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リノベーションの魅力、実例で見せて?〜工事編〜

1000万円でかなうコト 松山 真介

リノベーションの魅力、実例で見せて?〜工事編〜

目次

ここ数年でよく聞くようになった「リノベーション」という言葉。漠然とはイメージしていますが、リフォームと何が違うのか実はよくわかりません。リノベーションってどういうこと?魅力って何ですか?

Q1 そもそもの質問ですが、リノベーションってリフォームとどう違うのですか?

A1 リフォームとリノベーションの違いについて、建築基準法などで定められているわけではないので、明確な定義はありません。なので、僕なりの定義ということで聞いてください。リフォームは、老朽化や破損した部分を新築時の状態に戻すこと。例えば、キッチンを新しく、和式トイレを洋式になど、現代の最新の設備にする、いわばハード面の改築です。

それに対してリノベーションは、昔の大家族ならではの間取りを現代の家族構成に合わせて変えたり、SOHOのように自宅に働ける環境を整えたりと、生き方や暮し方に合わせて空間を改造すること。つまりソフト寄りです。もう一つは、元々オフィスだった建物を店舗や住居にしたり、集合住宅をゲストハウスにしたりと空間を全く異なるものに変えることも指します。

Q2 リノベーションの工事現場、見せてください!

工事中の家外観

 

A2 今日はこちら、築40年の木造の一軒家の現場にご案内します。かなり古いので、基礎から丁寧にやり変えています。

屋根

 

断熱材

 

現在、コンクリートの補強、屋根を瓦からコロニアルという軽くて丈夫なものに変更、筋交いや耐震金物、構造用合板などによる耐震補強、壁や床に断熱材を入れるなどの基礎工事を行っているところです。耐震補強については、福岡市の助成金を受けることができました。

Q3 このお宅が、どんなふうに生まれ変わるんですか?

むき出しになった天井の梁

 

A3 お客さまはご夫婦と小さなお子さん、ネコ2匹という家族構成です。昔の家なので、和室が多い間取りで、天井も低かったのですが、1Fは壁と天井を取っ払って、窓も元々のものより約30cm高くし、開放的な1LDKになる予定です。

玄関横のスペース

 

また、家でも仕事ができるようにオフィスがほしいとのご要望だったので、玄関横にSOHOスペースを作っています。2Fは子ども部屋です。ネコのために一戸建てを購入したという経緯があったので、ネコのための工夫も随所に取り入れています。完成した家は次回ご案内しますね!

Q4 集合住宅の場合、いろいろと制約がありそうですが、どのくらい変えられるのでしょうか?例えば、間取りも変えらますか?

A4 もちろん変えられます!集合住宅の場合は共用部があり、そこは変えることができません。具体的には、窓(サッシ)、玄関、パイプスペース(PS)、メーターボックス(MB)、給排水の竪管、バルコニー、ブロックやコンクリートでできている壁、梁と柱が一体化したラーメン(枠)構造、壁自体が構造体になっている壁式構造などです。そういった部分に配慮する必要はありますが、全くイメージの異なる空間を作ることは可能です。

Q5 予算的に全体に手を入れるのは難しいので、部分的なリノベーションでも可能でしょうか?

A5 大丈夫ですよ。リノベーションを大々的にやりたいなら安い物件を検討してリノベーションに予算を取る、逆にそれなりにいい物件を購入して、リノベーションを必要最小限に済ますこともできます。ですから、物件を購入するところから予算配分を考えることが重要になります。

「家は一生ものではない」というのが僕の持論です。大切に住みつなげていく資産です。35年住宅ローンで買った家も、その間に家族は成長し変化していきます。好みも変わります。家族の成長や変化に合わせて家も変化させていくのがリノベーションです。人生にフィットする暮し方を実現してくれるのが、リノベーションの魅力ではないでしょうか。


昭和の名残りとそこに加えられていく変化の両方を工事現場で見て、どんな家になるのか楽しみでなりません! 古い家が、新しい持ち主の暮らしにフィットする家として生まれ変わるというのは本当に魅力的ですね。

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