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新社会人に必要な保険って?20代が加入すべき保険とは

そなえる 中村 賢司

新社会人に必要な保険って?20代が加入すべき保険とは

【画像出典元】「iStock.com/taa22」

目次

こんにちは、FP(ファイナンシャルプランナー)の中村賢司です。

社会人になると、周りから保険ぐらい入っておきなさいといわれることもあるでしょう。また、職場に保険のセールスレディーの人が来て勧誘されることもあるでしょう。

さて、新社会人にとって保険って本当に必要なのでしょうか?今回は、新社会人に必要な保険とはどんなものか、どんな選び方をすればいいのか、いらない保険はあるのかについて、FPが専門家の立場から解説します。また、平均的な20代が現在どういう保険に加入しているのかを紹介しながら、FPおすすめの保険について見ていきましょう。

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新社会人に必要な保険って?

万一、事故や病気になったときに備えるものが保険です。死亡したときや病気やケガで入院したときに備えるものもあれば、老後の年金に備えるような保険や他人にケガを負わせてしまったときの賠償に備えるような保険まで、その種類はさまざまです。

そもそも保険とはたくさんの契約者がいて、みんなで少しずつの保険料を出しあい、万一何か事故に遭った人へ保険金として一定の金額を支払う、相互扶助の理念に基づいた仕組みとなっています。

保険の種類①~生命保険と損害保険の違い~

まずは平均的な20代が入っている保険について見ていきましょう。下記のデータをみてください。

「20代の生命保険加入率」
男性:58.2%
女性:53.2%
(生命保険文化センター「生活保障に関する調査」平成28年度)

このデータからも分かるように、20代の皆さんは2人に1人が生命保険に加入していることになります。

まず生命保険とは、名前の通り人の「命」に関わる保険で、死亡したときや病気やケガで入院したときなどに備える保険のことをいいます。

それに対して「モノ」に掛けるの保険が損害保険です。自分の家が火事になったときや、自分の自動車をぶつけたときや事故を起こしたときなどに保険金がおりてきます。また他人への賠償として支払われるものもこの損害保険です。

保険の種類②~死亡保険、医療保険、がん保険、個人年金保険、自動車保険、火災保険、傷害保険など~

保険
【画像出典元】「iStock.com/zimmytws」

生命保険の中には、死亡保険、医療保険、がん保険、個人年金保険などがあります。

死亡保険とは、遺族のための保険で、自分が死亡したときに保険金を遺族が受け取ります。それに対して医療保険やがん保険は自分のための保険で、入院や手術に備えることができます。そして、個人年金保険とは老後の年金を自分で積み立てていく保険で、これも自分の将来のために掛ける保険です。

一方の損害保険の中には、自動車保険、火災保険、傷害保険などがあります。

まず自動車を購入したときに加入するのが自動車保険で、主にヒトやモノにぶつかったときの賠償を目的に加入します。もちろん自分の車をぶつけたときもその損害に対して保険金がおりてきます。

火災保険は自分の家に掛けるものです。持ち家でない人には関係ないと思いがちですが、独身であっても一人暮らしをしていたら必要なものです。自分の家財道具を保険の目的として加入し、さらに自分が火事を出したときに大家さんへの賠償の補償も追加で掛けることもできます。

傷害保険は名前の通り、ケガや事故で傷害を負ったときの補償です。主に入院や通院、さらには死亡したときに保険金がおりてきます。スポーツをされる方にはおすすめの保険です。

新社会人の20代におすすめの保険3選

1、掛け金が割安なのが魅力~共済保険

新社会人の皆さんは、まず自分の勤務先にどのような福利厚生制度があるのかよく調べてみてください。福利厚生制度が充実した職場では、共済保険やグループ保険といった割安な掛け金で加入できる保険が準備されています。これを利用することで民間の生命保険に入るよりも保険料の負担が安くてすみます。

2、ケガや事故に備えるなら~傷害保険

20代の方は平均的に病気にかかるよりもケガや事故で入院することの方が多いでしょう。特にスポーツなどしている方は傷害保険に入っておくと安心です。

3、貯金にもなる~終身保険

終身保険とは死亡保険の一種です。新社会人の若い皆さんには死亡保障は必要ないと思いますが、掛け捨てではなく保険料が積み立てられるので、貯金代わりに検討してみるのも良いでしょう。知らず知らずのうちにお金が貯まっていくので、将来解約したときにまとまった解約返戻金を受け取ることができます。ただし、解約するタイミングによっては元本割れすることもあるので注意してください。

20代で無理に入らなくてもいい保険とは?いつごろ加入すべき?

話を聞く老夫婦
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1、途中解約に注意が必要~年金保険

将来の年金積み立てを早いうちから始めることはもちろん必要ですが、新社会人にはまだちょっと早い気もします。また積み立てている途中で解約すると年金保険は元本割れすることが多いので、若い皆さんにあまりおすすめしません。

2、結婚したら検討~死亡保険

結婚して子供ができたら死亡保険が必要となります。しかし、新社会人なら死亡保険についてはあまり考えなくてもよさそうな気がします。結婚して子供ができたときに考え始めれば良いでしょう。

3、病気による治療や入院に備える~医療保険、がん保険

若い皆さんにも健康への不安があって必要と思われるかもしれませんが、十分な検討が必要です。保険は損得で考えてはいけませんが、確率で考えると平均的に入院するリスクは年齢とともに上がっていくので、20代はまだまだ低いといえます。よって医療保険には加入せず社会保険(健康保険)でまかなうことにして、その分しっかり貯金をするようにしてください。貯金があれば、その貯金から医療費を支払うことができます。

保険の選び方のポイントと上手な組み合わせ方は?

新社会人の皆さんは、まずは保険に入る目的を明確にしましょう。自分が何に対して不安があるのか、それが死亡したときなのか、病気などで入院したときなのか、ガンになったときなのか、それとも他人にケガを負わせたときなのか、など。保険の選び方に正解はありません。

よく若い人たちからおすすめの保険はありますかと聞かれることがありますが、私は必要性を感じていないのであれば無理に入らなくていいのでは?とも答えています。とりあえず入っておこうという考えであれば、割安な保険に加入しておくと良いでしょう。

まとめ

平均的な20代の2人に1人が入っている保険は「生命保険」でしたが、今回は、新社会人にとって本当に必要な保険や選び方のコツ、無理に入らなくていい保険について見てきました。

保険にはたくさんの種類があるため、自分で決めるにしてもなかなか判断しにくいでしょう。ここで覚えておいてほしいことは、自分の保険は何に重点を置くかをよく考えて、必ず自分で決めることです。

迷ったときは職場の先輩に何に入っているのか聞くのも良いでしょう。とりあえず何か入っておけば安心なのが保険ですが、入る時期を考えて、20代では必要最小限でOK。無理して入らないという選択も、私は「あり」だと思います。

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