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貯蓄がほとんどない! 今の楽しみのためにお金を使っていたのが、40代になり老後が不安に~Aさんの場合

うちの家計簿 世継 祐子

貯蓄がほとんどない! 今の楽しみのためにお金を使っていたのが、40代になり老後が不安に~Aさんの場合

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目次

FPオフィス「フォルテシモ」へ依頼されたお客さまの家計簿をmymo誌面で診断する【うちの家計簿】第6回。今回のお客さまは、福岡市にお住まいの女性、45歳会社員Aさんです。

家計についてAさんから相談されたこと・・・

(Aさん談)毎月1万円は年金保険で貯めていますが、それ以外は貯めることができていません。老後などわからない将来のためにがまんするより、今の楽しみのためにお金を使っています。

仕事が忙しく帰宅しても自炊する気力がなく外食がほとんどです。残業が続くと、ストレス解消で買い物をしてしまいます。カードで買い物をすることが多いのですが、そんなに使ったつもりはないのに請求額をみてビックリすることがよくあります。

 独身なのでお金は自由に使えて今の生活に不満はないのですが、友達と話すともっとお金をしっかり貯めているようなので気にはなっていました。40代後半になり老後のことも不安になってきました。どのようにお金を貯めたらいいのか、アドバイスをお願いします。

Aさん家計簿
フォルテシモ作成

Aさんの家計簿は・・・?

いままではお金のことに不安を持たずに生活ができていたけれど、自分の将来を考えるとこのままでいいのかな?となんとなく不安になられたのかもしれません。

60歳まで働くとしたら45歳からあと15年。もらえるお給料の回数か限られています。1年に12回お給料をもらうとしたら、あと180回。これをどう使うかはAさん次第です。

なんとなくではなく、具体的に将来のことを考えてみましょう。

公的年金は何歳からいくらもらえる?

老後の生活資金の基本になるのが「老齢年金」です。受け取れる老齢年金の金額は、職業、報酬、加入期間によって異なります。

Aさんの現在の収入が約26万円。20歳から60歳までの40年間、平均報酬月額25万円で働いたとすると、65歳から支払われる老齢年金(老齢基礎年金+老齢厚生年金)は*月額13.6万円となります。

*一定の条件のもとに算出した計算上の目安額であり、実際の支給額を約束するものではありません。

ライフプラン
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今はお仕事が忙しくて、日々の多くの時間を仕事に費やしていらっしゃるかもしれませんが、退職後は日々の時間を自分に使うことができます。老後をわからない不安なことと考えず、自分の自由時間のはじまりと考えてみてはどうでしょう。

どこに住んで、1日をどのように過ごしたいか、具体的にイメージしていくらくらい生活費が必要になるか考えてみましょう。

お金を使うことが習慣になっていませんか?

人の欲望は無限です。欲しいと思うまま、欲望にまかせて使ってしまうと手持ちのお金がなくなるまで使い、足りなくなると、クレジットカードを多用したりキャッシングをしてお金を使うようになってしまいます。

Aさんはお金を自由に使って満足しているとのことですが、今までで嬉しかった支出が特にないとすると、衝動的にお金を使うことが多く、本当に自分で満足できるお金の使い方ができていないのかもしれません。お金を使うということが、目的のない「習慣」になっていないか考えてみましょう。

例えばコンビニに行くことをやめてみる、ストレスが溜まっているときは買い物に行かないなど、習慣を見直してみましょう。ストレス発散のために買い物をすると、落ち着いて判断ができず衝動買いをしてしまいやすいので注意が必要です。

「必要なとき」にお金をおろしていませんか?

今は必要であれば深夜でもコンビニでお金をおろせる時代です。手元には大きなお金を持たずに、使う分だけ必要なときにお金をおろすという方も多いかもしれません。

実は、必要なときにちょこちょこお金をおろすタイプの方はお金が貯まりにくい傾向があります。

少しずつおろすので大きなお金を使っている感覚がなく、総額でどれくらいお金を使ったかわかりにくいからです。給料日近くになると、いつもお金がなくなっていて「どうしよう!」と困ったことはないでしょうか。

コンビニ
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誰でもできるお金を管理する方法2つ

1)予算を立ててお金をおろす

お金を管理するためにお金のおろし方を変えることからはじめてみましょう。

1ヵ月の予算をたて4週で割って、1週間分ずつのお金を週の初めにおろすようにします。そのお金で1週間を過ごします。1週間分のお金を7日で割って、1日分の予算しか持ち歩かないようにしても効果があります。“ついで買い”を防ぐために、お金はコンビニでおろさないのもポイントです。

現在の預貯金額10万円のままでは、急な出費に対応することができません。まずは生活費の3ヵ月分の80万円を目標に、「緊急予備資金」としてお金を貯めることを考えましょう。

2)クレジットカード払いは借金と考えて使わないようにする

また、クレジットカードは現金がなくても欲しいものが手に入るとても便利なカードです。

Aさんは先月カードでどのくらいの買い物をしたでしょうか。はっきり思い出せない場合は注意が必要です。クレジットカード払いだと支払いが数ヵ月先になるので、「いくら使ったか」感覚が薄くなり使いすぎにつながります。

収入には限りがあるのに、支出がいくら使ったかわからないようでは安定した貯蓄はできません。商品を先に手にして支払いを先にのばすのは「借金」と考えて、クレジットカードは使わないようにしましょう。

Wallet+を使って

まず生活の備えとして「緊急予備資金」を目的預金で貯めることからはじめましょう。毎月3万円ずつ積み立ていくと3年後に80万円貯まります。3年後、Aさんは48歳。使うのはあっという間ですが、貯めるには時間がかかります。

(Aさん)なんとなくではお金って貯まらないんですね。食費をまず1日1,500円の予算で月4万5,000円でやってみます! そうしたら3万円貯められますね!

ウォレットプラス

家計簿診断を終えて

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

マザー・テレサの言葉です。いつ読んでもドキッとします。

ちいさな毎日の積み重ねが生き方につながります。Aさんがご自身で本当に満足できる、充実したお金の使い方ができるように願っています。


退職後、自由になる時間とやりたいことができる資金があるといいですね。

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