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家計簿が苦手な人でも簡単に続けられる項目の立て方をFPが伝授! (2ページ目)

ためる 白浜 仁子

家計簿を項目別に分ける例1

たくさんのレシート
【画像出典元】「stock.adobe.com/Elenathewise」

ではここで、項目別の分け方の事例を紹介していきます。
まずは、オーソドックスに大きく月管理費と年管理費に分ける方法です。

被服費は、毎月一定額の衣類を買うという人は多くないと思いますので、年単位の項目に入れています。バーゲン時期にまとめ買いをするケースもあるでしょう。月管理にするとその月に支出が偏ってしまうため家計簿の評価がしにくくなりますね。旅行や税金の支払いなども同様です。このように、時々発生する支出を年管理にするとスッキリします。

家計簿を項目別に分ける例2

よりシンプルを意識し大きく「固定費」と「変動費」に分けるという方法もあります。
固定費は決まった支出ですので特に難しいことはありません。
問題は変動費です。この場合、支出を“何に使ったのか”ではなく、生活費や仕事、プライベートといった“何のための支出なのか”という種類別で分けていきます。シンプルでもあり、例1とは違う気付きが得られそうだと思いませんか。

冠婚葬祭はどうつける?

冠婚葬祭は、予算が立てられるものではなく、また、管理するものでもありません。必要に応じて、特別費として計上していくと良いでしょう。

定期的に見直しを

忘れてはならないのは、家計簿をつけることが目的ではなく、それを今後のマネープランにどう生かすか考え、資産形成という未来に繋げていくことが目的です。

順調に貯蓄ができているようなら良し、そうでない場合は、大きくメスを入れることが必要です。どの費目に支出が多いのか、その支出は自分や家族にとって価値の高い支出なのかを考え検討してみましょう。家計簿をずっとつけ続ける必要はないと思います。人生の節目節目で、確認して整理してみてください。

まとめ

今回は、家計簿の付け方についてみてきました。
簡単にまとめると、


です。市販の家計簿やアプリ、エクセル管理など自身がやりやすい方法で始めてみましょう。

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家計簿についてのQ&A

Q:食費を節約しようと思うと、楽しみな外食を控えなければならなくなります。何か良い方法がありますか?

A:外食を食費という項目にあげると確かにそういう発想になってしまうと思います。外食は食費ではなくレジャー費と捉えてはいかがでしょうか。そうすると予算配分が上手くいくと思います。

Q:お菓子作りが好きで、調理器具を見かけるとつい買ってしまいます。これは日用品の項目に入れてよいでしょうか。

A:ちょっとした調理器具は日用品として管理するのが一般的です。が、趣味という捉え方もできそうです。お小遣いから買っているという管理でも良いかもしれません。
 

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