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新卒で一人暮らしは余裕なし?家賃はどれくらいが最適なの?

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新卒で一人暮らしは余裕なし?家賃はどれくらいが最適なの?

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一人暮らしの生活費において、大きなウェイトを占めるのが「家賃」。特に新入社員の場合、部屋が気に入ったからといって、家賃をよく考えず入居するとのちのち負担になることがあります。

そこで本記事では、「新卒の新入社員の家賃はどの程度が最適なのか?」をデータなどを交えながら解説していきます。また併せて家賃や生活費の節約法も紹介します。

一人暮らしの家賃の平均(国内主要都市の家賃相場)」は?

家のミニチュアと電卓と札束
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まず、直近2020年12月時期における、一人暮らしの家賃平均データを紹介します。

<一人暮らしの家賃平均(全国平均)>
1部屋・・・5万607円
2部屋・・・5万8062円
3部屋・・・6万6052円
全国賃貸管理ビジネス協会「全国平均家賃による間取り別賃料の推移」より

上記のように1部屋(1ルーム)の家賃の全国平均は5万円弱となりますが、地域別にみると次のように事情は異なります。

<1部屋の家賃平均(高い地域)>
東京都・・・6万9288円
神奈川県・・・5万8543円
大阪府・・・5万5578円
埼玉県・・・5万3287円
千葉県・・・5万3342円
全国賃貸管理ビジネス協会「全国平均家賃による間取り別賃料の推移」より

東京都や大阪といった大都市部、またその周辺の県の家賃相場は高めであり、1部屋でも5~6万円以上の家賃が発生します。

<1部屋の家賃平均(低い地域)>
鳥取県・・・3万8261円
山口県・・・3万8292円
愛媛県・・・3万8399円
秋田県・・・3万9762円
奈良県・・・3万9918円
全国賃貸管理ビジネス協会「全国平均家賃による間取り別賃料の推移」より

一方、大都市から離れるほど家賃相場は下がっていき、上記のように1部屋の家賃平均が4万円を割り込んでいる県もあります。

新卒社会人が一人暮らしする際の家賃の目安は?

何もない空室の賃貸物件の部屋を虫メガネでのぞき込む
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一人暮らしでは、家賃の他にも食費や光熱費などさまざまな生活費が発生します。それらを考慮した上で無理なく生活していくためには、「家賃は給料(手取り額)の3分の1程度に抑えるのが望ましい」といわれています。

データとして「厚生労働省 賃金構造基本統計調査結果(初任給)」によれば、令和元年度の大学卒の初任給は 21万2000円、高校卒 の初任給は16万7400円となっています。

仮に初任給21万円の人の場合、各種社会保険料、所得税などを差し引いた手取り額は約17万円となります。この場合、17万円の3分の1となる5万6000円が家賃の目安となります。

家賃を抑えるポイントは?

若い女性が賃貸の営業マンに部屋の説明をうけている
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オフシーズンを狙って家賃を抑える

春過ぎの5月~8月は賃貸のオフシーズンとなります。この時期に物件探しを行うと、通常よりも家賃を抑えられることがあります。

<オフシーズンのメリット>
・オフシーズンには入居者が減るため、大家側が家賃を下げることがある
・家賃は下がっていないくとも、敷金、礼金、管理費などが安くなっていることがある
・価格交渉などがしやすい
・引っ越し業者などの料金相場も下がる
など

反対に新入学や新入社で引越が増える3~4月の春はオンシーズンとなり、家賃相場も高くなりやすいです。

エリアや立地で家賃を抑える

同じ都道府県でもエリアが異なると家賃相場もガラリと変わります。

東京都を例にすれば、「葛飾区」「江戸川区」「足立区」などは家賃相場が低めであり、新入社員の給料でも無理なく借りられる物件が多いです。一方、「港区」や「品川区」などは地価自体が高いため、ワンルームでも新入社員の給料では手が届かないこともあります。

また、一般的に駅から離れるほど家賃相場は下がっていくため、あえて「駅から徒歩15分、20分」という物件を狙ってみるのも手です。

条件や設備などで家賃を抑える

同じような物件でも、次のような要素が含まれていると家賃を抑えやすいです。

<家賃が安くなりやすい条件>
・築年数の長い物件
・日当たりが悪い部屋
・鉄筋より木造
・風呂とトイレ同じ(ユニットバス)、オートロックなし、冷暖房なしなど設備条件を緩くする

光熱費、通信費の節約術を紹介

都市ガスの部屋を選ぶ

中火がでているガスコンロのアップ
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ガスは、「都市ガス」と「プロパンガス」の大きく2タイプがあります。

一般的に都市ガスを選んだほうが料金が安めであり節約になります(都市ガスはプロパンガスのようにガスボンベ交換、運搬の人件費等が発生しないため安い)。

ただし、都市ガスは名前のとおり都市部に配備されており、郊外や地方では利用できないことがあります。また都市ガスが配備されている地域であっても、物件によっては都市ガスが利用できない建物や部屋もあるので注意が必要です。

省エネ家電を購入、利用法を見直す

新生活用の白い家電一式
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エアコン・テレビ・冷蔵庫などの家電は、メーカーや製品モデルによって消費電力がさまざまです。新生活家電を購入する際に、いかに省エネモデルを選ぶかもその後の電気代を左右します。

「定格消費電力」、「年間消費電力量」、「省エネ達成率」などの数値に注目し、できるだけ消費電力の少ないモデルで揃えるのがよいでしょう。

また使い方でも電力節約は可能であり、たとえば「エアコンの設定温度を1度上げる(下げる)」、「テレビのバックライトの明るさを抑える」、「機器の電源を頻繁にONOFFしない」など、日々の使い方の工夫も節約につながります。

通信費の節約

外出先でスマホを操作する女性(手元のアップ)
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スマホを使い過ぎると、重く圧し掛かってくる「通信費」。通信費は次のような工夫で節約することができます。

<通信費の節約法>
・通信料金の安いキャリア(携帯会社)、格安SIMなどに乗り換える
・普段から通信量が多い場合は、「料金定額プラン」に変更する
・普段から通信量が多い場合は、自宅に定額制の固定回線(光回線)を引き、部屋にいる間はWiFiで通信するようにする
・外出中は、駅や飲食店などの「無料WiFiエリア」での通信を活用する 

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家賃というのは生活費の中でも比重が大きく、入居後は毎月決まった額を支払うことになるため最初の物件選びがとても重要になります。

新入社員のうちは、生活費の他にも、娯楽や交友などで予期せぬ出費が発生することも多いものですので、無理のない家賃で部屋を選びたいところです。