今年こそ! 二の腕・お腹・太ももの部分やせにトライ
目次
監修・ライター
夏に向けて薄着になってくると、冬の間に蓄えた、二の腕、お腹、太ももの脂肪が気になりますよね。「引き締めたいけれど、なかなか運動が続かない・・・」という人でも取り組みやすいエクササイズや、食事面でのポイントなど、日常的にできる引き締めセルフケアを「キレイサロンSARA」代表の池上公香さんに伺いました。
エクササイズの前に!「揉みほぐし」で脂肪を柔らかく
タプタプの二の腕、ベルトに乗ったお腹の脂肪、ぜい肉がついた太もも……。夏本番までになんとか落としたいと思っても、これらの部分は一度脂肪がついたらなかなか落ちにくいのも事実です。
これらの部分の引き締め方について、池上さんは「食事と適度な運動で全体的に脂肪を落とし、筋肉量を上げていくことが前提ですね」と話します。その上で、特に部位に意識したエクササイズを行うと、引き締めの効果が期待できるのだとか。
エクササイズに取り組む前に、まずは「脂肪のもみほぐし」が必要だという池上さん。脂肪を柔らかくすると燃焼されやすくなるほか、リンパに乗って流れていってくれるそう。「気づいたらとにかく揉む! 叩いてあげるだけでも刺激になりますよ」(池上さん)
タプタプの二の腕は、腕の"ねじり”で引き締める
脂肪のもみほぐしを行ったら、部位の筋肉量を上げるエクササイズを行います。筋トレは大変そうと敬遠しがちですが、日常生活の中で簡単にできる方法を伺いました。
まずは、タプタプの二の腕。池上さんは「腕の外側は普段の生活でほとんど使わない部分。だからお肉が落ちにくいんです」と話します。腕の外側の筋肉を意識した"ねじる"エクササイズを取り入れましょう。
◆二の腕引き締め"ねじり"エクササイズ
1. 姿勢を正し、両腕を広げて水平にキープ。
2. 片方は手のひらを上向きに、もう片方は手の下に向けます。
3. 腕の外側の筋肉を意識しながら腕全体をねじるようにして、手のひらを裏表と返します。
このエクササイズを行っていると、体がじんわり温かくなるのを感じるはず。「腕全体をねじると肩甲骨も動くので、血行が良くなりますよ」と池上さん。仕事の合間に、家でテレビを見ながら、気軽に行えそうですね。
一石二鳥で脂肪を撃退!太ももを鍛えるとお腹が引き締まる!?
お次はウエスト周り。池上さんは「女性は子宮を守る必要があるため、お腹周りにお肉がつきやすい。さらに女性の場合は皮下脂肪が多く、一生懸命腹筋をしても成果が見えにくい特徴があります」と話します。
そこで池上さんが驚きの事実を教えてくれました。「お腹周りの脂肪を燃焼するには、腹筋を一生懸命するよりも、実は太ももの筋肉量を上げるといい」というのです!
「日常的に早歩きをする、階段を積極的に使う、スクワットなどが効果的」と池上さん。これらの行動は、太ももを引き締めるだけでなく自然と腹筋にも力が入って一石二鳥。意識的に姿勢を正して歩くだけでも変わってくるそうですよ。
単なるカロリーオフは意味がない? バランスのいい食事が第一
いくらエクササイズを行っても、食事面で気を抜いてしまっては意味がありません。筋肉量と代謝を上げる食習慣を作ることも重要です。
まず何よりも、「バランスのいい食事を心がけること」と池上さん。「ダイエット中はとにかくカロリーの少ないものを選びがちですが、栄養を摂らなければ身体が満たされず空腹感が解消されないんです」。そこで、身体を作るビタミン・ミネラルを意識的に摂ることが必要に。筋肉量を上げるためには、鶏胸肉などに含まれる良質なタンパク質も不可欠です。
また、クーラーによる身体の「中冷え」を防ぐため、意識して温かいものを食べたり、代謝をアップするスパイス類を摂ったりしましょう。
もちろん、「間食をしない」ことも重要! 自身も30kgの減量に成功した経験を持つ池上さんは、「減量中はアメ一つさえ口にしなかった」と徹底していたそう。どうしてもお腹が空いてしまったら、スルメやおしゃぶり昆布など”噛む”ものをチョイス。噛むことで満腹中枢が刺激されるといいます。
また、これからの季節は水分摂取量が上がる時期ですが、コーヒーは尿と一緒に栄養素も一緒に流し出してしまうため、お水やお茶がオススメ。しっかり汗をかいてむくみを防ぐのも大切です。
大事なのは「意識しつづける」こと!
こうした部分引き締めを成功させる秘訣は、「運動をするときも日常生活でも、引き締めたい部分を常に意識し続けること」と池上さん。「例えばお腹を引き締めたければ、腹筋に意識を集中させると歩き方や姿勢が変わってきます。毎日身体を姿見で確認することで、変化を感じられると思いますよ」
今から始めれば、夏にはきっと引き締まった身体を手に入れられるはず。まずは、固まった脂肪の揉みほぐしから始めましょう!