購入者の失敗に学ぶ、家を買う時に考えたい注意点や重要ポイント
一生に一度の買い物となるかもしれない家の購入、失敗したくないですよね。でも初めてのことだから、どういう点に注意すればいいのか分からないという人も多いようです。実際に購入した人の失敗例から失敗しないためのポイントを学んでみましょう。
資金やローンでの失敗と対策
家づくりの失敗では、資金・ローンにまつわる失敗が最も多いようです。
失敗例
・収入が減り、ローンを払うのが厳しい
・家の補修代などを計算に入れていなかった
・予算が少なくケチってしまい、完成した家が好きになれない
・補助金の制度を知らず、利用できなかった
対策
お金で失敗をしないためには、自分の家族にとって適切な予算を把握すること。理想の家を追い求めると価格は高くなり、予算を低く見積もると納得できない家になってしまう可能性が高くなります。理想とする家と準備できる金額のバランスを、リスクも含め長いスパンで考えましょう。また、ローンや補助金の制度についても、事前に自分で調べておきたいもの。下記の記事も参考になりますよ。
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間取りでの失敗と対策
一戸建て住宅は、30年40年と長く住むことが前提なので、家族にあった快適な間取りを考える必要があります。
失敗例
・リビングが広く、空調が効きにくい
・収納が少なくモノが入りきらない
・来客が多く部屋数が足りない
対策
間取りの失敗対策には、何人家族なのか、どんな生活をするかを具体的にイメージすることが大切です。雰囲気だけで吹き抜けなど作ってしまうと、空調が効きにくくなることも。家族揃って趣味があるなら、多めの収納が必要かもしれません。また、後から仕切って使えるよう、広めの部屋を作るという方法もおすすめです。
立地や環境での失敗と対策
住んでみて立地や周辺環境が悪い場合、自力では変えられず、最悪の場合引越しを考慮に入れなければならないこともあります。
失敗例
・学校や会社が遠い
・家の前の空き地に建物が建ち、日当たりが悪くなった
・周辺の治安や道路状況が悪い
対策
立地や場所に関する失敗を避けるには、実地調査が大切になります。周辺の環境を調べたり、会社や学校までの道を実際に歩き、かかる時間を計ってみたり。
治安に関しては昼と夜とで印象が異なることがあるので、昼と夜、両方訪ねることをおすすめします。また、隣接する空き地に建物が建つ予定があるかも業者に確認しましょう。
失敗しないための重要ポイントと事前に知っておきたい家づくりの支援策
ここまで見てきて、家を買うときに失敗しない重要ポイントは以下3つだということが分かってきました。
・事前に調べる
・計画を立てる
・足を運んでみる
どの失敗でもこの重要ポイントを押さえておけば、リスクを回避できる可能性が高くなります。中でも支援策や補助金の制度は事前に知っておかなければ損をすることもあるので気をつけてくださいね。
最後に2021年、知っておきたい国の支援策の情報をお届けします。特に住宅ローン減税とすまい給付金は、同じ住宅購入の負担軽減制度で併用可能ですが、申請方法が異なるので気をつけましょう。
1.住宅ローン減税の控除期間は13年
2.すまい給付金は最大50万円
3.贈与税非課税枠は最大1500万円
4.グリーン住宅ポイント制度を創設
家を買うときには、調べたり計画を立てたりすることが多岐にわたり、難しく感じることがあるかもしれません。そんなときはファイナンシャルプランナーや建築士など、プロにアドバイスを求めてみましょう。失敗せず、納得のいく素敵な家を購入できるよう、頑張ってくださいね。