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貯金が苦手な人でも簡単にお金を貯められるようになる7つの方法

ためる 中村 賢司

貯金が苦手な人でも簡単にお金を貯められるようになる7つの方法

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目次

こんにちはファイナンシャルプランナーの中村賢司です。

お金がなかなか貯められない人の傾向として、自分の家計収支をきちんと把握していないことが挙げられます。ただぼんやりとお金を使っていては、賢くお金を貯めることはできません。

そこで今回は、貯金が苦手な人でも上手にお金を貯めるコツをファイナンシャルプランナーの視点からいくつか伝授します。日頃から多くのお金の相談を受けていますが、お金を貯める事が苦手な人には共通点があります。

もしあなたが、お金が貯まらない人だったら、最後までぜひお読みください。お金が貯まるヒントをいっぱい紹介していきます。

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1)お金が貯まらない人の傾向チェック!あなたは大丈夫?

サイフとお金
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まず初めに、お金が貯まらない人の傾向をチェックリストとしてまとめました。全部で10項目ありますが、いくつ当てはまるか確認してください。

□給料日前、余った金額を貯金している
□銀行口座を一つしか持っていない
□週に何度もATMでお金を引き出す
□レシートで財布がパンパン
□ポイントカードをたくさん持っている
□家計簿の収支金額が合わないと気持ち悪い
□コンビニを週に3度以上利用する
□クレジットカードを何枚も持っている
□携帯電話料金を月1万円以上払っている
□生命保険料を月1万円以上払っている

さて、皆さんはいくつ当てはまりましたか。
7つ以上当てはまった方は要注意、3~6個当てはまった方はお金が貯まらない人予備軍です。そのままにしておくとなかなか貯金は増えませんが、少しずつ改善していけばお金を貯めることができるようになるでしょう。2個以下だった人は、きっとやりくり上手でお金が貯まらないなんてことはないと思います。

では、ひとつずつポイントをみていきましょう。

「余ったお金を貯金」→「先取り貯金」へ
皆さんの、毎月のお金の流れは次の2つのうちどちらですか?
×収入-支出=貯金
○収入-貯金=支出

最初の余ったお金の貯金はバツです。給与が入ったら毎月計画的に先取り貯金し、残りのお金で1ヵ月やりくりするのが、お金が貯まる正しい貯金のやり方です。使いたいだけ使っていては、なかなかお金は貯まりません。

「銀行口座を複数持つ」
銀行口座を皆さんはいくつお持ちですか?
お給料が振り込まれる口座から水道光熱費や携帯電話、生命保険料等が引き落とされ、生活費もそこから何度かATMで出金して、月末余ったお金も同じ口座にそのままにしておく。これではなかなかお金は貯まりません。うまく銀行口座を使い分けることで、お金の流れを把握しやすくなります。
1つ目の銀行口座は、水道光熱費や携帯電話料金や生命保険などの固定費が引き落とされる口座として、毎月一定額を入金しておくようにします。それとは別にもう一つ口座を作り、先取り貯金をして手をつけない口座をひとつ。そして最後に、毎月家計のやりくりをする口座をひとつ。このように銀行口座を使い分けることで、お金の流れが明確になります。

「ATMは決まった日に決まった金額を」
皆さんは週に何度ATMでお金を引き出しますか?
今はコンビニのATMが増えて、いつでも引き出せるようになったので便利ですが、無駄に手数料を払っている人も少なくありません。100円+消費税も積み重なってくると馬鹿にならないので、下ろす日や下ろす金額を決めておき、極力時間外手数料やATM手数料を払わないようにしましょう。

「レシートの管理」
レシートで財布がいっぱいになっている人をよく見かけます。何のためにレシートを置いているのでしょうか?いつか家計簿をつけようと思っている人や購入履歴を把握したい等、理由はそれぞれでしょうが、お金を上手に貯めることができている人は、レシートの管理もきちんとして、家計簿にすぐにつけるため、いつまでも財布で保管するようなことはありません。

「ポイントカードの断捨離」
レシート同様、ポイントカードで財布がパンパンになっている人もいます。今では多くの小売店がポイントカードを発行していて、ポイントが貯まれば割引などの優待があるのでなかなか捨てられないという人もいます。でも、半年に1度くらいしか使わないお店のポイントカードなら、思い切って捨ててしまいましょう。

「家計簿をつける意味」
家計簿をつけている人のなかには、収入と支出の金額を1円単位で管理してしまうことも。収支を合わせるために、何度も何度も計算し直したり、記憶をたどってたりしていますが、家計簿の目的は収支を合わせることではありません。何に使ったかを把握して、無駄がどこかにないかを見つけ、翌月その無駄をしないように予算を組むことが本当の目的です。細かな収支の違いをあまり気にしないようにしましょう。

