一生でかかる費用は50万!?生理の貧困を解消する救世主アイテム
社会問題にもなっている「生理の貧困」。女性に毎月訪れる生理にかかる費用は、果たして一生涯でどのくらいになるのでしょうか?さらに、そのコストが削減できると話題の最新フェムテックアイテムをご紹介します。
生理の費用はどのくらい?一生涯でかかる費用は驚きの・・・
「生理の貧困」といっても、実際にどのくらいの費用がかかっているのか把握している人は少ないかもしれません。まず、基本的に必要なアイテムの価格を確認しておきましょう。
生理用ナプキン
普通用・多い日用・夜用など種類はさまざま。素材や薄さ、ブランドによって価格も違います。もちろん購入店舗によっても差があり、普通用は値引き価格になることもありますが、長時間用や夜用は全体的に高め。
昼用:1枚6~35円程度 夜用:1枚20~80円超えの場合も
生理用ショーツ
1枚700~3000円程度
薬
1~2日目の生理痛がひどく、痛み止めが必要な女性も多数。1錠約30円ほど。
これらのアイテムで平均的な年間経費を試算してみると、
ナプキン 1枚20円×1日6枚×6日間 月:720円 年:8640円
生理用ショーツ 年間2000円と仮定
鎮痛剤 月に6錠使用:180円 年:2160円
年合計:1万2800円
これらの費用が、一般的な生理対象年齢である12歳から50歳の38年間かかるとすると、トータルの費用は48万6400円になります。
もちろん個人差はありますし、妊娠出産期間中など不要な期間もあるかもしれません。
しかしその他にも、少々割高なタンポンを使用したり、お腹を温めるためにカイロを購入したり、経血専用洗剤を使用したりと、必要な費用が増える可能性もあります。多くの女性が一生涯に50万円前後も生理関連の出費として必要なのです。
生理の貧困の減少に向けた取り組みも
経済的な理由で生理に関する出費を控えることは、女性の心身の健康に大きな影響を及ぼすと懸念されています。そのため、生理の貧困の解決に向けてさまざまな取り組みが始まっています。
特に生理用品については、既に国や地方公共団体、学校での無料配布を開始。また、サービスとして飲食店や美容院など店舗のトイレに置かれていたり、ショッピングセンターのトイレには、個室の中でモニターの広告を視聴することによって生理用品が提供される機械も登場したりしています。
最新フェムテックアイテムでコスト削減が可能?
女性特有の健康課題を解決するテクノロジーや、それを使った製品・サービスが「フェムテック(FemTech)」です。最新のフェムテック技術によって、コストカットができる優れたアイテムが開発されています。なかでもおすすめなのが「吸水型サニタリーショーツ」です。
吸水ショーツは、特殊な素材と吸水シートや防水シートを組み合わせ、文字通り水分を吸水するサニタリーショーツ。ナプキン不要の便利さで話題の商品です。
洗って繰り返し何度も使用できるので、ゴミを減らすこともでき、地球にも優しく、まさにサステナブルな商品。しかも次々と高機能にリニューアルされており、今後も更なる進化が期待できそうです。
もしこのショーツを使うことで、ナプキンの使用枚数をひと月36枚から6枚に減らせたとしたら、単純計算で一生涯のナプキン代金を27万3600円分も減らすことが可能。生理用品コスト削減の強い味方です。
おすすめの「吸水型サニタリーショーツ」
もちろん吸水ショーツは購入時に費用がかかりますが、長い期間使えるのでコスパは良好。しかも、人気の高まりとともにカジュアルなブランドからも続々と発売されています。
Bé-A
5層構造のクロッチは約125mlと吸水量抜群。ボクサー型で、抗菌・防臭・防水加工されているため安心。お腹部分は2枚重ねであたため効果も。
Bé-A(ベア)シグネチャー ショーツ 03 7700円(税込)
Nagi
背面までしっかり吸水面があるホールドタイプ。吸水量も105mlと安心です。日本製の生地を使用し、国内で生産しているのもうれしいポイント。
ユニクロ
エアリズムなのでサラリとなめらかな肌触りで快適。サイズ展開も豊富です。クロッチ部分は二重になっていてナプキン併用もラク。30~40mlの水分を素早く吸収します。
ユニクロ エアリズム吸水サニタリーショーツ 1990円(税込)
GU
ショーツの形は3タイプから選択可能。身頃は綿素材を使用しているので肌触りが柔らか。クロッチは薄型の二重構造で、15~20mlの水分をしっかり吸収します。
GU トリプルガードショーツ(ハイウエストボクサー)+E 1990円(税込)
3COINS
プチプラでもしっかり4層構造のクロッチで安心。吸水量も25mlあり、速乾・抗菌加工されています。
3COINS 【HAPILUNA】サニタリーショーツレギュラータイプ 1320円(税込)
他にも生理用品を減らせるアイテムとして「月経カップ」なども話題を集めています。今後さらなる物価の上昇も予想されるなか、無料のものや自分に合った便利なアイテムを賢く組み合わせて、生理にかかる費用をなるべく抑えていきたいものですね。