占い師マリ・カルロッタ・フォルトナータが、6月の暦占いをお届けします。

6月は、日本の旧暦においては水無月（みなづき）と呼ばれる月です。水が無い月とは書きますが、実際には雨が多く降る梅雨の時期となります。実は、水無月の「無」は、古来、助詞の「の」という意味を持っていました。つまりは、水が無い月という意味ではなく「水の月」という意味であり、田んぼに水を引く季節が来たという、日本の農耕文化に由来する名なのです。

6月の前半は、二十四節気【芒種（ぼうしゅ）】が、6月5日から始まります。
芒（ぼう）とは、イネやムギなどの穂先にある、トゲのような部分のこと。芒種とは、そうした植物の種まきを行う時期の目安とされています。梅雨入りを迎える地域も多く、空模様を気にしながら、傘を持って行くか行かないかなんて考えつつ出勤する人も多いのかもしれません。

そして、6月後半は【夏至（げし）】に入ります。
今年の夏至は6月21日。昼がもっとも長く、夜がもっとも短くなる日です。この日を境に、昼の時間は少しずつ短くなっていきますが、それでも本格的な夏はこれから。湿気と暑さのバランスに負けないよう、しっかり体調を整えたいですね。

さて、今月もっとも運気の良い日は、

◆6月29日◆

になります。この日は、

・己巳の日（つちのとみのひ）

・一粒万倍日（いちりゅうまんばいび）

・房宿（ぼうしゅく・そいぼし）

という3つの吉日が重なります。

・己巳の日（つちのとみのひ）
60日に一度巡ってくる、弁財天と金運にゆかりの深い特別な日が己巳の日です。この日は金運のエネルギーがとても強く、財を呼び込む最上級の吉日です。新しい財布の購入、お金にまつわる祈願、投資などにも向いています。

・一粒万倍日（いちりゅうまんばいび）
一粒の種まきが、千にも万にも実る、そんな意味を持つこの吉日は、小さな行動が大きな成果を呼ぶ日です。新しいことのスタートや、金運、恋愛運アップに効果大。あなたがやりたいことを始めれば、後押ししてくれる力のある日です。

ただし、この日は良いことだけでなく、悪いことも増幅しやすくなっています。例えば、借金や人との揉めごとを起こすと、それも増幅されてしまう可能性あり。まく種は良いものにしましょう。

・房宿（ぼうしゅく・そいぼし）
二十八宿の中でも吉日とされ、特に金銭面や衣服、美容に関することが良いとされます。服飾、ファッション、美容関係のお買い物にも適する日です。同時に、結婚を決める、結婚式をするなど、結婚にまつわること全般に吉の日でもあります。

6月29日にやってみると吉なラッキーアクション♪

◎お金を増やしたいあなたは

蛇皮、蛇モチーフ等、蛇に関連するものを身に着けてみてください。お金の運気が巡ってきます。また、己巳の日の金運パワーを受け取りたいなら、弁財天をまつる神社へのお参りもおすすめです。

◎心の通う恋を手に入れたいあなたは

良くない恋愛、悪縁などは、この日を限りに終わらせると吉。マイナスの恋愛を終わらせると、あなたを心から愛してくれる人が現れます。終わらせるべきものを、きちんと終わらせるということが大事になる日です。

◎副業で思う以上の収入を得たいあなたは

新しいお洋服やコスメで魅力を上げるのが吉。自分に似合う色を選ぶことが開運ポイントとなります。魅力を上げること、自分を素敵にすることで、副業の運気がやってきます。

◎悪い習慣を断ちたいあなたは

やめたいことを紙に書いてしまいましょう。その宣言が現実に結びつきやすくなります。行動で区切りをつけることが大切です。

6月、他に運気の良い日は？

6月3日
一粒万倍日（一粒の種まきで万の実りがある日。何かをスタートさせると吉）
▶この日に始めた貯金や学びごとは、長い目で見て大きな成果につながります。まずは小さく始めるが吉！

6月4日
一粒万倍日（一粒の種まきで万の実りがある日。何かをスタートさせると吉）
▶未来のための一歩を踏み出して。手帳に目標を書く、やりたいことリストを作るのも◎。

6月5日
一粒万倍日（一粒の種まきで万の実りがある日。何かをスタートさせると吉）
▶人との縁が大きな実りに育つ日。親しい人に感謝を伝えたり、新しい出会いの場に出かけてみたりして。

6月24日
甲子の日（物事が調和し、順調に流れていく日。事始めの大吉日）
▶前からやりたかったことをスタートする絶好のチャンス。決意を書き留め、ひとつ行動を起こしてみましょう。

6月30日
一粒万倍日（一粒の種まきで万の実りがある日。何かをスタートさせると吉）
大祓（罪を清める浄化の日。各地の大祓の儀式等への参加で運気アップ）
大安（何事も吉となる日）
建（十二直の中での大吉日。お金、婚礼、祭祀吉）
▶半年の厄を祓い、新しい運気を迎える節目の日。神社での茅の輪くぐりや大掃除で心と空間を清めましょう。