　最終売買日　2020/06/15　民事再生手続決定による買取請求停止」とありました。
はい、これを見て回れ右、怖くなってやめました。

しかもその後、17時過ぎに子会社が連鎖倒産というIRニュースが。
これは買わなくて良かったかも…。

ブランドの応援は違う形で行うことにして、株取引では、これから上がっていく銘柄を見つけなきゃ、と改めて思った次第です。

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