スキマ時間埋めるギグワーク、単発だからこそのマッチング術
こんにちは、ライター/ランサーズ新しい働き方LABコミュニティマネージャーの中新大地です。
日々の中で唐突に訪れる「スキマ時間」を皆さんはどのように過ごされていますか?私はスマートフォンでゲームをしたり、ウィンドウショッピングをしていたりするのですが、「この時間、なんだかもったいない」といつも感じています。
そんなスキマ時間を有意義に過ごせると注目されているのが、「ギグワーク」です。
果たしてこのギグワークにはどんな魅力があり、どうやって仕事を見つければ良いのでしょうか。一緒に考えていきましょう。
スキマ時間を埋めるギグワークの魅力とは?
そもそもギグワークとはどんな働き方で、どんな魅力があるのでしょうか。「〇〇ワーク」という言葉は最近とても増えていますし、なんだかわかりにくいですよね。
ここではその疑問を明らかにしつつ、皆さんの今のワーク・ライフスタイルにギグワークが合うかどうかを考えてみてください。
持て余した時間をお金に替えることができる
ギグワークは通常、1~3時間ほどの短い時間で働くことを指します。
この「ギグ」は短い時間あるいは単発の音楽のセッションを意味する「Gig」という俗語に由来しているそうです。
3時間は少し長いかもしれませんが、1時間くらいなら持て余すことも十分あり得る長さですよね。私ならスマートフォンでダラダラとネットサーフィンをしてしまいますが!
ただ、そうしたスキマ時間もお金に替えられるのがギグワーク。仮に1回の仕事が少額でも、回数を重ねるとかなりの金額になります。
チャレンジと経験を積む機会を得られる
ギグワークは副業の一種として重宝されるようになっており、プロジェクト次第では本業で普段使わないスキルを使って働くこともできます。
例えば「普段は保険会社で働いている人が、ギグワークでイラストの仕事をする」ということもできるでしょう。
もちろん、本業で手に入れたスキルをギグワークでも用いることで、効率よく働いたり、経験値を積み上げたりすることもできます。
自信を付けてキャリアを練り直すことができる
ギグワークによって本業ではできないスキルを発揮したり、本業のスキルアップとして活用できると、自分自身の大きな自信となります。
また、たとえ短時間であっても、ギグワークによって普段は目にすることができない別の世界を垣間見ることができます。
その過程で自分が持つスキルと、それを必要とする仕事との「需要と供給」の関係を客観視することもできるでしょう。
その結果、自分の本業を充実させるために欠かせない、新しいスキルに気付くことができますし、もしかするとギグワークで挑戦した業界にこそ、自分が目指すべきキャリアがあるかもしれません。
ギグワークは、自分のスキルやキャリアへの自信と気付きの両方を与えてくれる働き方と言えます。
明日からスキマ時間ゼロ!ギグワークを充実させるマッチング術
さて、ここからは実際にどういった方法でギグワークに挑戦していくのか、どういった仕事を獲得するべきなのかといった疑問を解決していきましょう。
これであなたも明日からスキマ時間がゼロになるかもしれませんよ。
安全かつ簡単に!クラウドソーシングを活用しよう
ギグワークで扱われる仕事は、基本的には短期・単発のものが多いです。
アンケートへの回答や短い文章の執筆、似顔絵やロゴを描いたり、誰かをタロットで占ったりするといったことも、ギグワークとして成り立ちます。
こうした仕事は「クラウドソーシングサイト」でよく取り扱われます。
例えば「ランサーズ」や「クラウドワークス」などです。それぞれに仕事をスムーズにやり取りできるような仕組みがあります。ギグワークではこのやり取りをいかに簡略化できるかが重要になってくるので、どういうものか興味がある方はチェックしてみてください。
もちろん、依頼される内容によってはスキマ時間では終わらない場合もありますので、事前に依頼主と作業範囲を十分に交渉しておくのがポイントです。
また、会社員やアルバイトと違って、特定の企業と雇用契約を交わすわけではありません。取引相手が多岐にわたることも、相手が個人のこともあり得ます。
