高卒・大卒の初任給の差は平均4万円、初任給の使い道1位は?
人生で初めて受け取るお給料、初任給。平均でいくらくらいもらえるのか、またその使い道など考えるとワクワクしますね。今回は高卒、大卒の初任給の平均や手取り金額、その使い道などについてご紹介します。
▼関連記事
初任給で贈ろう!両親に感謝の気持ちを込めた体験ギフトのプレゼント
社会人1年目の年収や手取りの平均は?お金に困らない貯め方・使い方
大卒と高卒、それぞれの初任給の平均、手取りはいくら?
平成29年度の厚生労働省の調査によると、大卒、高卒、高専・短大卒の全国の初任給平均は下記の通り。
大卒 20万6100円
高卒 16万2100円
高専・短大卒 17万9200円
平成28年度の初任給と比べると、学歴を問わず前年度より平均1.3%ほどアップしています。今年度の経済状況を考えると、引き続きアップが見込まれるといってよいでしょう。
この金額は総支給額。実際に受け取るお給料=手取りとなると、ここから健康保険、厚生年金保険、雇用保険などの保険料のほか、所得税や住民税などの税金が引かれます。住んでいる都道府県によって少々金額に差が出てきますが、総支給額20万円の場合、手取りはだいたい17万円7200円程度。初めて保険料、税金を収める新社会人は「意外に引かれるんだな」と感じるかもしれませんね。(データ出典元:「平成29年賃金構造基本統計調査結果」)
職業や企業規模によって初任給は違いがある?
同じく厚生労働省のデータを見ると、職業別の初任給の差はあるといえます。
初任給が多い職業(産業)は・・・
情報通信業 21万5000円
学術研究、専門・技術サービス業 21万3900円
逆に初任給が少ない職業は・・・
宿泊業、飲食サービス業 19万4500円
運輸業、郵便業 19万5000円
※すべて大卒の場合の金額。高卒、高専・短大卒も同傾向
また、大企業(雇用者1000人以上)の場合、21万1000円、中企業(100人~999人)20万2500円、小企業(10人~99人)19万9600円であり、企業の規模によっても初任給の平均には差があります。
とはいっても、初任給が低くてもその後の収入がアップしていく企業や職業もありますし、基本給が低く残業代など諸手当が高い企業・職業の場合、一見初任給が高くみえますが、ボーナスは基本給をベースとして算出されるため年収が低くなる可能性もあります。これから就職活動をする人なら自分のやりたいこと、年間収入などさまざまなことを考慮に入れて、進む道を決めましょう。
みんなはどんなことに初任給を使ってるの?使い道ランキング
初任給の使い道第1位は貯蓄!アンケートで「貯蓄に回す」と答えた人が50%以上もいました。みんな、しっかりしていますね。次に多いのは「生活費」、「親への贈り物を買う」は3位。親へのプレゼントが意外に少ない印象です。しかし、このアンケートでは「親をご馳走につれていく」という項目が5位になっていますので、親にお礼を兼ねてお金を使う人が多いこともわかります。
そのほか、「自分にちょっと良いものを買う」「新生活に必要なものを買う」という人も多くなっていました。どんな使い方をするかはその人それぞれですが、初任給は記念でもありますから大切に使いたいものです。
(データ出典元:ソニー生命保険株式会社「社会人1年目と2年目の意識調査2018」)
一生に一度しかもらえない初任給。どんなふうに使うのかは、事前に考えておくことをおすすめします。貯蓄するならいくら貯蓄するのか、どんな貯蓄を選ぶのか、さらに投資に回すという手もあるでしょう。また、親へのプレゼントならどんなものが喜ばれるのか考えるのも楽しいものです。ぜひ素敵な使い道をみつけてくださいね。