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2021年版!小学生がやりたい習い事TOP3に変化!月の予算は?

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2021年版!小学生がやりたい習い事TOP3に変化!月の予算は?

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小学生に人気の習い事ランキング。2021年はコロナ禍の影響もあり、時代を反映した習い事に注目が集まっています。合わせて、今人気上昇中の習い事もご紹介します。さらに、子どもの習い事の費用を含めた教育費と、その準備方法について調べてみました。

2021年、やってみたい習い事ランキングの結果は?

インカムを付けてPC画面に向かう笑顔の女の子
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株式会社ベネッセコーポレーションが2021年6月に行ったアンケート調査による「小学生が最もしてみたい習い事」のTOP3はこちら。

これは、「小学生がなりたい職業」(2020年11月調査)の

1位:YouTuber  2位:芸能人  3位:ゲームクリエイター、プログラマー

とリンクする結果になりました。在宅時間が増え、動画やゲームに接することが多くなった影響も少なからずあるのではないでしょうか。

一方、「保護者がさせてみたい習い事」のTOP3はこのような結果に。

やはり基礎体力づくりや語学など、将来子どものためになりそうな習い事が保護者には人気のようです。ちなみに、「小学生がしている習い事」の1位も水泳です。

また新型コロナウイルス感染症への感染リスクを考慮する観点から、オンラインでの習い事への関心も高まっています。

「保護者がオンラインで習わせてみたい習い事」のTOP3はこちら。

学習系に人気が集まっているようです。

これから来る!?話題の習い事3選!

スケートボードパークで練習をするふたりの男の子
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今後人気が高まりそうな習い事もチェックしておきましょう。

まずは「スケートボード」。

東京オリンピックで注目され、人気急上昇中。バランス感覚が養われ、チャレンジ精神が身に付き、技ができるようになる達成感も味わえます。基礎の習得や安全のためにもぜひスクールに。体験レッスンから始めるのがおすすめです。

ボルダリングジムで登っている子ども
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同じくオリンピック種目として人気なのが「ボルダリング」。

全身運動で筋肉が鍛えられ、同時に知力や集中力も身に付くスポーツです。身体が軽い小学生が始めるのにぴったり。親子で一緒に楽しめるのも魅力ですね。ボルダリングジムやスクールも、全国各地で増えています。

将棋を指す男の子
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藤井聡太さんや仲邑菫さんなど若い棋士の活躍もあり、近年人気を博しているのが「囲碁・将棋」。

思考力が鍛えられ、忍耐力や集中力も養われる頭脳のスポーツです。教室などでは幅広い年齢層と触れ合うことも多いので、社会勉強としてもおすすめ。また一度覚えたら趣味として長く楽しめるのも良い点です。

習い事って、みんなどのくらい費用をかけているの?

電卓を持つ女性
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できる限り子どもの可能性を広げてあげたいと思うのが親心ですが、みんなどのくらい習い事に費用をかけているのでしょうか。

文部科学省の「平成30年度子供の学習費調査」によると、保護者が支出した1年間・子供一人当たりの「学習費総額」は、

公立小学校:32万1281円 私立小学校:159万8691円

です。そのうち、塾や参考書購入などの補助学習費と習い事等の費用を合わせた「学校外活動費」は、

公立小学校:21万4451円 私立小学校:64万6889円

となっています。公立の小学生でも、学校外の学習に月に1万7870円ほどかけている計算です。ただしこの調査期間は2018年4月~2019年3月のもの。

「ソニー生命」が2021年1月に行った「子どもの教育資金に関する調査2021」のアンケート結果によると、学校外教育費の平均支出金額は「1万4760円/月」(小学生の親)。

これは、2020年の調査より3000円近くも下がるという結果になっており、コロナ禍により、親の経済事情も厳しくなっていることがうかがえます。

【ライフプラン】子どもの教育費、幼稚園~大学までの平均は?貯金の目安って?

子供の教育費、月1万円の積立貯金では少ない?毎月いくら必要?/20代ママ相談

そもそも、教育費はどのくらい必要?準備方法は?

博士帽をかぶった木の人形や、積み上げられたコイン
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文部科学省の上記調査によれば、「幼稚園3歳から高等学校第3学年までの15年間の学習費総額」は、すべて公立の場合で541万円、すべて私立の場合は1830万円に。

さらに大学進学費用として、300~500万円は必要になるでしょう。

ソニー生命の調査でも、「小学生から社会人になるまでに必要な教育資金」の平均予想金額は、1266万円となっています。

また、同調査での「大学等への進学のための教育資金準備方法」のTOP2は王道の「銀行預金」と「学資保険」。

他に人気のある方法では、「財形貯蓄」や、「つみたてNISA」などもおすすめです。

銀行や財形は、自動積立方式で着実に貯めることが可能。学資保険は、万が一の場合の保障や各入学のタイミングで学資金が受け取れるシステムなどがあり便利です。つみたてNISAは、非課税というメリットがあるうえ、長期間の運用で高利回りが期待できます。

いくつか組み合わせて準備をすればより安心ですね。

文部科学省「平成30年度子供の学習費調査」
ソニー生命「子どもの教育資金に関する調査2021」

いずれにせよ、教育費の準備は早く始めるほど月々の負担が軽くなり、複利での計算や返戻率の点でも有利になります。習い事はもちろん、留学など将来さまざまな経験をさせてあげるためにも、ぜひ早めのスタートを検討しましょう。