1日10分間。極上のリセットタイムが手に入る、おうち時間の至福アイテム。
監修・ライター
ルックスの良さにグッときて、使い心地もバツグン! 使うたびに誰かにオススメしたくなる「僕らの愛用品」。今回ご紹介するのは、コロナ禍のストレスフルな日々に癒しの時間をもたらす「香り」のアイテム。ただ単に香るだけではない、「見る」「感じる」「気持ちを解放する」ことまで楽しめる逸品ですよ。
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表情豊かな香煙と、心を鎮める芳しい香り。〈東京香堂〉の香木セット
かれこれ1年以上続くマスク習慣と外出自粛生活。緊急事態宣言が解除されたとはいえ、気を抜けない日々がもう少し続きそうですね。昨年から続く“おうち時間”の影響で、身近なものを使って行う気分転換もレパートリーが増えましたが、最近特に気に入っているアイテム&習慣があるのでオススメしたいと思います!
ピックアップするのは、〈東京香堂 (トウキョウコウドウ)〉のインテリアフレグランスです。
“フレグランス”といっても、ルームスプレーでもアロマスティックでもありませんよ。一人暮らしの部屋にはちょっと珍しい、香炉と灰を使用した香りのアイテムです。香炉が陶器や鉄器ではなく耐熱のガラス製とあって、繊細な佇まいでどことなくメンズライク。
スターターセットとして便利なのが「香木を楽しむギフトセット」。僕は自分へのご褒美ギフトとして購入しました(照)。香木、灰、香炭、ガラスの器などがセットになっているので、これさえあれば大丈夫!
〈東京香堂〉は、1935年創業の線香専門店の3代目が手がける日本と西洋の伝統技術を融合させたインテリアアロマのブランド。香りをアートの一つと捉え、芸術性の高い“香りの美”を追求しているそうで、本体からパッケージ、細かいディテールに至るまで品の良さとセンスが伝わってきます。
このセットには、爽やかな香りの白檀(びゃくだん / インド産)と、心を鎮めてくれるような香りの沈香(じんこう / インドネシア産)の2種類の香木が入っていて、気分によって香りを使い分けることができます。
まずはガラス容器に灰を入れて、香炭に点火。先端に火が通り、四隅が白くなったら灰の中に浅く沈めます。ここで、灰が温まるまで一旦ステイ。ふうっと一呼吸、静かに待つ感じ。
手をかざして灰が温まったことを確認したら、香木をぱらりと少量加えます。白檀なら付属の小さじ1杯、沈香ならピンセットで1片そっと乗せます。
香木を乗せる場所によって香りの立ち方が異なります。香炭の上に乗せると煙とともに香りも強く立ち、温めた灰の上に乗せると煙も香りも控えめに優しく漂いますよ。
白檀と沈香の2種類の香木をブレンドすると複雑で深みのある香りとなり、それもまた良しです。
ちなみに、このセットには香炭が2種類付いていて、大きい香炭は燃焼時間40分ほどで、薄くて小さい方は燃焼時間10分ほど。
僕は、香木を乗せた瞬間に立つ、香煙の曲線を眺める時間が好きです。その時々、一瞬一瞬で変化する煙の姿。キャンプでいう焚き火に近い感覚でしょうか。見ていて飽きないですし、むしろ見続けたいほど、繊細にゆらめく姿に気持ちをリセットできます。
1日たった10分でOK。香りとともに心を浄化し気分をリセットする「禅」の時間。わび・さびを感じさせるシンプルでミニマムな佇まいも気に入っています。
【アイテム詳細】
〈東京香堂〉
Classic Series 香木を楽しむギフトセット 2021
7,000円(税込)
【セット内容】
・白檀 1g
・沈香 1g
・灰 80g
・香炭 4個
・香炭(小)10個
・ピンセット
・さじ
・ガラスの器
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