仕事を探すだけでなく、仕事の後のお金のやり取りを安全に行う上でも、クラウドソーシングの利用を検討してみても良いでしょう。
スキルがなくても大丈夫、数で勝負しよう
少し語弊がある言い方にはなってしまいますが、ギグワークは特別なスキルがなくてもお金を得られる働き方です。ここがよく比較されるフリーランスとの決定的な違いかもしれません。
フリーランスは、特定の組織に属さず、個人のスキルに応じてプロジェクトごとにさまざまな仕事を請け負う点ではギグワークと似ていますが、ギグワークで得られる仕事よりも専門的なスキルを必要とする場合や、単発・短期で終わらない仕事も多いです。
前述したようなアンケートへの回答や最近流行っているフードデリバリーなどの仕事は、未経験でも始めることが可能で、数をこなすほど稼ぐことができます。
つまり、体力やスケジュール管理に自信がある人にはピッタリ。自分の生活スタイルを振り返り、どこに余力や余暇があるか探してみることから始めてみましょう。
スキルとスキルをかけ合わせて高単価を狙おう
ギグワークは短時間で働くことを第一としているため、どうしてもひとつひとつの単価が安くなりやすいのがデメリットです。あまりに稼げないと、「無理に忙しく働くより、のんびりしていたい」と思うようになるかもしれません。
そんな時は「自分のスキルとスキルをかけ合わせる」という視点で仕事を探してみましょう。もしくはクラウドソーシングやSNSを使って、「私にはこんなことができます」と仕事を求めてみても良いですね。
例えば、「悩み相談をしながら、あなたの未来を占う」という仕事で考えてみましょう。
この仕事にはカウンセリングというスキルと、占いのスキルとが組み合わされています。他にも「自分の身の回りにある商品を写真付きでレビューします」という仕事の場合には、写真撮影のスキルと、文章のライティングスキルが組み合わされています。
このようにスキルとスキルを組み合わせられる上に、それを仕事として言語化できるようになると、唯一無二の人材になれます。当然、そうした人材は多くの人から求められますから、単価を上げて交渉することも可能になるでしょう。
どんな些細なことでも構いません。まずは自分の得意なことや好きなことを洗い出してみてください。
自分のやりたいことや得意なことが分からない」という方は、下記を参考にしてみてください。
副業のスタートラインは「細分化」すればうまく行く!
https://mymo-ibank.com/money/3931
誰でもギグワークの時代へ!
ギグワークは数を多くこなしてお金を稼ぐこともできますし、自分がすでに持っているスキルを使って効率よくお金を稼ぐこともできる働き方です。
社会が大きく変化する時代に働く選択肢を多く持つことは、”豊かさ”につながると私は考えます。それはお金という意味でももちろんですが、今まで経験した事のなかった自分への自信や気付きを対価として得られることも意味します。
そんな中、LINE株式会社は求人サービス「LINEスキマニ」のソフトローンチを2021年2月24日に控えています。
(参考:LINE、ギグワーク市場(単発雇用サービス)に参入 企業とユーザーの隙間時間をマッチングする求人サービス「LINEスキマニ」をスタート、“新しい働き方”の実現を目指すhttps://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2020/3490)
このサービスは名前の通り、本記事の主題である「スキマ時間」における企業と個人のマッチングを実現させることを目的としており、企業にはピンポイントでの人材不足の解消を、個人にはより柔軟に働けるようになると謳っています。
今回私が紹介したいくつかのクラウドソーシングを使ってもギグワークを実践することはできます。ただ、LINEスキマニは企業と個人が「スキマ時間(人材)を埋める」という共通意識のもとマッチングすることになりますから、もしかするとクラウドソーシングよりもさらに効率よく仕事のやり取りができるようになるかもしれません。
誰でもギグワークができる時代は、もうすぐそこまで迫っています。場所さえあれば、後はやるかやらないか、ただそれだけなのです。