この一品を作れたら株が上がる!定番おせち+食卓が華やぐレシピを伝授
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監修・ライター
今年もあとわずか。そろそろおせちのことを考えないと・・・。縁起物だからやっぱり定番料理は外せませんが、それだけだと少々マンネリ気味。年始のお客様にも出せるくらいおしゃれで、しかも簡単にできる料理を知りたいです。
Q1 簡単にできて、お正月にぴったりの華のあるレシピなんてありますか?
A1 では、今が旬の大根、そしてサーモンと大葉を使った巻物はどうでしょう。大根とサーモンで紅白となり、お正月らしいイメージです。さらに大葉のグリーンで彩りを添えます。
【甘酢の大根と大葉のスモークサーモン巻き】
材料(10個分)
大根(大)1個、大葉5枚、スモークサーモン5枚、柚子1個
A(酢小さじ2、はちみつ小さじ1、塩少々)
1 大根は1mm厚さの輪切りを10枚作る。塩少々(分量外)をふって5分ほどおき、しんなりとしたらさっと洗って水気をきる。Aに浸して、15分ほどおく。
2 大葉とサーモンは半分に切る。
3 ①に②の大葉とサーモンをのせ、手前からくるくると巻く。
4 巻き終わりを下にして皿に盛り、半分に切った柚子を添える。
砂糖ではなく、はちみつを使うことで、甘さを控えめにできます。大根の代わりに、カブを使ってもOK。柚子はお好みで、いただく前に絞ってください。柚子の皮を一緒に巻き込んでもいいですよ。黄色がうっすらと見えて、おしゃれ度もアップします。
Q2 明るいうちからお酒を飲めるのもお正月の特権? おつまみにもなる一品を教えてください。
A2 よく我が家でおつまみに出している「干し柿のチーズのせ」を教えましょう。と言っても、のせるだけなんですけどね(笑)。
【干し柿のチーズのせ】
材料(4個分)
干し柿2個
A(クリームチーズ20g、すり白ゴマ小さじ1)
1 ボウルにAを入れ、なめらかになるまでゴムベラなどで混ぜる。
*混ぜやすいよう、あらかじめクリームチーズは室温に戻しておく。
2 干し柿を食べやすい大きさ(半分あるいは1/4)に切り、器に干し柿を盛り、①をのせる。
刻んだ干し柿をなますに加えると甘みがプラスされますし、ケーキを焼く時に生地に混ぜ込んでもおいしいです。ドライフルーツ感覚で使ってみてくださいね。生の柿は甘さが控えめなので、サラダにもどうぞ。柿って、意外といろんな料理に使えるんですよ。
Q3 簡単なのにおしゃれに見える料理を作る秘訣って、あるんですか。
A3 私が日頃考えているのは、素材の味や見た目を踏まえた上で、どう組み合わせたら素材が生きるかということです。今回2番目に紹介した「干し柿のチーズのせ」。干し柿の甘さとクリームチーズの酸味がよくマッチするんですね。干し柿のオレンジ色とチーズのクリーム色の取り合わせもきれいです。
他に例を挙げると、キャロット・ラぺ(千切りしたニンジンをビネガーなどで和えたフレンチサラダ)。もちろんニンジンと調味料だけでもおいしいんですが、これにレーズンを入れると自然な甘さが加わります。あるいは刻んだアーモンドを入れると味にアクセントが加わります。見た目もちょっとおしゃれに見えるんですね。
いつも使っている食材の、いつもとはちょっと違うアレンジを工夫してみてくださいね。
「甘酢の大根と大葉のスモークサーモン巻き」は、甘い味付けの多いおせち料理の中で、いい箸休めになりそう。「干し柿のチーズのせ」は、すりゴマが香ばしくて、いい仕事してます! 忘れずに入れてくださいね。これでいつもと違うおせちになりそうで、楽しみです。