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国内宿泊・旅行はホテルのサブスクが使える!気になる料金や選び方

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国内宿泊・旅行はホテルのサブスクが使える!気になる料金や選び方

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近頃は、ホテル宿泊利用向けのサブスク(サブスクリプション)が続々と登場しています。3日や5日などの短期プランを用意しているサブスクや、高級ホテルに泊まれるサブスクなどもあるので、ちょっとした旅行や出張などにも活用できます。

「ホテルのサブスク」はたくさんありますが、気になる特徴や違い、選び方、そして月額料金などについて解説。またおすすめのサブスクも紹介しますホテルのサブスクを活用して夏休みの旅行を計画してみてはいかがでしょう。

ホテルのサブスクとは?

バスローブ姿で目覚める女性
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ホテルのサブスクとは、定額料金を支払ってホテルや旅館などの宿泊施設を利用するサブスクリプション型のサービスです。対象となっているホテルの中から好きなホテルを選び、毎日ホテルを渡り歩くような生活を楽しむこともできます。

「3日・5日などの短期プラン」「泊まり放題プラン」「長期滞在プラン」など、多彩なプランを用意しているサブスクもあり、ちょっとした旅行から本格的なホテル暮らしまで、使い道はさまざま。特に「ホテルを使う回数が多い」「さまざまなホテルに泊まりたい」という人におすすめです。

また、当初ホテルのサブスクは、月額プランにより「月に何泊まで」というスタイルが多かったものの、最近はさらに進化し、月額によって提供されるポイントを貯めて好きな時にまとめて使用する新しいスタイルのものも登場しています。自分の都合に合わせ、柔軟なホテルの楽しみ方ができるようになりました。

ホテルサブスクの選び方や違い

両手を上に向け比較する仕草をする女性
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ホテルのサブスクといっても、サービス内容や料金設定はさまざま。自分のライフスタイルに合ったものを選びたいところです。ここではホテルサブスクの選び方のポイントを解説します。

一拠点型?多拠点型?

ホテルのサブスクは、一拠点型と多拠点型の大きく2タイプに分けられます。

一拠点型:指定した1つのホテルのみに宿泊できるタイプ
多拠点型:好きなホテルを選び、渡り歩けるタイプ

一拠点型は、同じホテルに連泊するので、チェックイン・チェックアウトの時間を気にすることなく腰を落ち着けて過ごしたい方向けです。多拠点型は、気分転換にさまざまなホテルで過ごしたい方、各地を旅しながら利用したい方などにおすすめです。

最初はお試しで安いサブスクを利用してみるのも

ホテルのサブスクには、月額料金1万円以下で利用できるサブスクもあります。初めてホテルのサブスクを利用する方などであれば、最初はそうした料金の安いサブスクで様子を見てみるのもおすすめです。

ただし、月額料金の安いサブスクの場合、「宿泊可能日数」が少なく設定されていることが多く、1カ月に数日程度しか利用できないことがあります(ただしプラン変更や有料で日数追加をできるサービスもあり)。

ホテルの質、豪華さなどで選ぶ

高級ホテルのロビー
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泊まれるホテルの「質」でサブスクを選ぶというのも1つの方法です。一般的に月額料金が高いサブスクほど利用できるホテルの質も高くなります。中には高級ホテル専門のサブスクも。

たとえば「帝国ホテル サービスアパートメント」は帝国ホテルに長期滞在できるサブスクです。一流ホテルである帝国ホテルに滞在できますが、その分料金は高めで、5泊コースで約15万円~、30泊コースは約40万円~となります(レギュラーフロア、2023年6月時点)。

利用可能なエリアで選ぶ

利用可能なエリアは、以下のようにサブスクによって異なります。

・東京、大阪・名古屋など都市部のホテルのみ利用可能なサブスク
・特定の地域に特化したサブスク
・全国各地のホテルが利用可能なサブスク
・全国各地&海外のホテルが利用可能なサブスク
など

「このエリアでホテルを利用したい」「出張でよく行くエリアで利用したい」などの事情がある方は、利用可能なエリアを確認した上でサブスクを選びたいところです。

2名での利用時は、同伴者の宿泊が可能か確認

ホテルのサブスクは、本人1名のみを想定したサービスが多めです。

家族や恋人、友だちなど、2名(もしくはそれ以上)で利用したい場合は、「同伴者の宿泊が可能か」「料金体制はどうなるか」「割引制度などはあるか」などの点をよくチェックした上で選びましょう。中には同伴者1名が無料となるサブスクもあります。

ホテルのサブスクおすすめ4選

ユースホテルに入っていく2人のバックパッカー女性
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ホテルのサブスクには沢山の種類がありますが、その中でも特におすすめのサービスを4つご紹介します。

HafH(ハフ)

「HafH(ハフ)」は、月額9800円(税込)の定額料金で、国内外1000以上の宿泊施設を利用できるサブスクです。「OMO3東京赤坂 by 星野リゾート」など質の高いホテルに泊まることもできます。

HafHでは「HafHコイン」が毎月300コイン付与されます。このコインを使って宿泊しますが、ホテルによって必要なコインの枚数は異なります。例えば、このコインをすぐには使わずに貯めて、翌月以降に多くのコイン数が必要な高級ホテルに泊まるといった使い方も(足りない場合はお金を払ってコインを追加することも可能)。

コインは月をまたいでも消滅しないため、忙しい月などはホテルを利用せずにコインだけ貯めることもできます。後で一気にまとめて使えば自分だけのご褒美旅を満喫することも。

HOSTEL LIFE

「HOSTEL LIFE」は、全国22都道府県31カ所の宿泊施設が利用できるサブスクです。対象の宿泊施設はユースホテルやゲストハウスなどの「ドミトリー」が中心であるため、1人旅をする方などに特におすすめです。

お試しパスは月額9000円(税込)で、月に3泊まで宿泊可能です(利用しなかった場合は次月に繰越も可能)。長期滞在向けには「二拠点パス」や「ホステル暮らしパス」といった上位プランも用意されています。

unito

「unito」は、全国の物件に手軽に住めるサブスクです。ホテルだけでなく、マンション、戸建て、シェアハウス、カプセルホテルなどさまざまな物件が選べます。

月額料金は物件に応じて定められており、「10日滞在」「20日滞在」「毎日滞在」など1ヶ月の滞在日数によっても変動します。物件を利用しない日に他の宿泊者へ物件を貸し出すことで料金を安くできる「リレント」と呼ばれる独自システムを採用しているのも特徴的です。

たとえば「月曜~金曜は都内に住み、週末は実家で過ごす」といった使い方もできます。

SANU 2nd Home

「SANU 2nd Home」は、大自然の中に用意された宿泊施設で2拠点生活ができるサブスクです。軽井沢、八ヶ岳、山中湖など、都心から1~3時間の距離のエリアに10拠点61室を用意。オシャレなデザインの施設内には高速wifiやワークデスクも完備されているので、大自然を味わいながらリモートワークなどをしたい方に特におすすめです。

料金は月額5万5000円(税込)で、平日であれば何度でも利用できます(1滞在あたり3300円(税込)の清掃費が必要。また週末は別途1日5500円~(税込)の追加料金が発生)。

以上、ホテルのサブスクについて紹介しました。

ホテルのサブスクは、2拠点生活やリモートワークだけでなく、全国を転々とする「旅行」でも活用できます。上手く活用すれば毎日さまざまなホテルを楽しみながら旅することもできますので、今年の夏はホテルのサブスクを利用した旅行を計画してみてはいかがでしょう。