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海外で余った通貨どうしてる?FP直伝「通貨」と「外貨投資」のしくみ

ためる 内山 貴博

海外で余った通貨どうしてる?FP直伝「通貨」と「外貨投資」のしくみ

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目次

海外旅行の際、いつ現地通貨に両替しますか?

そして旅行最終日、残った現地通貨はどうしていますか?

私はファイナンシャルプランナーとしての見聞を広めるため、年に1、2度アジアを中心に海外に出向いています。アジア経済の成長度合い、生活実態などを肌で感じるのが目的です。

旅行最終日、財布の中の現地通貨とにらめっこしながら、なるべく使い切って帰国できればいいなと考え、お土産や帰国前の空港での買い物額などを計算しながら過ごしますが、それでもいくらか余りが出ます。余った通貨を空港で日本円に戻している人をよく見かけますが、私はその余った訪問先の通貨をそのまま持ち帰り、保管するようにしています。

海外旅行先の通貨
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香港ドル、人民元、フィリピンペソ・・・

いろんな通貨が私の引き出しの中で眠っています。

さて、そんな通貨ですが、世界で180種類ほどあるといわれています。皆さんは何種類、言えますか?

世界の通貨
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私が一番印象に残っている通貨はベトナムドンです。数年前のレートで100万ドンが4000円程度でした。買い物する際に、「ワンミリオン」と言われ、ビックリしたのを覚えています。日本円にすると数千円程度と分かってはいるものの、その響きに思わず委縮してしまいました。

この執筆を機に久しぶりにベトナムドンのレートを調べてみると、現在100万ドンは4700円ほど。ドンが以前より高くなっていることが分かります。つまり、私の引き出しの中にあるドンの価値が高まっていることになります!ベトナムのような成長国ですと、今後もますます通貨価値が高まることも期待できます。

私たちの通貨である日本円の、対ドルレートの推移を振り返っても同じことがいえます。

1970年代初め、固定相場時代は1ドル360円。その後、変動相場制へ移行すると1ドル200円台で推移、日本経済の高い成長率や1985年の「プラザ合意」などをきっかけに80年代後半から90年代にかけては1ドル100円台、そして100円を割る局面も。

「1ドル200円から100円へ」とシンプルに捉えると、この間、円はドルに対して価値が2倍になったことを意味します。

1970年代~80年代ぐらいに“成長国日本”に旅行したアメリカ人が、その時の日本円を持って帰り、そのまま保有していたら、価値が2倍になっていますよね。

こんなことを考えると、現地通貨を使い切らず、少しでも持っておこうかな?そんな気持ちになりませんか。

外貨投資
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いや、むしろわざわざ海外に行かなくても、日本にいながら外貨預金や外貨建ての投資商品など検討してみるというのも、手持ちのお金をふやす1つの方法です。

「外貨投資」というと少し難しく感じるかもしれませんが、世界のさまざまな通貨に興味を持ち、世界一周旅行といった楽しい計画を想像しながらお金のことを考えてみると、どんどん興味がわいてくるかもしれません。

欧州圏はユーロという統一通貨があり、25ヵ国が同じ通貨を使用しています。ただ、硬貨の片面は共通デザインですが、もう片方は国によってデザインが異なっているのですよ。フランスやドイツ、イタリアなど各国を旅行すると、同じユーロでありながらいろんなデザインの硬貨に出会うことができます。このように、通貨1つを見ても、歴史的な背景や経済知識を勉強することもできますよ。

ぜひ、世界地図を眺め、行きたい国を探しつつ、お金の勉強もしてみてください。
 

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