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FPに聞く!一人暮らしの生活費、みんなどれくらいかかってるの?

ためる 内山 貴博

FPに聞く!一人暮らしの生活費、みんなどれくらいかかってるの?

【画像出典元】「iStock.com/kupicoo」

中学生や高校生にとっては「都会で一人暮らし」というのは大きな憧れの一つかもしれません。駅から近くのアパートを借り、門限もなく、自分のペースで生活。いいですよね。

私は大学まで実家生活だったため、新社会人となり初めての一人暮らしで、ロフト付きのアパートを借りました。そのロフトに上がり、ワンルームの部屋を見渡しながら、TVはどこに置こうか?次は何を買おうか?と胸躍らせたことを覚えています。

一人暮らしの生活に胸躍らせて・・・

一人暮らし
【画像出典元】「iStock.com/KatarzynaBialasiewicz」

月曜日から新社会人として1週間忙しく過ごし、週末は社会人初めての飲み会!何時に帰宅してもOK!土日は近くの商店街で買い物をして、自分の食べたいものを用意し、好きなTV番組を見ながらの夕食。大満足の日々を過ごしていましたが、初めての日曜日の夜、それまで感じていた一人暮らしの特権よりも、一人の寂しさや不安を感じたことを覚えています。

アパート近くのにぎやかな一軒家家族をうらやましく眺めながら、将来に向き合うことになりました。

それから20年近くが経過し、今は家族で生活、楽しい日々を過ごしていますが、そうなると今度はやっぱり一人暮らしもいいなと!

人って、無い物ねだりですよね・・・(笑)。

2018年1~3月調査では、単身世帯の1ヵ月生活費は約16万円!

グラフ

そんな一人での生活。当然、お金も自分で管理しなければなりません。総務省の家計調査(2018年1月~3月)によると、単身世帯の1ヵ月あたりの消費支出は16万3035円。そのうち最も高い割合を占めるのが食費で、3万7809円です。住居費は家賃を払っている人と払っていない人(ゼロ円の人)がいるため、実際とはややかけ離れた数値(2万円代)となっているため、グラフには表示していません。

アパートやマンションなどを借りている一人暮らし世帯からすると、家賃が最も高く、その次が食費というところでしょうか。なお、九州・沖縄エリアの消費支出は16万1423円で、全国平均とほとんど変わりありません。

ただし、単身世帯というとリタイアした高齢の方なども入りますので、初めて一人暮らしをする新社会人など、若い世代だけではどう変わるでしょうか?

34歳未満の単身世帯データがありましたので、比較してみました。それによると、1ヵ月あたりの消費支出は17万1890円、そのうち食費が4万793円と、少しずつアップしています。

振り返りますと、私の初任給手取りもこれくらいだったような・・・。皆さんはいかがでしょうか?20代前半の若手社会人の場合、お給料のほとんどが消費に回っているようですね。確かに、私もあまり貯蓄する余裕はなかったです(汗)

つづいて、2008年と2018年を比べてみると・・・

10年前比較

ちなみに10年前のデータ(2008年1月~3月)によると、34歳未満の1ヵ月あたりの消費支出は18万8993円。今より2万円近く多かったようです。

2008年と2018年を細かく比較してみますと、食費のうち酒類の金額が10年前は1053円だったのに対し、782円。2割以上下がっています。そして何より目立ったのが自動車関連費。2008年は2万6960円でしたが、現在は1万7665円と1万円近く下がっています。

最近の若い人たちはお酒を飲まない人が増え、また、車も乗らない人が増えたとよくいわれますが、家計調査にもその傾向が表れているようです。


時代が変わればお金の使い方も変わりますね。今回利用した総務省の家計調査を参考にすると、いろんなヒントが見つかるかもしれませんよ。

総務省統計局「家計調査」