引っ越しするなら2月前半までに!費用を安く抑える4つの裏技とは
引っ越しには繁忙期があり、その時期は予想以上に高くなることが多い引っ越し費用。安い時期があるのなら、その時期を狙いたいですね。中には「2月は引っ越し費用が安くなる」と聞いた事がある人もいるかもしれません。ただし、タイミング次第で高くなってしまうこともあるんです。
今回は、2月の引っ越しで気を付けるポイントについて解説。見積から引っ越しサービスのプランの選び方まで引っ越し費用を少しでも安く抑えるための裏技もご紹介します。
2月の引っ越し料金は高い?安い?
少しでも安くしたい引っ越し費用。3月や4月の繁忙期は高くなるため、その前の2月なら安いのでは、と引っ越し時期を決める方も多いようです。
実際のところ、本当に2月の引っ越し費用は安いのでしょうか。繁忙期である3~4月と、通常期である5~翌1月、2月の引っ越し費用の相場を比較すると以下のようになります。
【2人家族で同じ都道府県程度へ引っ越しする場合】
・2月の相場 :8万3686円
・通常期の相場:7万794円
・繁忙期の相場:8万8676円
(「引越し見積もり比較サイトSUUMO」調べ)
確かに、繁忙期に比べると2月の方が安いですが、通常期よりは少し高いようです。
2月の引っ越し料金が安くなる理由
2月に引っ越し料金が安くなるのは、3月からの繁忙期の前だから。繁忙期に比べると引っ越しの需要がやや落ち着くため費用が安くなります。
さらに2月は、引っ越し業者が3月からの繁忙期に向けて人を確保し、業務に慣れさせておきたい時期でもあります。雇った人を休ませておくわけにはいかないので、できるだけ費用を値引きしてでも仕事を請けようとします。だから2月は引っ越し料金が安いのです。
2月後半は要注意!繁忙期で費用は高め
2月だからといっていつでも同じくらいの費用相場で引っ越しできるというわけではありません。実は、2月後半には引っ越しの繁忙期に入ってしまうのです。
2月後半からは、4月に進学のために一人暮らしを始める人や、社会人として4月から働き始める学生の引っ越しが始まります。賃貸物件であれば月末に契約を終了する人も多く、月末に向けてどんどん引っ越しの依頼は多くなり、費用相場も上がっていきます。
2月に安く引っ越しをしたいと考えるのであれば、前半の引っ越しを計画しましょう。
2月の引っ越しをスムーズにすすめる4つのポイント
引っ越しの安い時期である2月前半に実施するためには、ポイントを押さえて早めに行動するのがポイントです。
早めに物件探しを始める
引っ越しが決まったら、引っ越し先の物件をできるだけ早く決めるようにしましょう。賃貸物件は3月に退去が増えますが、その情報が入り始めるのは2月になります。問い合わせも増えてくるので、少なくとも1月には物件探しを始めるようにしましょう。
引っ越しの問い合わせを早めに始める
引っ越し先が決まったら、すぐに引っ越し業者に問い合わせましょう。引っ越し日まで時間がある方が、作業をするスタッフや移動用トラックの調整ができるので、費用を安くするための提案もしてもらいやすくなります。
3~4社から相見積もりを取る
複数の引っ越し業者に同条件で問い合わせし、相見積もりを取ることも重要です。少なくとも3~4社に見積もりしてもらい、料金とサービス内容を比較することで、安いだけでなく満足度の高い引っ越しが実現できます。
天候や日照時間を考慮した対応を相談しておく
2月の引っ越しは地域によっては降雪で作業できない場合もあります。あらかじめ、天候不良時の対応についても相談しておきましょう。さらに、日照時間が短いことにも注意が必要です。暗くなってからの作業は時間がかかるので、早めの時間から引っ越しをするよう手配しましょう。
引っ越しを安くする4つの裏技
もっと引っ越し費用を安く!そんなときに活用したい裏技をご紹介します。
引っ越しが安い曜日を選ぶ
引っ越し費用の割引率は引っ越す曜日でも変わります。引っ越し需要が落ち着くのは週の真ん中の水曜日。日程を調整できるのであれば、水曜日に引っ越すことで料金を安くできます。
お得なパックやプランを提案してもらう
引っ越し業者によっては、世帯人数に合わせたお得なプランを用意しています。荷物が少ない単身の引っ越しなら「単身パック」を利用すれば安くなります。見積もりのとき、欲しいサービスや運ぶ家財の内容などを詳細に相談し、最適なプランを提案してもらいましょう。
時間指定のないプランにする
一般的に引っ越しは作業時間を提示して依頼をしますが、一部の引っ越し業者は日にちだけを決めて、時間を決めない「フリー便」を設定しています。引っ越し業者は1日に複数の引っ越しを行うので、空いた時間や都合のいい時間に作業できる引っ越しは費用が安くなるのです。ただし、早朝や深夜の作業になる場合もあるので注意して相談してみましょう。
運ぶ荷物の量を減らしておく
引っ越し料金は荷物の量で変わります。荷物が少なければ料金を安くできるため、予め不要なものを処分し、運ぶ荷物を減らしましょう。家具や家電を引っ越し後に購入するのもおすすめです。リサイクルショップなどで売却すれば、引っ越し費用の足しにもなります。
できるだけ安く抑えたい引っ越し費用。比較的安い時期である2月でも、タイミングを逃すと料金が高くなってしまいます。
2月の引っ越しをより安くするために、ポイントを押さえ、裏技を活用した引っ越しを実行してみてください。