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“ブスの25箇条”から考察するwithコロナの生き残り方!!

「お金0.2から2.0まで」新しい経済のルールと生き方を考える 中村 修治

“ブスの25箇条”から考察するwithコロナの生き残り方!!

【画像出典元】「 upslim- stock.adobe.com」

“ブス”なんて公に言えなくなって久しい。ちょいと書くのも憚れる。怒られる。しかし、今回は、炎上を覚悟で、あの有名な“ブス25箇条”について書いてみた。このコラムで表記される”ブス”は、相対的な美醜を現す言葉ではないのでご了承いただきたい。
戦略プランナーであるワタシ(中村修治)にとって、令和のマーケティングのキーワードは“ブス”だと考えている。

不動産業界における「ブス・ブス・美人の法則」って!?

不動産の営業の古典的手法に「ブス、ブス、美人の法則」というのがある。物件探しの時の、お客様を案内する順番に関する法則である。好みでないであろう物件(ブス・ブス)と見せてがっかりさせ、最後の最後に本命(美人)を案内して、決定力を上げる。これが不動産案内の古典的手法「ブス・ブス・美人の法則」である。
しかし、ここで話しが終わったら・・・「結局、ブスが利用されている」という無粋なビジネスの話しになるので、もう少し深く読み解きたいと思う。

“ブス”なココロと技術じゃ生き残れない!!

ここで大事なのは、「ブス、ブス、美人の法則」を実践する不動産の営業マンには、お客様の欲しい物件が、ちゃんとイメージできていることである。”ブス”を活用できる人達には、ちゃんとした「顧客想像力」と「技術・接客」が必須であるということだ。「ブス」に光を当てるには、「ブスなココロと技術」ではダメだということである。

“ブスの25箇条!”から学ぶ令和という時代。

そこで、かの有名な宝塚歌劇団にある伝説の「ブスの25箇条」である。
「ブスの25箇条」
1.笑顔がない
2.お礼を言わない
3.おいしいと言わない
4.精気がない
5.目が輝いていない
6.いつも口がへの字の形をしている
7.自信がない
8.希望や信念がない
9.自分がブスであることを知らない
10.声が小さく、イジケている
11.自分が正しいと信じ込んでいる
12.グチをこぼす
13.他人をうらむ
14.責任転嫁がうまい
15.いつも周囲が悪いと思っている
16.他人にシットする
17.他人につくさない
18.他人を信じない
19.謙虚さがなくゴウマンである
20.人のアドバイスや忠告を受け入れない
21.なんでもないことにキズつく
22.悲観的に物事を考える
23.問題意識を持っていない
24.人生においても仕事においても意欲がない
25.存在自体が周囲を暗くする

なんと素晴らしい25箇条!!”ブス”なビジネスをしない心得が、ここに全部ある。「必要なものだけ」を追い求めて市場競走するより、「捨ててきたもの」とは何かを考えることの方に、ブレイクスルーのキッカケはある。

雀鬼・桜井章一は、その著書「未知の力を開く!」の中で・・・「私の麻雀は、自分の捨て牌に目を通し、そこから全体の雰囲気を感じていく」「自分が要らないものこそ大切で、そこに本当の自分、ものの本質が隠れている」と言っている。拝金主義のビジネスで捨ててきたものを、いま、見直す時期に来ていると思う。それが令和という時代だと考える。

「見た目採用」がまかり通っていた時代は終わった。コロナ禍の中で当たり前になったオンラインの会議で浮き彫りになったのは、「見た目より本質的な価値」の方だ。マジでブスな店舗や会社は稼げないちゅうことである。


ホント!!良い時代に向かっていると思う!!
withコロナは、清く!正しく!美しく!である。