初心者でも失敗しないベランダ菜園、おすすめの野菜と育て方
監修・ライター
引越しをきっかけにガーデニングにチャレンジ! と腕まくりをしてみたものの、どんな植物を育てたらよいか悩んでいます。そもそも花より団子な私(笑)。どうせなら食べることができる植物を育てたいのですが、初心者でも失敗せずに育てることができる野菜はありますか?
Q1 ベランダ菜園初心者でも、育てやすい野菜は何?
A1 せっかくガーデニングをはじめるなら、食べることができる植物を育てたほうがやりがいがありますよね。 自分で育てた野菜が食卓に並ぶ喜びはひとしおですよ。ぜひ挑戦してみてください! さて、ビギナーさんにオススメしたい野菜は葉菜類やハーブ類です。たとえばベビーリーフ、ネギ、ニラ、大葉、バジル、ローズマリーなどなど。プランターひとつで作ることができるからスペースも取らないですし、肥料も1種類でOK。比較的楽チンにおいしい野菜を育てることができますよ。ただし有機肥料は避けたほうがいいです。畑だと微生物が有機物を分解してくれますが、プランター栽培だとそれが分解されずに腐れてしまいます。なので液体肥料をオススメします。水に混ぜて10日に1回くらいのペースで与えてくださいね。ちなみに、「捨てられる土」という便利な商品もあって、可燃物として捨てることができるのでベランダ菜園には重宝すると思います。ついでに便利グッズをもう一つ。プランター+用土+肥料+種がセットになった栽培キットだと、とにかく手軽にガーデニングをはじめることができるので、お子さんと一緒に育てるにもオススメです。種が多めに入っていて何度か繰り返し使えるというのも、ナイスでしょ!
Q2 トマトやナスといった果菜類、ダイコンやニンジンなどの根菜類もベランダ菜園で育てることができますか?
A2 もちろん、ベランダ菜園でも立派に育ってくれますよ。ただし、やや大きくて深めのプランターが必要になります。とはいえ、大きめのプランターとなると土を入れるだけでもひと苦労。土がこぼれてベランダが汚れるのも嫌ですよね。なのでビギナーさんにオススメしているのが、土の袋に直接穴を開けて種や苗を植えるというやり方です。袋栽培を前提した商品も販売されているので探してみてください。また、見た目重視派の人はビニールバッグを利用するというのもアリです。穴を開けて底石と土を入れるだけで、かわいいプランターに早変わり!ベランダを素敵に飾ることができますよ。
Q3 虫が苦手なんですが、虫が寄ってこない野菜はありますか?
A3 そもそも畑と違ってマンションは虫の絶対数が少ないので、ベランダ菜園に虫は寄って来づらいもの。そう考えたら気が楽になるでしょう?(笑)。ゆえに、無農薬で野菜を育てやすいというのもベランダ菜園のメリットだと思います。とはいえ絶対に虫が来ないとは言い切れないので、対策はしておきましょう。できるだけ自然なやり方が好ましいと思うので、今回はその方法をお教えしますね。「コンパニオンプランツ」という言葉を耳にしたことはありますか? これは、一緒に育てることで互いに影響を与え合うとされる植物のことです。例えばトマトの鉢にバジルを一緒に植えると害虫を遠ざけてくれるうえにトマトの生育をよくしてくれると言われています。このように野菜類とハーブ類をうまく組み合わせることで病害虫を防いだり、成長を促進してれたり、収穫量が増えたりと、いろいろな効果が期待できるんです。味や香りがよくなる場合もあるので、やらなきゃ損!ですよ。
活用度大! なアイディアがいっぱいで、すぐにでもベランダ菜園をはじめたくなりました。子どもと一緒に野菜を育てることができる便利グッズ情報にも感謝です!