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社会人1年目の年収や手取りの平均は?お金に困らない貯め方・使い方

ためる 内山 貴博

社会人1年目の年収や手取りの平均は?お金に困らない貯め方・使い方

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目次

監修・ライター

内山 貴博

内山FP総合事務所株式会社 代表

内山 貴博

ファイナンシャル・プランナーCFP®

期待と不安、どちらかというと不安の方が大きかった新社会人としての船出。私自身が思い出すのは新入社員研修のため新幹線に乗り込んだ日のことです。
成人式の日に覚えたぎこちない手つきでネクタイを締め、新入社員研修が行われる会場を目指して新幹線に乗り込みました。

就職活動のときに何度も新幹線を利用しましたが、車内の雰囲気がそのときとは明らかに違う気がして、学生の顔から社会人の顔へ変わったのはそのときかもしれません。
そんな社会人初日は特別な1日で、今でも忘れられません。

新社会人となる皆さんは、間もなく社会人としての生活をスタートさせることと思います。社会人になることで学生のときとは違う景色も見えてきます。そして責任もとらなければなりません。
少なくとも自身の家計管理ができなければその後の将来が心配です。

新社会人は名刺の渡し方から電話対応の仕方など覚えることがたくさんありますが、ぜひお金との付き合い方(お金の貯め方・使い方)もその一つに加えてください。

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新入社員の平均月収は約20万円!

給料
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厚生労働省の賃金調査によると大学・大学院卒の新卒社員の月収は約22万円、高校卒が約19万円とやや開きがあります。また、大企業の方が初任給も多いようです。

(円)

 

全体平均

大企業

中企業

小企業

大学・大学院卒

223,700

229,300

220,200

214,500

高卒

194,500

206,300

188,600

190,100

注)厚生労働省「平成29年賃金構造基本統計調査」を用い、同調査の20歳~24歳の年齢層を新卒社員として計算しています。本文中も同様。

学歴同様に年収に差が出るケースは、正規雇用か非正規雇用かの違いです。大企業の場合、正規雇用の新卒社員の月収は約22万円、非正規は約19万円と3万円ほど開きがあります。
いずれにしましても、平均的に20万円の月収をいかに上手に使うか、そして貯めるかということが新社会人には求められます。

新入社員の平均貯金額は30万円以内。貯金ゼロも2割以上に

マイナビ学生の窓口調べ(2016年)によると20%以上の新卒社員が貯金なしと回答しています。
0万円~30万円が過半を占めており、それほど多くの貯金ができていないのが実情のようです。

かくいう私も就職のために一人暮らしをはじめ、敷金や礼金、家具などを揃えると、ほとんど貯金がなくなり、初任給が楽しみだったことを覚えています。
社員寮に入る場合や実家から通う場合であっても、何かと社会人としてのスタートはお金がかかります。

学生アルバイトをしている人は、それを見越してバイト代の〇%は貯金するといったルールを作り、一定額を貯めておいてください。
また、社会人としてスタートしてからも工夫しながら少しずつ貯金をしてください。

社会人としての会食や付き合いは学生のときとは違い、交際費や食費などそれなりのお金が必要になることも。また、20代や30代は結婚などライフイベント満載です。
「自分は結婚しないから」と思っている人も、友人知人の結婚式に参列する機会が増えてきます。
私も2週続けて他県で結婚式参列という経験があり、「おめでとう」が飛び交う中、お札がどんどん財布から出ていって冷や汗が出た覚えがあります(笑)。

また、キャリアを重ねていけば徐々に後輩や部下もできていきます。カッコいい先輩であるためにも、ある程度お金は蓄えておきたいところです。

ズバリ!新社会人が目指すべき貯金の目標額はいくら?

貯金
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新社会人1年目で、月給が20万円の場合、社会保険料や税金で3万円ほどは差し引かれます。よって初任給の手取りは17万円程度です。

家賃や食費、交際費など個人差がありますが、毎月5万~10万円を貯蓄するというのは現実的ではなさそうです。
上手にやりくりして月3万円を1つの目標にし、早い段階で貯蓄100万円を達成するのを目標にしていきましょう。

なお、20代単身で年収が300万円~500万円の人の貯蓄額平均が158万円で中央値が75万円です(金融中央広報委員会「家計の金融行動に関する世論調査」平成30年)。
過半数の人が100万円未満と回答していることからも、20代半ばあたりで100万円を突破すれば上手にお金を貯めることができているといえるでしょう。

貯めるのはお金だけじゃない!

これから新社会人になる読者の皆さん、社会人ライフをイメージできましたか?

「大学時代が人生のピークで、社会人は地獄の入口」と思っていたのは、何を隠そう筆者自身です。厳しい部活や大学受験から解放され、自由な時間が一気に増えました。
一方で、親に面倒を見てもらいながら、仕事もアルバイトという位置づけでそれほど責任もない。
そんな大学生活を、なんて居心地の良い場所なんだ!と思っていましたが、社会人1年目にそれが間違っていることに気づきました。

仕事ができる人、カッコいい上司などがいて、そんな人たちはオンとオフの切り替えが上手で、大学生とは別次元の居心地の良い場所にいるようにみえたからです。

ところで、新社会人にとって、お金を貯めること=節約ではありません。
お金も大切ですが、若いうちに本当に貯めなければならないのは、知識や経験、そして人脈です。
多くの人と会い、いろいろなところに出かけるにはお金を節約ばかりしていてはかないません。

ぜひ上手なお金の貯め方と将来の自分を高めてくれる上手なお金の使い方、両方を身につけた立派な社会人になってください。

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