「コンビニ利用はほどほどに」
近くにあると便利でついつい使ってしまいますね。私も事務所の近くにローソン、自宅の近くにセブンイレブンがあるので、たまに利用することはあります。なかには頻繁にコンビニを利用している人も少なくありませんが、同じものがスーパーでは半額で売っていたりしますので、日常使いは避けた方が良いでしょう。

「クレジットカードは1枚にまとめて」
今は年会費無料のクレジットカードが多いので複数枚持っている人もいますが、特に使い分けることがなければ、ポイント還元の観点からも1枚に統一しておいた方が良いでしょう。複数枚持っているとカードの引き去り日が違ったりして、管理もその分面倒になります。

「携帯電話料金は金食い虫」
携帯電話料金を月1万円以上払っている人をたまに見かけますが、通信料や通話料をよく調べて料金プランを見直すべきだと思います。うまく見直すことができれば、月1万円以内には収まるはずです。また、キャッシュバックやポイント還元などを利用してキャリアを変更することも節約する方法のひとつです。

「生命保険はよく調べて加入」
携帯電話料金同様、家計の負担になるのが生命保険料です。掛け捨ての保険に、月1万円以上払っている人は、本当に必要な保障だけ残して見直しても良いかと思います。何のために保険に入るのか、今一度よく考えてください。また、同じ保障内容でも保険会社が変われば毎月の負担額が2分の1くらい削減できることもあるので、よく調べてから生命保険会社を選びましょう。

2)お金を貯める7つのコツ

支払い漏れで焦る女性
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今まではお金が貯まらない原因を見てきましたが、ここからはお金を貯めるコツを紹介します。ファイナンシャルプランナーとして今までたくさんの相談を受けてきたなかで、お金を貯めることが上手い人の事例や、実際に私が実践しているコツも入れていますので、ぜひ参考にしてください。
ここでのポイントは、お金が勝手に「貯まる」のではなく、意識的にコツコツとお金を「貯める」ということです。

①    まずは現状を把握して家計を見直す
今、いくら生活費を使っているかすぐに答えることができますか?たとえ家計簿をつけていなくても、毎月の生活費をきちんと把握している人もいます。自分の毎月の生活費がすぐに答えられなかった人は、今日からでも家計簿をつけ始めて、まずは現状を把握するようにしてください。
そうすることで、家計のどこに無駄があるかが明確になります。翌月からは月々の家計予算を立てて、その無駄を見直せるようにしましょう。

②    毎月かかるお金を仕分けしてみよう
現状が把握できたら、次に行うのは毎月のお金の管理です。固定費にいくら使っているのか、貯金にいくら回せばいいのか、残ったお金でどうやってやりくりするか、などそれぞれの金額を仕分けしてみましょう。

③    毎月の貯金額を決めて先取り貯金を始めよう
家計の流れは前項で「収入ー貯金=支出」と紹介しましたが、もう少し細かくいうと「収入-固定費-先取り貯金=やりくり費」となります。
まずは、将来必要になるお金をしっかりと把握して、そこから逆算して貯金の目標額を決めます。その目標額を先取り貯金して、残ったお金で上手くやりくりしていけるような家計の流れにしていきましょう。先取り貯金ができるようになれば、家計管理の上級者と言っても過言ではありません。

④    口座を目的別に分けよう
家計を上手く管理するために「財布を3つに分けよう」とよく言われます。言い換えれば、銀行口座や証券口座などに分けて家計を管理するという方法です。
1つ目の財布は「普段使うお金」として、生活費の3~6ヵ月分を銀行の普通口座に預けておきます。
2つ目の財布は「近い将来のために貯めるお金」として、今すぐには使わないが概ね5年以内までに使うお金(車検費用、車の買い換え費用、旅行費用、子供の入学金、マイホームの頭金など)の預け先です。これは同じ銀行口座でも、定期預金等に振り分けておくと良いでしょう。
3つ目の財布は10年以上使う予定がないお金、すなわち「リスクを取って増やすお金」です。これは、証券口座などを開設して、株や投資信託で運用していきましょう。

⑤    おすすめ節約術~固定費の減らし方
節約を始めるにあたり、まず見直すべきポイントは「固定費」です。固定費とは毎月決まった金額が出ていく支出で、主に住宅ローンや家賃などの住居費、生命保険や自動車保険などの保険料、携帯電話やインターネットプロバイダーなどの通信費、加えて水道光熱費などがあります。固定費は一度見直すと翌月以降もその見直した金額がずっと節約できるので、効果は大です。

