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もらい損ねている人多数「再就職手当」、実は失業手当よりお得な制度 (3ページ目)

ふやす 中村 賢司

6.  再就職手当が支給されないケースや、注意点は?

では、この再就職手当が支給されないケースがあるのでしょうか。支給されるには、先に紹介した支給条件を満たしている必要があります。その大前提は「雇用保険」に加入していることです。

正社員であっても、会社によっては雇用保険未加入の場合もあるので事前に確認しておいたほうが良いでしょう。逆にアルバイトやパートでも社員という雇用形態で働き、雇用保険に加入していれば支給されるケースもあります。また、契約社員などで更新の予定がない1年以下の有期雇用契約の場合も再就職手当は支給されませんので、ご注意ください。

支給されないケースで最も多いのが、支給残日数の不足です。再就職手当の支給条件に「失業給付の支給残日数が所定給付日数の3分の1以上」という条件があります。1日足りないだけで支給されませんので、転職をするタイミングを見計らうことも重要です。自己都合退職などで所定給付日数が90日と短い人は、特にご注意ください。

また、再就職手当の申請後すぐに退職した場合も支給されませんので、職場に馴染めないからとすぐに退職を考えるのでなく頑張って長く勤めましょう。

長く勤めて再就職が定着した場合には、また別の手当が受給できます。それが「就業促進定着手当」です。

就業促進定着手当とは、再就職手当の受給者が引き続き再就職先に6カ月以上雇用され、かつ以前の職場での1日分の賃金より低い場合にもらえる手当のことです。再就職先の賃金が前職の賃金よりも低下した場合には、低下した賃金を補てんしてくれるうれしい手当なので、こちらも併せて確認しておくと良いでしょう。

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再就職手当についてのQ&A

Q 再就職手当の待機期間とはどのくらいですか

A 7日間です。ここでいう待機期間とは仕事をしていない期間のことを指します。再就職手当の受給条件に「待機期間(7日間)が経過した後に職業に就いた場合、または事業を開始した場合」とありますので、ハローワークに確認しておきましょう。

Q 自己都合退職だと、再就職手当の額が減りますか

A 変わりません。しかし自己都合退職の場合、失業保険が自己都合退職などで3カ月の給付制限がある場合、説明会後1カ月間は直接応募等で採用されても、給付の対象になりませんのでご注意ください。

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