創作うどんを侮るなかれ!独創性あふれる一杯を堪能できる福岡のうどん店6選
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スタンダードなうどんもいいけれど、時には個性豊かな変わりダネも食べたくなるもの。店主が何度も試行錯誤を重ねて趣向をこらし、福岡うどんの既成概念にとらわれずに可能性を追求した、独創性あふれる一杯を心ゆくまでご堪能あれ!
ピリ辛スープと魚介ダシがマッチ「宇どんヤ かまわん」
赤坂にあるうどん居酒屋「うどん大學」の姉妹店。糸島産小麦を使う麺は、生地の混練から手作業の純手打ち。ランチや昼呑み、夜のはしご酒や締めのうどんを目当てに訪れる人も多い。
【宇どんヤ かまわん / 「坦々うどん」(800円)】
イリコ、カツオ、サワラの節と干し貝柱、3種類の昆布でとるダシは、13時間かけて水出ししているという「坦々うどん」(800円)。旨味たっぷりの魚介ダシは香り高く、練りゴマやラー油とのバランスが絶妙。
[宇どんヤ かまわん]福岡県福岡市中央区春吉3-21-30 / 092-711-9811 / 11:00~翌4:00(LO3:30)、日曜・月曜・祝日17:00~(※売切れ次第終了) / 不定休
柚子の皮がアクセント「うどん杵むら」
博多でも讃岐でもない、独自のうどんが評判。弾力のある細麺は、気温や湿度に合わせて茹で具合を調整している。カツオ節を煮出して本返しを加えた濃いめのダシは、コクがあって香ばしい。
【うどん杵むら / 「ごま味噌うどん」(880円)】
「ごま味噌うどん」(880円)は、創業当時からの看板メニューで、国産素材のダシに甘味の強い白味噌を溶かしている。自家製の揚げつくねは、レンコンなど歯応えのある根菜を混ぜて食感にメリハリをプラス。
[うどん杵むら]福岡県福岡市中央区薬院2-14-28 2階 / 092-714-2323 / 11:30~15:00(LO)、17:30~22:30(LO22:00)、土曜・日曜・祝日夜は~22:00(LO21:30) / 月曜休み(祝日の場合翌日)
うどん版カルボナーラ「讃岐うどん 雷鞭」
トッピングや薬味などが好みで選べる、本場・讃岐と同様のセルフスタイル店。強烈なコシの強さが特徴の麺は、香川県の宮武讃岐製麺所から小麦を取り寄せ、スタッフが毎日麺打ちをしている。
【讃岐うどん 雷鞭 / 「カルボターマ 小」(480円)】
「カルボターマ 小」(480円)は、グラナ・パダーノのチーズや生クリーム、卵黄を混ぜた濃厚な味わいのソースを、釜揚げしたモチモチの麺に絡ませて食べる。ピリ辛のブラックペッパーも、なかなかの名脇役だ。
[讃岐うどん 雷鞭(らいべん)]福岡県福岡市中央区渡辺通4-11-3 / 092-732-0537 / 11:00~23:00(LO22:30)、日曜・祝日~22:00(LO21:30) / 不定休
スープカレーをイメージ!「讃岐うどん 麦衛門」
2種類の小麦粉を使用した麺は丸1日寝かせ、独特のコシと喉越しをもつ「福岡や讃岐にはないうどん」を追求。無添加のダシは節や昆布など10種類を素材に、毎朝時間をかけて丁寧にとっている。
【讃岐うどん 麦衛門 / 「ゴロゴロ野菜と骨付き鶏肉グリーンカレーうどん」(980円)】
「ゴロゴロ野菜と骨付き鶏肉グリーンカレーうどん」(980円)には、鶏肉やカボチャ、ニンジン、ジャガイモの大きな具材をトッピング。5、6種類の香辛料を使って作るスパイシーなスープには、形がなくなるまで炒めたタマネギが溶けこんでいる。
[讃岐うどん 麦衛門(むぎえもん)]福岡県福岡市中央区春吉1-7-18 / 092-776-7712 / 11:30~15:00、18:00~23:00(LO22:30)、土曜・日曜・祝日11:30~21:00(LO20:30) / 不定休
ホイップの下にルーと麺が!「博多やりうどん 福岡店」
1967年創業の老舗。焼きアゴ、煮干し、カツオ、ウルメ、サバなど九州産素材の天然ダシは、福岡産小麦のモチモチ麺とよく合う。白カレーうどんは期間限定だったが、人気のあまり定番化した。
【博多やりうどん 福岡店 / 「白カレーうどん」(690円)】
「白カレーうどん」(690円)は、20種類以上のスパイスと、野菜をじっくり煮込んだカレーを天然ダシとブレンドしている。白さの正体は、ルーの上にのせたマッシュポテトと生クリームのホイップ。オーダーは10:00から。
[博多やりうどん 福岡店]福岡県福岡市中央区天神2-11-2 西鉄福岡(天神)駅構内2階 / 092-716-2323 / 7:30~21:00(LO20:30)、日曜・祝日8:30~ / 無休
幻のうどんを再現「花千里」
「ビルマうどん」はかつて門司港にあった「玉寿司」でまかない料理として考案され、暖簾分け店「千代本」で提供されていたもの。両店の閉店をきっかけに、ファンだった女将がレシピを継承した。
【花千里 / 「ビルマうどん」(650円)】
「玉寿司」の大将がビルマ(現・ミャンマー)で食べたカレー風味の煮物がルーツという「ビルマうどん」(650円)。スパイシーなスープで手羽元を3日間煮込み、カツオ、サバ、昆布のうどんダシで割った一杯。
[花千里(はなせんり)]福岡県北九州市門司区柳町2-3-17 / 093-381-8833 / 11:30~14:30、17:00~20:30 / 日曜・月曜休み