・住居費~ここ数年低金利が続いていますので、5~6年前に借りた住宅ローンは、今の金利で借り換えることで毎月の返済額を減らすことも期待できます。また、賃貸にお住まいの方は、少しでも安い家賃の所へ引っ越すことで、毎月の住居費の負担は減ります。
・保険料~生命保険や損害保険についても、同じ保障内容であれば保険料は安いに越した事はありません。最近は、ネット系の保険会社も保障内容が良く、保険料も安くなっているので比較検討してみてください。
・通信費~携帯各社の料金がまちまちなので、携帯電話各社の料金プランやインターネットプロバイダー会社の通信料などを比較してみてください。
・水道光熱費~使用量を減らして料金を節約しようと思っても、大きな金額はなかなか節約できません。では、どうやって見直すのかというと、最近電気もガスも自由化となっていますので、電力会社のガスに切り替えたり、ガス会社の電気に切り替えるなど、会社を統一することで料金面やサービス面でもメリットは大きいようです。

⑥    おすすめ節約術~変動費の減らし方
変動費とは、日々の買い物のことを指し、言い換えれば「やりくり」をしていく生活費となります。この変動費を節約するために1円でも安いスーパーを探し、底値表をつけたり、電気をこまめに消したり、またそれを家族に強要したりしていくとギスギスした生活になってしまいます。(もちろん省エネという観点では良いので無駄な電気は消しましょう!)
そこでギスギスしない節約の仕方を2つお教えしましょう!

・「1週ごとの予算を決めて絶対値で節約」~例えば1ヵ月分の生活費を4週間分に袋分けして、それぞれの週は、その封筒の中の金額で収まるようやりくりします。
・「項目ごとに1ヵ月の予算を決めてやりくり」~食事や嗜好品・レジャー費など項目ごとにそれぞれの予算を決めて1ヵ月その予算内に収めるようにやりくりをします。この方法だと、やみくもに節約をするわけではないので、無理なく楽しみながら節約できると思います。

⑦    見落としがちな「臨時支出」を予算に入れておく
固定費や変動費以外にも予想外に出ていくお金があります。家電製品が急に故障したり、車をぶつけたり、子供が大ケガをしたりなど。また、突然の冠婚葬祭費の費用も含めて、臨時支出という金額を予算に入れておく必要があります。
臨時支出の予算としては、生活費の概ね3~6ヵ月分を準備しておくと良いでしょう。生活費が20万円であれば100万円ほど準備しておけば、何があっても安心ではないでしょうか。

3)ざっくりと家計を把握!簡単家計簿のススメ

家計簿をつける女性
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家計簿は絶対つけなければならない訳ではありませんが、毎月の家計収支を把握するには必要不可欠です。しかし、たくさんの方から続かなかったという残念な話をよく聞きます。

① 家計簿アプリを活用する
書店に行くと家計簿がたくさん陳列されていますが、手書きで記入して電卓をたたきながら計算するのはひと昔の話。今は家計簿アプリなどを使うことで、ストレスなく家計簿を続けられるのではないでしょうか。レシートを写メするだけで自動的に項目や金額を読み取ってくれるので、まだ試したことがない人にはおすすめです。

② 貼るだけ家計簿
もっと簡単に家計簿をつけたいという方には、大学ノートにただレシートを貼っていくだけの方法をおすすめします。この「レシート貼るだけ家計簿」は、1日1ページとして、その日の買い物のレシートを、ただ貼っていくだけの方法です。これをするだけでも無駄遣いがどこにあるのか、ノートを見返すだけで概ね把握できます。家計簿が続かなかった人にはおすすめの方法のひとつです。

③ 使った金額をカレンダーに記入
もっとざっくりと家計を把握したい人には、その日に使った金額を、ただカレンダーに書き込んでいくだけの方法もあります。それだけでも1ヵ月のカレンダーを見直せば、たくさんお金を使った日が一目瞭然ですので、その日何に使ったのか思い出せば、翌月のお金の遣い方が変わり無駄遣いが減ること間違いなしです。

いずれにしても、自分に合った方法で家計簿をつけることをおすすめします。デジタル化された今の時代ですが、あえて手書きのアナログ的な家計簿も流行っているようですよ。

4)10年後、20年後の未来のために(まとめ)

住宅資金を貯める女性
【画像出典元】「iStock.com/liza5450」

今回紹介した方法を、1つでも取り入れることで、貯金が苦手なあなたもきっとお金を貯めるのが上手になるはずです。

貯金をする目的は、人それぞれでしょうが、10年後や20年後発生する費用などを計算して、それに備える必要があります。特に、人生の3大支出「教育資金」「住宅資金」「老後資金」については、夫婦でよく話し合い具体的な金額を決めて、それを目標に貯金を始めてください。独身の方も、結婚資金や独立資金など何か目的を持って貯金することをおすすめします。

お金はないよりも、たくさんあればあるに越したことはありません。これからも目標へ向けてしっかりと貯金を頑張ってください。

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