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規制緩和で久しぶりの海外旅行!最新のパスポート取得事情は?

経済とお金のはなし 中新 大地

規制緩和で久しぶりの海外旅行!最新のパスポート取得事情は?

【画像出典元】「Roman Samborskyi/Shutterstock.com」

こんにちは、コピーライター/ランサーズ新しい働き方LABコミュニティマネージャーの中新大地です。

5月8日をもって、新型コロナウイルス感染症の位置づけが5類へと移行し、私たちの暮らしは以前のものに戻りつつあります。
いよいよ夏本番ということもあり、『久しぶりに海外旅行へ行きたい』という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回はコロナ禍の間に変化した、パスポート制度や海外旅行に必要な準備についてご紹介します。

日本人取得率が2割切る!脱コロナのパスポート事情

ここ数年のコロナ禍によって、一気に遠のいた海外旅行。それは日本人のパスポート取得率にも表れています。

今すぐにでも海外へ行くことができる「一般旅券有効旅券数」のデータを見てみると、2022年の有効旅券数は2091万5143冊で、日本人口のわずか17.1%にとどまっています。

日本のパスポートは世界で最も信頼度が高いと言われているにもかかわらず、多くの人が海外旅行のスタートラインにも立てていないのが実情です。コロナ禍で行動規制されているうちに期限切れとなり、失効してしまった方も多いのではないでしょうか。

ただ、現在ではパスポートの取得のしやすさに限って言えば、コロナ禍以前よりも快適なものになりつつあります。2023年3月27日からはスマートフォンを使用したオンライン申請が可能に。マイナポータルおよびマイナンバーカードがあれば、受け取り時に1回のみ窓口に行くだけで済みます。

オンライン申請できるのは、パスポートの残存有効期間が1年未満となった場合と、査証欄の余白が見開き3ページ以下になった場合に限ります。また、一部の府県を除いて、初めて申請する場合、すでに手持ちのパスポートが失効している場合、戸籍上の氏名や本籍地に変更がある場合は、オンライン申請の対象外となるので要注意です。

なお、新規の取得においても、戸籍謄本を郵送することによって申請できるサービスが16府県で開始されており(2022年2月7日時点)、今後はこの方法が一般化していくと予想されています。

ちなみに出入国スタンプを押す査証欄(ビザページ)を追加することができる、増補制度が同じ3月27日に廃止されたのもちょっとした変化です。

海外を飛び回っていた方にとっては、ページを追加して分厚くなったパスポートがある種のステータスや思い出だったかもしれませんが、今後ページが埋まった場合には元のパスポートと同じ有効期限の「残存有効期間同一旅券」を6000円で発行するか、新規のパスポートを作り直す必要があります。

パスポートは5年派?10年派?おすすめの選び方とは

パスポート
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パスポートには有効期限が10年と5年のものがあります。新規の取得の場合、18歳以上だと10年用は手数料1万6000円、5年用は手数料1万1000円(12歳未満は手数料6000円)がかかります。
※18歳未満が取得できるのは5年用のみ

では、いったいどちらを選べばよいのでしょうか?

10年用パスポートの最大のメリットは、取得の手間を抑えられることにあります。また、パスポートは残りの有効期限が6カ月を切ると一部の国では使えないことがあります。よって、今後も頻繁に海外旅行へ行く方はもちろん、駐在や留学などで長期滞在を予定している方は大事をとって10年用を選ぶことをおすすめします。

5年用パスポートの最大のメリットは、取得の費用を抑えられることにあります。卒業旅行や新婚旅行など、特別な時に限られた回数だけ海外に行く方にとっては、こちらの方がコストパフォーマンスは高くなります。また、パスポートは時折セキュリティが強化されていますから、なるべく新しく安全なものを持っておきたいという方もこちらがおすすめです。
※直近のセキュリティ強化は2020年2月4日申請分から

このようにパスポートは、個人の人生設計や旅行スタイルに応じて選ぶことがおすすめです。ご自身に合ったものを選び、無理なく快適な海外渡航を実現ください。

今だから知っておきたい海外旅行の準備物

旅行の準備
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楽しい海外旅行。このひとときを不安なく過ごすためには、どのような手続きや持ち物が必要になるでしょうか。
パスポート含めて今一度ここでおさらいしておきましょう。

パスポートとビザ

海外旅行に出発する前に、パスポートの有効期間を確認しましょう。
旅行先の国や地域がビザを要求する場合、事前にビザの申請手続きを行ってください。ビザの取得には時間がかかる場合があるので、早めに手続きを始めることをおすすめします。

予防接種と医療保険

旅行先で必要な予防接種や健康診断がないか確認しましょう。海外では日本でかかることが珍しい感染症などがありますから、事前に予防接種を受けておくことが肝心です。
また、旅行中の病気やケガに備えて、十分な補償内容の海外旅行保険に加入しましょう。万が一の事態でも医療費や緊急時の帰国手配などをカバーしてくれます。

ちなみに、感染拡大期に必要不可欠だった新型コロナウイルスのワクチン接種証明書については、現在多くの国において不要との判断が出されています。
※情勢次第では今後変更される可能性があるため、渡航前に日本の外務省や各国の大使館の情報を確認してください。

通貨とクレジットカード

旅行先の通貨を事前に調べ、必要に応じて現地通貨を準備しましょう。
また、現地でのクレジットカードの利用可否や手数料についても確認しておくことと、複数の決済手段を持っておくことで、思わぬトラブルを未然に防ぐことができます。

電子機器とアダプター

海外で使用するスマートフォン、カメラ、ノートパソコンなどの電子機器には、国ごとの規格に応じた電源・充電機器が必要となります。現地の電圧やプラグの形状に合ったアダプターを持参しましょう。

万全の準備を整えていざ海外へ!

スーツケースを抱えてジャンプする男性
【画像出典元】「stock.adobe.com/ViDi Studio」

待ちに待った日常が、やっと戻りつつあります。これからはwithコロナの時代となるでしょう。
海外旅行も久しぶりに手が届くものとなりつつあります。言わずもがな、未知の言語・文化・食・出会いにふれることは、私たちに大きな感動をもたらしてくれるに違いありません。
パスポートをはじめとした手続きや持ち物をしっかり準備して、素敵な海外旅行にしてくださいね。