人生100年・・・という表現も使われるようになり、ますます老後に向けたお金の運用や管理についての必要性が高まってきています。

皆さんは老後、年金だけで生活できますか？ 投資、保険、税制、医療・介護など、老後のお金について考えることはたくさんあります。

そこで、こうした‟金融知識”をどれくらい知っているかについて、都道府県ごとに調べてみました。

金融知識に自信を持っている人の割合は？

「金融知識について自信がありますか？」という都道府県別のランキングを見ると、九州・沖縄のほとんどが、なんと・・・「自信がない」という結果に。

唯一、長崎が11位で上位に入っていますが、それ以外は真ん中あたりから後半。

また、47都道府県中、46位と47位が佐賀県と大分県になるなど、全体的に自信のなさが表れています。

長崎県    11位
熊本県    22位
鹿児島県 26位
宮崎県    30位
福岡県    32位
沖縄県　 41位
佐賀県    46位
大分県    47位
※金融リテラシー調査（2016年）

ただ、九州・沖縄のみなさん、安心してください！ この調査には続きがあり、実際の金融知識に関する調査結果と自信度合いのかい離（どれだけかけ離れているか）も公表されており、長崎県を除く各県は「過小傾向」と判断されています。

つまり、実際の実力よりも自分を低く見積もっている、ということです！

金融知識に自信を持てば、金融トラブルに遭いにくいってホント？

なお、金融知識に自信のある上位10県はこちらです。

〇金融知識に自信のある上位10県
１位    青森県
２位    神奈川県
３位    山口県
４位    東京都
５位    香川県
６位    広島県
７位    岐阜県
８位　 福井県　京都府　和歌山県
※８位は3県が同率
金融リテラシー調査（2016年）

この10県についてさらに詳しく調べていますと、おもしろい事実が！
なんと、この10県の人々は、金融トラブルに遭遇しにくいということが分かりました。

〇金融知識に自信のある10県の金融トラブル経験ランキング
青森県    19位
神奈川県 40位
山口県    30位
東京都    43位
香川県    32位
広島県    21位
岐阜県    28位
福井県    44位
京都府    37位
和歌山県 35位

このデータは振り込め詐欺など金融トラブルを経験した人が多いほど、上位に位置づけられるのですが、10県はいずれも上位にランクインしていません。自信があるからこそ、自分自身できちんと行動をとり、その結果、金融トラブルを回避しているようです。

九州・沖縄のみなさんの多くは、自分が思っている以上に実力はある！という分析結果も出ていますので、金融トラブルに遭わないためにも、しっかりと自信を持ってくださいね。

また、自信のない方は、少しずつ投資や保険の見直しなどを行い、自ら積極的にお金について経験することで、自信を高めていってください。