無骨な台車がお洒落なトロリーフラワーカートにDIYで大変身!
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監修・ライター
あちこちに花が咲く季節。“わたしの家にも花を飾りたい!庭に置きっぱなしのあの殺風景な台車、じゃまなんだけど、花を置けないものかしら?”
こんなとき頼りになるのがカリスマDIYerのゆぴのこさん。アドバイスをもらいに行ってきました!
無骨な台車を見て、ゆぴのこさんが提案してくれたのは、なんと「トロリーフラワーカート」。
こんな味もそっけもない実用一点張りの台車が「トロリーフラワーカート」にほんとに変身させられるのでしょうか???
では、作り方の手順を聞いてみましょう。
トロリーフラワーカートの作り方 1)木箱を作る
「まずは台車に被せる木箱を作っていきましょう」
材料は1cmほどの厚みのラワン合板を使います。底の部分になる大きめの板1枚とサイドの板4枚(ここでは2枚でワンサイド分にする)。組み合わせるときに当て木として使う角材も用意します。
台車のサイズに合わせてカットしてください。底板には、取っ手を通す縦長の穴1カ所と水はけ用の穴2カ所をノコギリで穴を開けます。
サイドの板は細長い板を2枚継ぎます。間に少し隙間を作りたいので、板をはさんで、端に角材をボンドで接着。(両端に置いている板は押さえ用)
底板に角材付きのサイドの板2枚を釘を打って取り付け、もう2枚は角材なしで、そのまま釘で取り付けます。これで箱が完成!
トロリーフラワーカートの作り方 2)色を塗る
外に置くものなので保護剤(茶系)を塗り、一日かけて乾かします。
次に白のペンキをサッとひと塗り。「べタッと塗らないで、かすれたように塗るのがコツです」
なるほど、この辺がテクニックですね。
トロリーフラワーカートの作り方 3)ステンシルする
さらにいい感じにするためにステンシルします。
好きな言葉を好きな字体でプリントアウト。それをカッターで切り抜きます。
箱の好きな位置にステンシルした紙をマスキングテープなどで固定。アクリル絵の具(100円ショップにあり)をスポンジ(キッチン用でOK)につけて、ポンポンと上から押していきます。
「絵の具がつきすぎないように、初めに新聞紙にポンポンして絵の具の量を調節するといいですよ」
わあ、すてきに仕上がりました!
さらに使用感を出すためにオイルステイン(木部用着色剤)で汚します。
できた箱を台車に被せると、ほら、このとおり!
花を入れると、まあ、なんてすてき! これがあの無愛想な台車だったなんて、信じられない!
木材が余ったので、これも使えないかとゆぴのこさんに欲張りを言ってみました。
「じゃ、ステインもできるようになったことだし、サインピックを作っちゃいましょう!」
わー、その発想はなかった! 楽しそう。
サインピックの作り方 1)パーツをペイント
余った木材を好きな形にカットしてペイント。「サイズや形はあえてバラバラにしてもいいですよ。一色じゃなくて、いろいろ色を変えてもかわいいです」
サインピックの作り方 2)ステンシルする
それぞれ好きな言葉をステンシルして、アクリル絵の具でポンポン。「アンティークリキッドで汚すと、さらに味が出ていいですよ」
さすがです!
サインピックの作り方 3)組み立てる
角材にパーツを釘で取り付けて完成! 地面に刺す時は先を尖らせましょう。
ほとんど使い道がなかった台車が、アイデアとセンスでこんなにラブリーなトロリーフラワーカートになるなんて、さすがにゆぴのこさんです。今回買ったものは木材だけ。2000円もあれば大丈夫。
これ、もともと台車だから動かせるところがグッド! 見せたい場所に自由自在に移動~♪ このトロリーフラワーカートが一つあるだけで、庭のイメージがグンとアップしちゃいました。サインピックまで作れて、大満足!
好きなものを自分で作るDIYはお金も節約できて、何より生活を生き生きしたものにしてくれます。