「年収アップしたい」と思う人は多いはず。ですが、何から始めたらいいのかわからない人も多いでしょう。そこで今回は、年収が高い人の特徴や習慣の共通点、そこから学べることなどを紹介します。きっと、高収入へのヒントが隠されていますよ。

高年収ってそもそもいくらから？

実は、高収入という言葉に定義はありません。ですが、一般的には年収800万円以上の層を指すことが多いようです。国税庁によると、年収800万円以上の人は、給与所得者全体の10%ほど。平均年収は458万円、それ以下の人が約90%なので、年収800万円はなかなかハードルが高いことがわかります。

また、高収入と似た富裕層という言葉にも明確なラインはありません。が、金融資産保有額が1億円以上の人、もしくは年収2000万円以上の人を、富裕層と呼ぶことが多いようです。この年収2000万円の人は同じく国税庁の調査によると、給与所得者のわずか0.6%です。

参考：国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」

年収が高い人の特徴と共通点はコレ！

年収が高い人は、仕事ができる人とも言えるでしょう。さっそく、年収が高い人の仕事のやり方・取り組み方での共通点を見ていきましょう。

ポジティブな性格

収入の高さとポジティブな感情は、関連性があることがわかっています。高収入の人ほど、自信に溢れ、行動力・決断力があり、多くの人が難しいと感じることに対しても、積極的に取り組めるようです。

参考：＠DIME「高収入と自信の強さに関連性、米国心理学会報告」

時間管理がうまい

年収が高い人は、時間感覚が優れている人。限りある時間を、有効に使う方法を考えています。そのためスケジュール管理がうまく、仕事が早い傾向にあります。締め切りや待ち合わせに遅れたりすることもありません。

数字に強い

年収の高い人は、数字に強い人。お金の流れを理解し、利益を生むことができます。歴代の元首相の中でも有名な田中角栄氏は数字に強く、コンピューター付ブルドーザーと呼ばれていました。

早起き

夜型の人と比較すると、朝型の人の方が年収が高いというデータがあります。年収400万円未満の人の中で、朝型は約3割。これに対し、年収900万円では5割、年収1400万円では6割が朝型でした。朝の時間を有効に活用し、仕事の生産性を高めているのです。

参考：PRESIDENT Online「なぜ年収1400万以上の6割が"朝型"なのか」

定期的に運動している

厚労省の調査によると、運動習慣（週2回30分以上）のない者の割合は、年収600万円以上が最も少なくなっています。また、アメリカでも運動習慣がある人ほど、高収入というデータがあります。仕事のパフォーマンスを上げるには、健康な体も重要なのです。

参考：厚労省「平成30年国民健康・栄養調査結果の概要」

勉強を欠かさない

会社員へのアンケートによると、「仕事以外の時間に勉強している」と答えた人は、年収2000万円以上で69.2％、年収500万円台で41.2％。高収入な人ほど、読書や資格取得などで勉強をしているようです。時代が激しく移り変わる中で、自身のスキルアップも欠かさずに行っていることが分かります。

参考：PRESIDENT Online「年収2000万vs500万学習法比較」

まずは型から入るのも手？明日からできること10選

「守破離（しゅはり）」という言葉があります。これは武道などの練習法に対する言葉で、師匠の型を真似、改良し、自分のものとするまでの過程を表すもの。なりたい像が明確であれば、真似=型から入るのも、意外な近道でしょう。そこで、高収入の人の特徴を踏まえ、明日からでもできることを10個まとめてみました。簡単なことばかりなので、高収入を目指す人はぜひやってみてください。

①「でも」「だって」を言わない
②背筋を伸ばす
③早寝・早起きをする
④ネットを見る時間を減らす
⑤コンビニに行く回数を減らす
⑥時間を守る
⑦ToDoリストを作る
⑧週2回のジョギング
⑨自分の支出入を確認する
⑩本・新聞を読む

①～⑩までできるようになれば、もっとハイレベルなことにチャレンジして、少しずつ収入アップを目指しましょう。そして自信がつけば、収入の高い業界や企業に転職するのもいいですね。また、起業もおすすめです。ポジティブに効率よく、健康的に高収入を目指してくださいね。