ペットボトルとウォーターサーバーを比較!コスパがいいのはどっち?
在宅時間が増えると、おいしいお茶や飲み物が息抜きタイムを充実させる重要なアイテムに。そこで気になるのが水のコスパ。せっかくなら飲み物にはおいしい水を使いたいし、手軽にいつでも水分補給したいもの。今回はペットボトルの水とウォーターサーバーの水のコスパを徹底比較してみました。
お得なのはどっち?2Lペットボトルとウォーターサーバー
まずは、ひと月にかかるコストを単純に比較してみましょう。
今回は、市販のペットボトルもウォーターサーバーもある、「サントリー南アルプスの天然水」で比較してみます。
ペットボトル
Amazonでは、2L×9本入りの場合、1本/133円。1Lあたり66.5円です。
注文数にもよりますが、有名な飲料メーカーの2Lの水はだいたい1本/130円前後です。
バナジウム水や天然アルカリ温泉水・シリカ水・活性水素水など成分にこだわった水であれば、1本/200~400円ほど。(すべてAmazon調べ・送料込み・7月11日現在)
宅配ではありませんが、スーパーやドラッグストア独自のプライベートブランドなら1本/75円前後で買えるものもあります。
ウォーターサーバー
「サントリー天然水ウォーターサーバー」の場合
天然水ボックス1箱7.8Lを、4週ごとに3箱(一人暮らし向け)の「スマートプラン」で4388円。
これを1Lに換算すると、188円弱となります。
2~4人家族(子ども2人)向けの、4週ごとに6箱の「バリュープラン」であれば8471円。1Lあたり、約181円です。
サントリー天然水ウォーターサーバー
ウォーターサーバーのメリット・デメリット
金額だけで比較すると、圧倒的にペットボトルの方が高コスパ。安さを追求する方には断然おすすめです。
ではなぜ、ウォーターサーバーが人気なのでしょうか?
それはやはり便利さ。
レンタルの専用サーバーは、冷水と温水が出るものがほとんど。いちいち沸かす手間が不要で、すぐにおいしいお湯が使えるのはとても助かります。
冷蔵庫内に水のスペースを確保しなくて済むのも理由の一つ。手軽なので、水をこまめに飲むようになり健康にもメリットがあります。
また、重い市販の水を運ぶ必要もありません。ボトルの水は定期的に配送されてくるか、注文すればすぐに届くものがほとんど。常備しておけば、断水などの緊急時にも頼りになる大容量のボトルです。
では、ウォーターサーバーのデメリットも確認しておきましょう。
・サーバーを置くスペースが必要。
・電気代が別途必要。(ただし電気ポット等を使わなくなるので、場合によっては安くなることも)
ちなみに「サントリー天然水ウォーターサーバー」は、通常モードで月に約1480円、エコ機能利用で約1350円程度の電気代が必要ですが、業者によっては月300円代など、かなり省エネタイプのサーバーも登場しています。
・必要経費がかかる場合あり。
「サントリー天然水ウォーターサーバー」の場合は、「サーバーレンタル料」「入会金や設置などの初期費用」「配送料」「メンテナンス料」「休止手数料」は無料です。
これらが別途必要な業者もあり、また解約手数料は業者ごとに設定されていますので、きちんと確認しておくことが大切です。
コスパ度外視なら浄水器もおすすめ
浄水器を設置し、水道水を利用する方法もあります。
こちらは種類がさまざま。蛇口に取り付ける簡易タイプのものもあれば、不純物をほとんど取り去ってしまうような高性能で高額な商品もあります。
システムキッチンに組み込まれているビルトインタイプもよく目にしますし、水を注ぐだけの手軽なカートリッジタイプもありますね。
最近ではウォーターサーバーがコンパクトな卓上サイズとなり、浄水器のように水道水を利用する商品も登場。こちらは水のボトルは不要ですが、サーバーレンタル料やメンテナンス料が必要になります。
浄水器は、水道水を利用するのでリーズナブルに思えますが、いずれもフィルター交換などのメンテナンスに意外とコストがかかるので要注意。
また、断水に備えた備蓄用に、結局はペットボトルの水を購入しておかなければならないことも忘れないようにしてください。
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ペットボトルの水にさまざまな種類があるように、ウォーターサーバーにも水の成分や産地・サービス内容に違いがあります。最近では、デザイン性に優れたおしゃれなサーバーも登場しており、ますます魅力的に。コスパ重視のペットボトル派の方も、ライフスタイルに合わせて、ぜひ比較検討してみてはいかがでしょうか。