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結婚式で両親へ感謝を上手に伝えるには?

0円でかなうコト 佐野 桜子

結婚式で両親へ感謝を上手に伝えるには?

BLENDA

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結婚式の準備をしながら、心に浮かぶのは家族との楽しい思い出。家族写真を見返しては、小さなころから大切に育ててもらっていたのだと、今さらながら気付くことも多いはず。「結婚式できちんと両親へ感謝を伝えたい」と思っている新郎新婦のために、どうやったら上手に伝えられるのかを、福岡で活躍のウエディングコーディネーターの佐野さんに聞いてみました。

両親に、結婚する今こそ「ありがとう」と伝えたい・・・。準備で心掛けることはありますか。

花嫁と父

「まず、何よりも大切なのは上手にご両親を頼ることですよ」と佐野さん。両親に心配をかけないように、また、自立した姿を見てほしいと思う気持ちから、両親に相談しないでふたりで何もかもを決めようとしてしまう新郎新婦が意外と多いのだそう。

でも、両親世代はそのような子どもたちの様子を少し寂しく感じているそうですよ。佐野さんによると「新郎新婦ご本人たちにとって晴れ舞台なのはもちろんですが、それはご両親にとっても同じこと。本当の意味で子育てが終わる節目です。そんな大切な日を迎えるにあたり、親として責任もありますし、支えてもあげたい。資金援助だって考えているかもしれません」と。

上手に頼りながら一緒に準備をすることが、親が子へ伝えたいことを受け取るきっかけになるようですね。

結婚式で使う写真選びは、家族で思い出を語りながら

思い出の写真

おすすめは、プロフィールビデオなど、結婚式で使う写真を家族で一緒に選ぶこと。小さい頃からの思い出を紐解きながら、今の新郎新婦と同じくらいの年齢だったご両親がどんな思いで子供に愛情を注いできたかを知れたとき、自然に「ありがとう」という気持ちが湧いてきます。

感謝の言葉をたくさん言葉にしながら、結婚式までの時間を過ごすことができれば、それもまた家族にとってのかけがえのない時間に。特別なお金はかけなくても、それこそが両親への大切なギフトになりそうです。

両親と回想の時間を持つことで自分が「愛されていた」と深く実感できたとき、新郎新婦が心から満たされて大人になると、佐野さんは感じているそうです。そうすると、結婚式当日も大切なゲストはもちろん、スタッフの方や係りの人への気遣いなどが変わってくるとか。本当の意味で「大人」になったふたりを見ることが、両親にとっては何よりも嬉しいこととかもしれませんね。

新郎新婦から両親へ感謝状を。さらに両親から「贈る言葉」のサプライズも!

そのほか、両親へ感謝状を贈ったり、手紙の交換をするのも良い方法です。さらに、佐野さんから新郎新婦には内緒で準備をするサプライズを教えてくれました。

結婚式の中で新郎新婦から両親へ感謝を伝えるシーンはあっても、逆に両親から新郎新婦へ言葉を伝える機会はなかなかありません。だけど、子育てを卒業する両親だって、これからのふたりに伝えたい「贈る言葉」がきっとあるはず。そんな言葉を伝える場をつくるのもひとつの親孝行と、佐野さんは考えています。

佐野さんのとっておきのサプライズは、プロフィールビデオの最後に両親や家族からの直筆メッセージをこっそり入れておくこと。見慣れた文字で綴られた思い。感動する新郎新婦の姿を見て、両親もきっと喜んでくれるはずですし、その言葉は、ふたりにとって何度も読み返す”人生の宝もの”になるでしょう。

結婚式当日に、感謝の気持ちを伝える家族だけの時間をつくる

ベールダウンの光景

かつては自宅で白無垢にお支度した花嫁が、両親に向かって三つ指をついてご挨拶をするのが当たり前だった時代がありました。しかし現代は、式場での花嫁支度がほとんど。両親とゆっくり向き合うような時間をとることが難しくなってきました。

そこで、例えばチャペル挙式のベールダウン。母親が花嫁のベールをおろす儀式には、「花嫁の無事と幸せを願う」「母親が手伝う最後の身支度」という意味がありますが、これを参列者の前でするのではなく、控室で家族だけで行うように佐野さんは手配することが多いそうです。結婚式前の、家族だけになる貴重な機会に、母から娘へ、娘から母へ、気持ちを伝えあうことができます。もちろん、お父様やご姉妹が行っていただいてもかまいません。

時間にしてほんの一瞬ですが「いつもは言えない大切なこと」を伝えるタイミングをつくること。これも、両親のことを思いやるかたちのひとつと言えそうです。

母と

両親へ贈り物をしたい。どんなものがおすすめですか?

両親へのプレゼント

出典元:BLENDA

このように、新郎新婦の気持ちや行動で両親に感謝を伝える方法はほのぼのと温かいものですが、追加費用を払って両親への感謝を伝える方法もあります。

最近の注目は「メモリープレイ」。これは新郎新婦の半生を、実際に役者さんたちが演じるもの。まだ幼い頃や、学生時代、社会人になってからなどを本人に似た役者さんが、家族しか知らないエピソードを再現するので非常にリアル。両親にとっては子どもの頃の息子や娘に再会できた気持ちになり、思い出が走馬灯のように蘇ります。

この費用は約20万円~。

さらに、互いの思いを伝えあうギフトもおすすめ。あらかじめ好きなものや花の種類を聞いておいて、結婚式当日に両親に贈る新郎新婦も多いのだそう。最近では、日用品としては少し高価なマイ枕を贈られた新郎新婦も。

記念になるものを贈って感謝を表現するのも素敵ですし、両親がどんな気持ちでいるのかを汲んで寄り添うのも、大切な親孝行です。なにかと慌ただしい結婚式の準備期間を、両親の思いに気付く貴重なきっかけとして、大切に過ごしていけたら素敵ですね。

下の写真は、新婦のお母さまがご家族のことを想いながら刺したという、北欧刺繍でディスプレイしたウェルカムボードと受付のテーブル。見るだけで、温かな気持ちになれますね。

思い出の品をエントランスに

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