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車の冷房の使い方で損してない?夏の燃費をよくする3つのポイント

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車の冷房の使い方で損してない?夏の燃費をよくする3つのポイント

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これから夏になり、ドライブで欠かせなくなるのがエアコン。カーエアコンを使うと燃費が落ちるといわれますが、具体的にどの程度燃費悪化するかはご存じでしょうか。

カーエアコンと燃費の関係、少しでも節約するためのコツを調べてみました。

カーエアコンの推奨設定温度は何℃?

まず、カーエアコンは何℃に設定するのがベストなのでしょう。

自動車部品メーカー大手「カルソニックカンセイ」によれば、カーエアコンの設定温度は以下が推奨されています。

<推奨温度 ※オートエアコン時>
・日本車は「25℃」
・欧州車は「22℃」

なおカーエアコンは家庭用のエアコンと異なり、設定温度を上げても、比例して燃費が向上するわけではありません。むしろ設定温度を上げるとエアコンに負担がかかり燃費が悪くなることもあります。

したがって、日本車であれば推奨温度の25℃で利用するのが賢明です。

豆知識:オートエアコンとは?

カーエアコンのAUTOスイッチを指で調整する
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オートエアコンは、ダッシュボードの「AUTO」をスイッチONにすることで作動します。

オートエアコンとは、室外/室内温度をモニタリングして、自動で冷暖房の効き、風量、風向きなどを調整し、効率よく設定温度に近づける機能のことです。

なおオートエアコンを作動させていると、夏場は自動的に「A/C」スイッチが入ることがあります(A/Cの詳細は後述)。

カーエアコンを使うと燃費は悪くなる?

カーエアコン(冷房)で燃費は悪くなる

カーエアコンの「A/C」スイッチをONにする
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ダッシュボードの「A/C」をスイッチONにすることで冷房・除湿機能が作動します。

自動車の冷房は、車の動力を一部利用してコンプレッサーを稼働させ、動力→冷気に置き換えています。したがって冷房を使えば、エンジンの回転数が下がり、その分動力を補うための燃料が必要になりますので燃費は悪化します。

一般社団法人日本自動車工業会の「乗用車の燃費」によれば、「エアコンのA/CをONにしていると、1割以上燃費が悪化します」ともアナウンスされています。
 

「暖房」であれば燃費に影響しない

逆に冬に使う暖房であれば、燃費には影響しません。理由は、車の暖房はエンジンルームの熱を再利用しているためです(ただしハイブリッド車は除く)。

冬場であってもエンジンルーム内は高熱になり、その熱を車内に取り込めますので、熱を生み出すためにエネルギーは不要というわけです。

カーエアコンを使いながら燃費を抑えるには?

1.室内の温度を下げる+外気循環モード

青いファミリーカーの助席側の窓を1/3程度開ける
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真夏は、走行前の車内の気温が60℃を超えていることもあります。そのまま冷房を使うと、設定温度に下げるまでコンプレッサーがフル稼働するため、より多くの燃料が必要になります。

対処法としては、次のような手順を踏みます。
その1:冷房をかける前に、車の窓を開け、外気で換気する
その2:エンジンをかけエアコンを稼働し、「外気導入モード」のスイッチをONにする

車内が60℃以上の場合、真夏の30℃以上の外気であっても温度差から冷却に利用できます。外気を積極的に混ぜることで、コンプレッサーの負担を軽減でき、その分燃費も改善されます。

2.車内が冷えたら「内気循環モード」も活用

カーエアコンの内部循環モードのスイッチのアップ
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ダッシュボードの「内気循環モード」をスイッチONにすると、真夏の蒸し暑い外気を遮断でき、車内の冷えた空気のみを循環させ、効率よく車内を冷やすことができます。

ある程度走行して、車内の温度が冷えた後は、この内気循環モードを織り交ぜることで燃費の向上を狙えます。

注意点として、内気循環モードをつけっぱなしにしておくと、車室内の二酸化炭素(CO2)濃度が高まり、眠くなることがあります。内気循環モードを使う場合、30分に1度程度で外気導入モードに切り替え、車内の換気を行うことが望ましいです。

3.A/CをOFFにする

究極的には「A/C」のスイッチをOFFにすれば、冷房自体が止まりますので、前述もしたように1割程度の燃費が回復します。A/CをOFFにすると冷気は出ず送風のみとなります。

初夏などでエアコンをつけるまででもないが、少し涼みたいような時には、あえてA/Cは切ってみるのもコツです。

駐車する時の工夫

軽自動車のフロントガラスにサンシェードを設
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猛暑日の炎天下では、駐車方法を工夫するのも大切です。何も考えずに駐車しておくと車内温度が急上昇し、冷却に余計な燃料を使うことになりかねません。

駐車時の対策として、次のようなものが挙げられます。

<駐車の対策>
・日陰になるエリアに駐車する
・フロントガラスを太陽の方向に向けない
・フロントガラスにサンシェードを設置する
・サイドの窓ガラスには、断熱シートや遮光カーテンなどを設置する
・ハンドルにはハンドルカバーを設置する
・窓を数センチ開けておく(ただし安全面に注意) など

真夏に車内が60℃、70℃と高温になると、冷房に負担がかかるだけでなく、車内にある電子機器などが故障する原因にもなりかねません。最悪の場合、熱による火災事故などが起きる恐れもありますので、夏の日差し対策は心掛けたいところです。

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このようにカーエアコンの冷房は燃費を悪化させる原因となりますが、工夫次第で燃費悪化を抑えることはできるので、この夏はぜひ試してみてはいかがでしょう。ただし燃費を稼ぐため真夏にA/CをOFFにするなど極端な使い方をすると、体調を崩す恐れもあるので加減には注意しましょう。