乾物を水の代わりにヨーグルトでもどし、さまざまな調理に用いる「乾物ヨーグルト」ってご存知ですか？グルメな人たちの間では、そのおいしさはもちろんのこと、”腸活”にも良いと話題です。テレビや雑誌で紹介されることも多いので「名前くらいは知っている」という人も多いのでは。乾物を栄養価高く食べられる理由や、注目のレシピをご紹介します。

ヨーグルトにひと晩漬けるだけ！乾物ヨーグルトの作り方

長期保存ができ、節約レシピにも役立つ乾物。切干大根や高野豆腐などを常備しているご家庭も多いのではないでしょうか。基本的にはどんな乾物でも、下ごしらえは同じです！カラカラに乾いている乾物の表面の汚れをとるために、まずはさっと水洗い。そして、キッチンペーパーなどで水気をふき取ります。あとはタッパ―などの保存容器に入れ、ひたひたになるくらいのヨーグルトをかけてひと晩置くだけで乾物ヨーグルトが完成。とっても簡単ですね！

ヨーグルトでもどすのは、水でもどすのとなにが違うの？

乾物を水でもどすと、水溶性の栄養素であるカリウムやビタミンB群などが水と一緒に溶け出してしまいます。しかしヨーグルトで戻すと、「ホエー」と呼ばれるヨーグルトの水分が乾物にしみこみ柔らかくなるため、成分が流れ出しません。さらに乾物の持つ素材感や味わいがアップするという調査結果も。ホエー自体にもカリウム、ビタミンB群、カルシウムといった栄養素が含まれているのが特徴。さらにヨーグルトには、腸内フローラ（腸内に住みついている100兆個もの腸内細菌の集団）を整える働きがあり、免疫力を高める効果が！また乾物に含まれる食物繊維も、ヨーグルトに含まれる善玉菌の増加をサポート。そうです、ヨーグルト＆乾物は、お互いの栄養素・腸内環境を整える力を高め合う、相思相愛な組み合わせなのです。

乾物ヨーグルトを使った栄養価高＆おいしいレシピ

乾物ヨーグルトを使った、とっても簡単なレシピをご紹介します。
【ほたて缶の旨みが効いている／切干大根とほたてのサラダ】
（1）切干大根をヨーグルト・ほたて缶・マヨネーズに漬け、7～8時間おいてもどす
（2）カイワレ大根を食べやすい大きさに切って散らす
【七味マヨネーズを添えておつまみにも／煮干しのハーブフリッター】
（1）煮干しをヨーグルトに漬けて、冷蔵庫で7～8時間おいてもどす
（2）（1）の煮干しに小麦粉とハーブを適量まぶして、180度の油で揚げる
他にも車麩やドライトマト、干ししいたけ、高野豆腐、乾燥わかめなど乾物なら何でもアレンジOK！あなたのアイデアでお試しあれ。

いかがでしたか？乾物とヨーグルトのまさかのマリアージュは、お互いがお互いを高め合う至福のカップリング。簡単＆ヘルシーなので、さっそくLet's try it！試さない手はありませんね♪